2014年2月16日日曜日

スクレ研修 2日目


どーも、皆様お久しぶりです。
久々のブログ担当のこたです。

昨日のちょっとこじゃれた雰囲気のムラらんのブログの通り、ボリビアにやってまいりました!
4000m級のボリビアの首都ラパスですっかり高地にやられて、頭痛が止まらない最悪の初南米上陸でしたが、ちょっと標高の低いスクレの街に移動した途端めでたく復活!
すっきりとセミナーに臨めて良かったー。

さて、今日はセミナー2日目。本日1日セミナー三昧!気合入れて出発!

私達の宿泊しているHOTEL LA POSADAからタクシーで約15分、


これがHOTEL LA POSADA.
おお、格式ありそうな外観!

中庭めっちゃきれい!
ランチが有名なんだって
 
セミナー会場のVilla Boribvariana(ビリャ ボリバリアーナ)に到着。

なかなかきれいな建物ですね。

ラテン特有のんびり気味の集合ですが、参加者も集まってきたしそろそろセミナー開始ですな。
今日の一発目は、フェリサの講義「自立生活センターの組織」

フェリサ・ラモス!
 
一通り自立生活センターの役割や目的の話をした後、同じ地域で2人組にして、「自分達で自立生活センターを作るとしたら何が必要か?」というテーマで話し合いをしていました。

そして5分後、話し合いの結果を発表!

まずは場所探さないとなー
支援者もいるわよねー
正直お金も必要だと思うわ
いやいや、センターの名前決めてないし!
ちゅうか、差別ばっかりやがな!
何とかしてくれや~
バリアフリーの運動もせんとなー
エンパワメントも必要だと思うの
介助者のこと忘れてるでー
と、いろいろな意見が活発に出てきていました。いいぞ、フェリサ!

その後、フェリサ自身がどうやってセンターを作ったかを話をしていました。

おお、めっちゃ話上手やん、フェリサ!
 
しかし、なぜか話の途中で休憩に突入し、休憩明けはあまりの天気の良さに、みんなで外に出て青空セミナーとなりました。

めっちゃいい天気!
ここの方が気持ちいいわー
 そしてフェリサに続いて、かどちゃんがメインストリームの歴史の話をしました。
昔懐かしい創立当時の話や震災バブルの話をしていました。

 
めっちゃ爽やか

続きましてガリの自立生活センターの運営の話、のはずですが、予想外にフェリサの話が長引いて微妙な時間になったので、ガリの話は後回しにして、とりあえず昼飯タイム!

一曲はさんで~
 
ランチタイム。
開催中は昼食夕食つきのこのセミナー、意外とおいしかった昼食を食べつつ、とても小奇麗なこの建物がなんだか気になってきた…

ということで折角ですので、昼食休憩中にここVilla Borivarianaのセミナー会場を紹介!

 まず入口。

交渉の成果!
 
どうもスロープ設置の要望をしていたらしいのですが、昨日来ると歩道からスロープがついてる!!ボリビアメンバー大喜び!だが惜しい、最後の入口が段差がある…

詰めが…
でも何かセメントの素のような袋が…
きっとここにも何日か後にはスロープがついていることでしょう。

 そして入口をはいって、

きれいなエントランス

右に曲がると、


セミナー会場到着!




会場に入って左を向くと、Cocina(食堂)!


 
右を向くと、セミナー会場!

 
後ろから
一応、同じ会場なんですが、しっかりと別れている様子。
ちゃんと食事は左側でね!

 さて、そんなこんなで昼食が終わって、昼からは延び延びになったガリの「自立生活センターの運営」の講義。
 
ガリー ネルソン!太った?

日本で勉強したことをしっかりと講義していました。
お金も大事だなー、ということも話していましたね。いろいろとキャンペーンをやっているようです。
ガリの地元のポトシにも自立生活センターを作ろうとしていて、どのように作っていこうかという話をしていました。
そして、講義の最後にはどっかでよく聞いたセリフが…
「この仕事は金持ちにはなれません。でも心がリッチになります」
世界中に広がっています!
 
その後、またもやかどちゃん登場。

自立生活センターの仕事は、一般的な9001700の仕事とは違うんだよ、という話や、介助サービスが出来て、国から介助料が入ってくるようになってきたので、自立生活センターの運営資金が出来たり、介助者という新しい仕事が出来た、という話をしていました。

続いて、ヘラルドの「介助者がどう組織されるのか?」の講義。

おちついてるねー
 
自立には介助者が必要だが、有料の介助、ボランティア、親兄弟党ありますが、どういう形がいいか、という話になりました。
いろいろな意見が出てきましたが、介助者はやはり有料がいいという話とその理由をみんなで話し合いしました。そのあとは、介助者の役割や性の介助についての話をしました。

その後は、スクレで介助ボランティアをしているネルソンくんの経験の話をしました。

イケメン

介助に関しても日本でも聞いたような問題があるようで、どこの国でも同じなんだな、と思いました。
結局有料、ボランティア、親兄弟のどの介助タイプがいいのか、今後どうしていくのかという話がしっかりできていないので、翌日にもう一度確認をすることになりました。


そして、最後の講義はアルミンダの「障害者のエンパワメント」でした。

よっ、代表!
 
自分がどのようにこの活動に関わるようになったか、という話をしました。
障害者になって家にいる頃に、いきなりフェリサに誘われ、怪しみながらも外出するようになり、そのうちにフェリサの団体の活動に関わり、日本に研修に来て、さらに自分がエンパワメントされた、という経験談をしていました。自分の昔のやんちゃなころの話をするのが嫌だったのですが、その部分も正直に話しできたり、死にたいと思っていたのが、もう思わなくなった、というふうに変わった、という話をしていました。

その後、大ちゃんが日本の障害者エンパワメントの手法として、ILPやピアカンを使ったりして自立につなげていく方法を話していました。

メイン相談支援の父
 
こうして、今日一日の講義が終わりました。

そう、今日は日本で研修した4人がそれぞれ発表をしたんですよね。

もともと、ボリビア側が計画していたのは日本人が各講義を行う予定でしたが、2回目のセミナーということもあり、今回はボリビアのメンバーが主に講義し、日本側がオブザーバーとして話をする形式を取ることにしました。

そして今日、彼らがしっかりと自分の国の障害者に自立生活のことを伝えているのを見て、何というか、嬉しくなってしまいますね。

 ボリビアに来て思ったのですが、ラパスもスクレも坂が多くて本当に車いすで移動するのも困難な国なんです。

山の上まで家、家、家

でも、ボリビアの障害者は元気だし、フェリサやアルミンダの「Nueve Esuperansa」を見てると、これからいろんなことをしていく希望に満ちあふれた、なんというか元気さや勢いを感じました。

 明日あさってとセミナーは続きますが、ボリビアの自立生活運動がさらに発展し、自立生活センターが出来て、環境が厳しいからこそどんな障害もがあたりまえに生活できる国になってほしいなー、と思います。

 いやー、でもまさか自分が南米に来るなんて思わなかったなー、と夜更けの感慨に浸りながら、今日のブログは終わりにしますね。

今日の写真は、写真センスが限りなくゼロに近い私に変わって、センス抜群ムラらんにお願いしました。連日ありがとうございます!

今日もしゃれてるね!
 

あ、ちなみにボリビアもやっぱりラテン系!

ラテン系の夜と言えば…ダンスと歌ですよねー。
今日は夕食前から宴が繰り広げられるのでした…

フェリサ&アルミンダ
スクリーンが一瞬でカラオケに!
ラモス熱唱!

さぁ、まだまだラテンのノリは続くぞー、気合い入れていこうっと!
ではまたー、こたでした。

くつろぐ日本人チーム
 

 

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