2013年8月30日金曜日

8/28水曜日 全国セミナー打ち合わせ4日目

Hola! ケイジです。

今日のペレスセレドンは暑いです。陽射しがキツイです。ちょっと散歩しただけで汗がにじみます。こんな日は・・・
「口が閉まらん・・・」 by カルラ
ではなく、
「コーラが美味しい!!」 by カッファレル(左) & カタリーナ(右)
コーラが美味しい~♪
ガンバルンバ~♪♪♪
佐藤くんとアンドレス、朝のひととき「今日は日本のアニメ(ワンピース)のTシャツじゃないねぇ~」
カルラは会議の前に軽くリハビリ。
マリに腕折られるなよ~。
本日の朝礼では、昨夜モルフォの事務所で繰り広げられた「ビリビリいたずら」の動画を見て、笑って一日元気に頑張ろうということで、急遽プロジェクターが用意され、上映会が始まりました。
ゲラのスサーナとマタ
ウエンディにもバカうけです
エルナンの笑顔がイイね、ダボもニヤッ!
本人までも大爆笑です
「ビリビリいたずら」の詳細は帰ってからお知らせしますね。所詮イタズラですが笑えます!

今日は全国セミナーの打ち合わせの前にルイスエルナンから「2014年の活動計画」の報告がありました。
これはコインディス(全国の障害者連合組織)から助成を受けるために作成し提出しなければいけません。
メリとハリ。始まったらみんな真剣です!
全体で14項目あり、全国集会後の参加者のフォローアップや行政機関と連携した自立生活運動の普及と宣伝活動(年に5回予定)、ピアカウンセリング、介助者育成研修(年に2回)などが含まれていました。
しっかりした計画ですね。

いつもお隣りに座るスサーナとウエンディ。家も隣の仲良しです。

カルロスはお尻の調子が悪いので今日はベットに寝転んで参加してます。
年間計画を聞いているだけで、モルフォがしっかりと自立生活センターの役割をしていることがわかりました。
そんなミーティングの中、オジちゃんがテーブルに雑誌のようなものを置いて行きました。何だろうと不思議に思っていると、隣のスサーナがその雑誌を広げて見せてくれました。
2月の全国集会の写真が載っています!!
あっ!メインのメンバーも写っていますよ。
日本でもよくあるフリーの情報雑誌です。載せてもらうにはお金がかかりますが、モルフォは毎回無料で自立生活運動の活動を載せてもらっているそうです。すごいね。

活動計画の後は、今日サンホセに帰る若手のホープのアンドレスくんから皆に提案がありました。介助者を集める方法や運動をしていく上での資金集めなどの方法をアンドレスなりに考えて発表していました。
「日本のアニメが大好きなんだ。僕、日本に行きたいよ~」と話してました。
家族の元をはじめて離れて過ごした5日間は彼を大きく成長させたと思います。目の輝きも変わったし、皆と話す言葉数も増えました。そしてIMASで大臣の前で話したように、しっかりと自分の意見を皆の前で話すようになりました。
あまり日本では感じることが少なくなりましたが、このように海外で支援していると自立生活運動は「人の人生を大きく変えるもの」だと実感します。僕は本当に素晴らしい仕事に携わっているのだと嬉しく思いました。

午前中最後の打ち合わせは全国セミナーについてです。
サンホセメンバーのカルロス、カルラ、アンドレス、アレックスが今日の昼過ぎにバスで帰ってしまうので、これが佐藤さんを含めた最後の打ち合わせになります。
今日はモルフォ・ポロシャツできめました!
スーパーで「あんた何しに来てるの?」と聞かれて、胸のモルフォのロゴを指したら
「Si (はい)」とわかってもらえたそうです。
モルフォの知名度、上がっています!!
まずは全国セミナーに向けての心構えとやる気の確認です。
・これから2月の全国セミナーまでの半年間が勝負所。無茶苦茶いそがしくなるが、本気でやる気はあるか?
Si (はい)
・一生懸命、前向きな気持ちでやってください。
Si (はい)、もちろんよ~
このように、みんなで本気で2月の全国集会に取り組む覚悟を確認できました。
コスタリカで介助制度が作れそうな素晴らしい流れが来ていることを再確認し、全国セミナーの成功が多くの新しい仲間をうみ、モルフォとディッツがこれだけの企画を実施できることを、政府や国会議員にみせることができると話しました。
またこの成功が翌年の活動をさらなる大きなものにすることも確認できました。

この後は、早急に決めなくてはならないことについての確認です。
・昨日決めたタイムスケジュール(4つのフェイズ)を、具体的に9月~2月中旬までの表に書き出す。何をいつまでにしないといけないかを明確にする。
・サンホセでの会場の確保(会場が決まらないとその後の日程が決まらない)
この2点をまずは考えなくてはいけません。
会場の確保についてはサンホセに拠点を置くDITSUのメンバーが担当することになりました。
その後は全国集会までに具体的な準備は何があるのかの確認です。
①全国セミナーのプログラム
②総務(書類関係の作成、議事録などいろいろ)
③お金集め
④PR(マスコミ対策、ホームページ、Facebookなど)
⑤参加者集め
⑥介助者集め
⑦宿泊、会場、アクセス関係
やることは本当にたくさんあります。
けれど皆前向きです。
それぞれに自分ができることを探していきます。
みんなそれぞれに役割分担をし、全国集会に向けて全力で頑張ります!!
開催場所がサンホセのためペレスにいるモルフォのメンバーはサンホセとの行き来が多くなり、泊まり込みになることもあるかもしれないと話しても
Si (はい) もちろんですよ~
みんなの本気を感じ取れました。頑張れ!全国集会!!
準備の過程もプレイベント的に月に1度くらいは取り上げられることが望ましいことや、参加者集めで全国でミニ・セミナーを開くこともイイかもしれないと話し合いました。
どんな全国集会になり、どんな新しい仲間が増えるのか今からワクワクしますね。

ここで全国集会の打ち合わせは終わり。

全国集会、成功させるぞ~!
バンザーイ!!
みんなで記念撮影をしました。良い笑顔、成功間違いなしです。

お昼休憩をしていると、昨日IMASの大臣との会談に参加してくれたIMASペレス地区代表のウィルベルトさんがモルフォの事務所を訪ねてきてくれました。今日サンホセに帰るDITSUのメンバーに会うためにです。

すっかり仲良しです

モルフォのメンバーとも話し込んでいます。
自立生活運動に本当に協力してくださる素晴らしい方です。

そろそろサンホセのみんなが帰る時間です。
カルロスは日本でBIGINのコンサートに行きたいそうです。
「日本に呼んでね~」と言ってました。
アンドレスとカルロス
二人仲良く、少し離れたバス停まで向かいます。



カルラは座位が安定しないのでタクシーでバス停に向かいました。
サンホセとペレスという少し離れたモルフォとDITSUですが、お互いに協力して素晴らしい全国集会を開催して欲しいと思います。
コスタリカのリチャードギアさん
DITSUのメンバーが帰った後に事務所に訪れたのはコセミゲルさん。モルフォの新しいメンバーですが、事情によりなかなか事務所に来ることは難しいそうです。

今日はマイノルとジゼルの家に招待されていました。
もともと、モルフォのメンバーと色々話そうということだったので、夕方から二人のお家にお邪魔しました。
家の上に看板があるので、お店かと思いました。
ゆったりとくつろげるステキなお家です。
マイノルは車椅子から落ちて腰を打ち、しばらく安静にしなくてはいけなかったので、今日は久しぶりに会うことができました。
金曜日以来、5日ぶりのマイノル。
背骨が硬直しないように医者から安静にするように言われています。
ここでは、今回の訪問で佐藤さんが感じたことや、モルフォのメンバーがこれからどのような考えや戦略で自立生活運動を進めていくのかなどが話し合われました。
みんなが自分の気持ちをさらけ出し、素晴らしい意見交換になったと思います。
ジゼルは全国集会は大変なものだとずっと思っていたそうですが、佐藤さんに話を聞いて自分たちがやりたいこと、楽しみたいことを形にするだけだと気持ちが楽になり、考えがまとまったようです。
スサーナは4月以降の新体制になり、モルフォの雰囲気も変わり、若い世代のカルロスやスサーナに色々な場面でみんなが機会を与えてくれていることに感謝し、そのことで自分自身がエンパワメントされていると感じていました。
バンケーキとパンとコーヒー。
コーヒーはカフェネグロ(ブラック)でよろしく(by ケイジ)
ルイスエルナンが
「リーダーである自分は完璧ではない。だからこそお互いに支え合いながら進んで行こう」
「私たちは同じ夢を追いかけている」
「モルフォの一員でいることができることに幸せを感じている」
と話していました。
みんなが語るすべての言葉が心からのもので、胸に突き刺さりました。
みんながお互いに見えない部分を理解し合い、支え合って仕事をしていると感じました。
モルフォは本当に素晴らしい自立生活センターになっていると思います。

さてここからはゴハン・タイム!
ジゼルが用意してくれました。今日の献立は海老ピラフとサラダです。
なんでか??変な顔の僕。
ジゼルの料理はやっぱりおいしいですね。
ワインはマイノルのいとこが作っているそうです。すごく度数のきついサングリアみたいでした。美味しかったですよ~。
ワインの入れ方にこだわりのあるダボ。
けど、メインのソムリ男のコタが見たら怒りそうですね。
ゆっくりとした、穏やかな時間が流れました
ということで今日は終わって行きそうな雰囲気ですが・・・

ここからは、マイノルとジゼルのお家の大公開です!!
まずは寝室


キングサイズだそうです。それでもジゼルは狭いと愚痴を言っていました。
マイノルはたまにベットから落ちるとジゼルが言っていましたが・・・。押し出しているよね??
二人の愛のベット。素敵な思い出がいっぱいです。
あっ、やっぱり気になりました?!あの人形?!
マイノルとジゼルの子供、パキータちゃん女の子です
ジゼルとマイノルの間で毎日一緒に寝ているそうです。本当の赤ちゃんなら踏みつけられていないか心配ですが・・・。
介助者達はパキータちゃんのことを恐れているそうです。特にマタくん。
リビング
リビングのオーディオセット
キッチン
二人の家の前の通りはバス道のようでかなりの交通量があります。
結構な数のバスが目の前を行き来していました
けれど夕方になると一変
真っ赤な夕日


二人で夕暮れ時に寄り添って、玄関先のパルコニーからこの景色を眺めるのがお気に入りだそうです。
これからもお幸せに!!パキータちゃんもね。

さて「JICA草の根技術協力 コスタリカ2013第2期訪問」のブログを これまでご覧いただきありがとうございました。
たぶん今回の訪問のブログは今日で最後となります。
佐藤さんは「余力があれば今回の訪問のまとめでも書こうかなぁ~。まぁ、ないだろうなぁ~」
と言っていました。

では「アスタ ルエゴ~」 ケイジでした。