2011年3月7日月曜日

カザフスタン紀行⑤ セミナー最終日!

こんばんは、すっかりブロガーの小谷です。

今日はついにセミナー最終日!

すっかり暖かくなってきて(といっても0度くらいですが…)、春は近いようです。
3月末には雪も溶けて、カザフスタンも春を迎えるそうです。
もう1か月遅かったら、過ごしやすい気候だったみたいですね。

さて、最終日の今日も13名の方が参加されています。

今日もこんな感じでスタート

まずは、最初に4~5人のグループに分かれてのディスカッション。

撮影許可でました。こんな感じ。


各グループの様子


 テーマはずばり「自立」。
ディスカッションの発表等を聞いていると、多くの人が「自立」の考え方についてよく知っていて、こちらが話しようとしていることを先に全部行ってしまうくらいだそうです。
「ジゲル」のメンバーもよく自立の理念をわかっているそうで、パルハットやケンジェもしっかりと日本で学んだことを伝えているようですよ。



続いては、世界に広がりつつある「A DAY OF HATA(畑の1日)」の上映です。

一同絶賛!

いつもながらの大ウケ。すべらんなー、畑(前)専門家。
見た人に感想を聞いてみると、
「最高です」
「家にこもっている障害者にぜひ見せたい」
「かザフスタン中央TVで放送して、障害者だけでなく健常者にもみんな見てほしい」
「今度障害者の人の為の映画を作るのですが、その記者会見にこれを流したい」
と、絶賛のアラシ。
畑くんのカザフスタンメディアデビューも近いようで、すっかり「世界のハタ」ですね。

午前中のプログラムはこれで終了して、昼休憩。
だが、専門家に休みはなく、昼休みの間に地元大手新聞社「アルマティイブニングニュース(現地名アルマティの夜)」と「アルグメンティ イ ファクティ」の2社からの取材を受けていました。

中央通訳アリアさんを挟んで右専門家、左取材者
どうやら奥平、沖田両専門家が畑(前)専門家より一足先にメディアデビューしそうです。


それからすぐに午後のプログラム開始。
昼からはまず、奥平さんの日本の障害者運動の歴史と現在を話されました。
奥平さんもすべらんなー。

シンポジウムでの発表の内容を少し縮めた形での話でしたが、日本も以前は制度も整っていなかった、という話を聞いてカザフスタンの状況と似ていて、興味を持ったようです。

そして畑くんのビデオと奥平さんの話を聞いて、どう感じたかを再び4~5人のグループに分かれてディスカッションしました。

その報告では、バリアフリーや自立生活運動の伝達、統合教育、障害者雇用の促進などをカザフスタンで進めていきたいという話がありました。


それを踏まえて、いよいよ総まとめとして奥平さんと大ちゃんが今回のセミナーに参加してくれている人は大変意識が高い、けど本当に大事なことは、本気で一緒に運動する仲間を集めて、それを実践することが重要である、という話をしてました。
確かにこれを少しずつでも実践していければ、カザフスタンも少しずつ変わっていけると思うので、本当にカザフスタンの障害者がネットワークをつくって社会をかえていってほしいですね。

率直な感想は、今回のセミナーに参加したカザフスタンの障害者達は、こうしたい、という理想はあるけど、できるかどうかは半信半疑という感じがします。

大ちゃんが言ってたのですが、アジアのほかの国々でも本当にハングリーで本気で交渉やデモをしていって、どれでようやく少しずつ変わっていっている、のでカザフスタンの障害者も本気で変えようと取り組んでほしい、と。


そうして3日間にわたるセミナーは終了しました。

JICAのセミナー終了証をひとりひとり手渡して、その後恒例の記念撮影。


修了証書を書く専門家

で、証書の授与と最後の挨拶



恒例 最後の記念撮影


プチ団体撮影あれば
個人もあり
















奥平・沖田両専門家に参加者からお礼の言葉や別れの挨拶があり、別れていきました。
両氏とも、じっくり話もできたしいい流れで出来たのではないか、ということを言っておられました。


さて、明日は実質的には最終日。

予定ではパルハットとケンジェが所属し、今回のセミナにも多数参加してくれた「ジゲル」を視察し、その後今回の主催者カシェさんが観光をしてくれるそうです。

明日はその報告およびお世話になった方の紹介・総まとめをお届けしたいと思います。

それでは今日はこの辺で…
残りわずかですが、明日もよろしくです。
コタでした。









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