2011年3月4日金曜日

カザフスタン紀行② 今日はシンポジウム

こんばんは、カザフスタン2日目を迎えました。
ただいま0時48分、日本は3時48分、まだだれか事務所にいるかな…なんて考えてながら打ってます。

気候は寒さも和らいだのか、慣れたのかわかりませんが、なんとなく昨日よりもマシなような気がします。それで零下ですけどね…

さてさて今日は、9時半から15時半までカザフスタンのいろんな団体の障害者が集まってシンポジウムが開催されました。

8時にホテルを出発して、開催地のKIMEP大学へ向かったのですが、ホテルからはアルマティ市の南端と北の端ということで結構な距離があり、しかも朝の通勤渋滞に巻き込まれ到着したのがほぼ9時半!
途中の風景
ソニー発見!
初日に載せれらなかったので、これがカザフスタンリフト車!
5台装備、ハイエースの負け…


しかしまぁ、なんだかんだで始まったのは10時くらいになったのですけどね…
写真でお分かりの通り、なんだか学会でも開催されそうなちょっと僕たちの慣れている雰囲気ではないなか、シンポジウムが始まりました。
うーん、慣れない…

ではスケジュールに沿って、写真を交えてご紹介!

まずは開催者やJICAのご挨拶。
昨日紹介したキルギスの今井さん。
なんと中西さんの介助もしていたのが判明。

そして、次に登場したのが我らが沖田専門家。
軽く自立生活の説明をした後は、海外では抜群の爆発力をもつ畑(前)専門家の1日の暮らしのビデオの上映です。
専門家の貫録!

大ちゃん、何だか堂々と発表してて、ちょっと本物の専門家みたいやったよ。
質疑応答の時になぜか僕もちょっと発言しちゃいましたけどね…

で、次は主催者のカシェさんのプレゼン。
わかりにくいけど右から2番目がカシェさん
アルジャーンという団体を立ち上げて、これからいろいろと頑張っていくとのこと。
おっと、このコンビは…
こぎれいにスーツ着てます。
続いては、真砂子・奥平先生の日本の障害者運動の歴史と現状について話をされました。
僕は初めて奥平先生の話を聞いたのですが、理路整然としたプレゼンで、逆にすごい新鮮で良かったなー。わかりやすかったし。
ちょっと遠目から


で、昼休みに入りました。
昼ごはんは学食で食事。チキンヌードルスープとメキシカンチキンだったんですが、あっさり味でOK!今回のカザフで初めてほっとした食事でした。
チキンヌードルスープ最高!
学食内にて

午後の最初のプレゼンは、懐かしのパルハット・ユスップジャノフ君!
彼は今、ジゲルという若い障害者の団体の代表をしているのですが、その団体の話とカザフの視覚障害の現状、そしてカザフスタンTRYの話をしました。
マジメか!


発表の時の彼は、日本での研修時には見たことのないまじめーな感じでした。

続いて、カシェさん同じくJICAのピアカンの研修で来日経験のあるウケイさん(キルギスタン)の発表がありました。
発表と関係ないけど、結構かわいらしいっすよ。
キルギスからカザフまで3時間半だって。近っ!


最後にイマナリイエブさん(カザフスタンの障害者の重鎮?)からカザフスタンの障害者の現状についての報告がありました。
これも遠くてすいません。中央の方です。

カザフスタンは現状は50万人の障害者(人口の3%)がいて、101個の施設があり、1500個の障害者の教育施設があり、それぞれ21000人と34000人をカバーしてるそうです。
あと、差別禁止条約の話もしていて、カザフスタンは日本と同じような状況で、署名はしたけど、まだ批准はしていないそうです。

このような感じでこのシンポジウムは終了しました。

印象は、どの分野の障害でも、運動のリーダーシップをとる人が少なく、連携も取れていないな、と感じました。
カザフスタンの国自体は発展していて、途上国ではないと思いますので、ぜひこれから障害者の施策もうまく進むように活動していってほしいな、と思いました、

さて、シンポジウムが終わった後は、カシェさん、ウケイさん、パルちゃん、ケンジェ、通訳のアリアさん、JICAカザフスタン、JICAキルギスタンの方々と、ショッピングモールのフードコートで夕食&酒盛りを始めました。
緑の瓶はビール…
実はワインも空いてます

なんとなく久しぶりにジャンクなものを食べ、みんなでわいわいして過ごしました。

今日はこんな感じの1日でした。
明日からいよいよセミナーです。
15人ほど当事者が参加するそうなので、しっかりいろんな考えを伝えていければいいな、と思います。

ではでは、また明日会いましょう。コタでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿