2015年4月6日月曜日

コロンビアからHOLA! ②メデジン編 その1

HOLA!らち姉です。コロンビアに来て、約2週間が経ちました。
この前のブログでは、ボゴタのことを書きましたが、3月28日にボゴタからメデジンに移動したので、今回はメデジンのことを紹介したいと思います。


メデジンの空港に来ていた大型タクシーだけでは、みんなの荷物が乗せられないことが判明し
急遽別のタクシーも使って、ホテルに到着。
(専門家の皆さんは2年間の生活用品を持ってきているので移動は結構大変です。)

移動日が土曜日で、当直したのが夕方だったため、この日はゆっくり夕食。
移動には、JICAコロンビア事務所スタッフのダビッドさんも同行してくれました。

赤ワイン&イケメン(ダビッドさん)に大満足の奥平さん
ダビッドさんは北海道に住んだ経験があるそうです。
冬が寒くて、部屋の洗濯物が凍っていたと言ってました。


次の日は2年間住むことになるメデジンの町の様子を車で見て回り、
気になるところがあればバリアフリーチェック!
メトロも乗ることがあるかもしれない、ということでメトロへのアクセスもチェック。
※メデジンのメトロの駅は、ほとんどが高架になっています。

まずはホテルにいちばん近いIndustriales駅のエレベーターをチェック!
日本のエレベーターと構造が違います。
 ドアについているボタンを押し続けると、エレベーターがゆっくり降りてきます。
やまちゃん「ドアは手動で開閉だよ~」
 乗り込んで、ドアを閉めたらボタンを押すのですが、押し続けなければいけません。
指を離すと、そこでストップしてしまいます。しかも、ドアがある面は内壁が無いので、
壁に触れるとセンサーが反応して、エレベーターがストップしてしまいます。
何かわかんないけど、息するのも慎重になってしまいました。
指が痛くなりそうなくらいギュッと押さないと反応してくれません
ちなみに、エレベーターがついている駅は数か所です。
エレベーターの付いていない他の駅には、昇降機がついています。
駅員さんは来てくれないので、自分でコントローラーで操作します。

使い方を覚える奥平さん


スピードはめちゃゆっくり。これもボタンを押し続けなければいけません
 
 やっと駅に到着。すると駅には、駅員さん以外にPOLICIAと入った服を着ている人が。
この人は、駅に来た人をサポートしてくれます。
正式な警察官ではなく、徴兵期間中の人が配置されているそうです。
なのでピストルはもってなかったです。

※コロンビアには徴兵があります。18歳になると、全員ではないですがランダムに選出されます。
金銭的に余裕のある家庭は、選ばれた場合にお金を払えば徴兵免除になりますが、
そうではない家庭の男子は徴兵に行くことになります。期間は12か月~24か月。



今日は日曜日のためほとんどのお店が閉まっています。日本では考えられないね~。
閉まっているお店の前には屋台のお土産物屋さんやアクセサリーのお店が出てます
 お昼ご飯を食べようかとうろうろしていると、車いすにのっている女性を発見!
上條さんと山ちゃんが早速話しかけます。
※お二人はスペイン語がペラペラです。

この女性、生まれつき脊椎の神経に障害があるということでした。
今回は、メデジンで陸上競技の全国大会に参加するために来たそうです。
付き添いは、お父さんでした。

彼女の住んでいる地域は、プロジェクトで訪問する地域であることがわかり、連絡先を交換していました。今後もつながりが持てるといいなぁ~。



昼食後は、プロジェクトの事務所に行ってみることに。
ただし今日はビルが閉まっているので、外から確認するだけ。
事務所はセントロと呼ばれるエリアにあります。

事務所があるビル

入り口には人がたむろしている・・・・
ここで私、注意を受けました。
「スマホとかここで出さないで。あぶないから」と。


えっ!?スマホ出したらあかんくらい危ないの???
とその時は思っていたのですが、徐々にわかってきました。

コロンビアには政府が決めたエストラートという階級があります。
これは個人を対象にした階級(カースト制など)とは違い、居住地域を対象にした階級制度です。
階級は1から6まであり、数字が大きくなるほど高所得者が住むエリアになります。

エストラート5や6のエリアは、道もきれいで車いすでも外出できます。
女性一人が夜に歩いていても危険はほとんどない、と言われました。

逆にエストラート1や2は危険が多く、私のような外国人女性はエストラート1には決して入ってはいけないと言われました。
エストラート5や6で育った人は、エストラート1や2に行ったことのないまま大人になる人もいるそうです。もしどうしても行かなければいけない状況の時は、タクシーなどを使い、そのエリアの道は歩かないそうです。(襲われるリスクを少しでも減らすため)

また、エストラートは治安の問題だけではなく、生活費にも大きく影響しています。
エストラート5や6に住む人からは水光熱費の費用や税金を高く徴収します。(金持ちだから少々高くても払えます)
エストラート1や2に住む人は水光熱費などや低くなっていて、そこの不足分は高所得者から得た分でまかなう、という形になっています。


ちなみに、私が注意を受けたプロジェクトの事務所があるセントロはエストラート2でした。
事務所から徒歩2分のところにあるメトロの駅までみんなで行ってみましたが、
ホームレスが多く、その中には麻薬中毒者もいるということでした。
私はスペイン語が聞き取れないのでわからなかったですが、あとから上條さんに
「すごい汚い言葉のヤジが飛んでいた」と聞きました。

「ここなら写真撮っても大丈夫だよ」と言われたのが、
事務所近くにあるアンテオキア美術館の建物。この建物の中からなら大丈夫ということでした。

セントロには面白いものがいっぱいあったのですが、写真は撮れず。


セントロ周辺の町の様子

エストラート2のエリア
 



 また別の日には、山ちゃんにメトロに乗ってみましょうと誘ってもらい、奥平さんとメトロに乗りました。エレベーターと昇降機を使って駅まで行き、駅構内も昇降機でおります。
かなり時間がかかります(・・;)
かなりきれいです。メデジンにきたらメトロに乗ることが観光になっているらしい
ホームと列車の隙間があり、前輪が落ちないように注意が必要です。
Acevedo駅で降りて、駅から直結でロープウェーに乗ることができます。
もともとは山の上のほうに住んでいる人の通勤用に作られたそうですが、観光の1つにもなっています。

住宅地の間を縫うようにロープウェーが走っていて、かなり上まで続いています
私たちは、ロープウェーに乗ったままUターンして駅に戻ったのですが、
窓から見る町の様子はホテル周辺の様子とは全く異なり、急な坂道に家がみっちり建っています。
災害が起きた場合、エストラート6や5の復旧が早く、エストラート1や2や最後になると山ちゃんが教えてくれました。

そんな話を聞きながら、このエリアにあるコートで楽しそうにサッカーをしている少年たちが印象的でした。


                        
来週からは奥平さんの仕事が本格的に始まります。
また介助者の目処もたったので、次回はそんなことを中心に報告しますね。
                       




                         ☆今回のおまけ☆

コロンビアでは、爪切りは自分でしないそうです。
つめの手入れをする人がいるから、美容院でやってもらうか家に呼んできてもらうか、らしいです。
介助者に爪切りはお願いするつもりだったけれど、そういう文化ならやってみよう!ということで、出かけ先で美容院を発見し、飛び込みでつめの手入れをしてもらいました。

ネイリストよりも真剣な顔の奥平さん
 出来上がって、つめを見ながら嬉しそうにしている奥平さんが一言
「わたし、ネイルしてもらったの初めてなの」

え~っ!?そうだったの??
結構いろいろ経験している奥平さんの初体験。だからあんなに顔が真剣だったのか。。。



                        ☆さらにおまけ☆

 スーパーに売っているカップケーキ。色があり得ないくらいカラフル。1個90円なり。 



 

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