2011年7月24日日曜日

TRY後の事務所

今、TRYが終わった事務所で何をしているのかをおつたえします。
とりあえず、今年はナーダムが特別だったため、休みも例年と違い1週間もありました。
その間は、事務所閉まっていたので、実質は18日から動き出しました。



さて、大きくやっていることは、4つです。
1つずつ、簡単ですが説明します。

①TRYの報告書の作成。
この報告書は、協賛してくれた企業や協力して暮れた団体、政府関係に提出するために作っているものです。どのように書いたら良いのか、アベラさんに相談しながらみんなで作っています。
意外と大変な作業みたいです。。。

②介助プロジェクト
これまでの政府との話し合いの中で、介助制度が必要だということをCILがずっと言ってきました。そこで政府が出してきた提案は、「1年間やってみてください」というものでした。
具体的には、一年間1つの指定団体につき9人分の介助料を出すので、その中で実際に介助を派遣してみて、報告をあげてほしいというものです。9人というのはゲルレなどの軽度障害者も含まれています。ただ、一人一人の介助料は大したものではなく、到底自立などできるようなものではありません。
そこでバヤールたちは、窓口期間である労働福祉局の職員と協力して、9人分の介助料を使って、重度障害者3人の介助料とILPなどの活動のために使うようです。もちろん、政府自体にはことわりを入れずににやるようですが、バヤール曰く、そうしないと話が進まないということでした。この計画を進めるためには、まず9人のメンバーが必要ですが、この制度を受けるためには条件があります。それは、今政府から障害者に対して出ている「家族に対して出ている介助料」を受け取っていないことです。ほとんどの障害者がそのお金をあてにして生活しています。そのため、今もらっている人が返納することはあまり考えられないようです。あと、このプロジェクトに参加してもらうのに大切な条件があります。それは、バヤールたちがやろうとしていることを理解し、賛同してくれる人でないといけないということです。特に、自分の介助料を提供することになる軽度障害者は、自分のお金を他人にあげるわけですから、ちゃんと理解している人でなければ難しいです。現在は重度障害者3人と軽度の障害者3人は決まっています。あと、3人は今いろいろと探しているそうです。僕は心配で大丈夫かとバヤールに聞いたら、「何とかなると思う」と答えたので、まあ大丈夫でしょう。
あと介助者ですが、僕が帰った後にTRYのボランティアを集めて説明会をやるみたいです。夏休みの間は良いですが、学校はじまってもうまくまわせる介助の仕組みを考えていかないといけないと思います。

これは、とても重要なプロジェクトなんで、ぜひ成功してほしいです。いや、絶対成功してください!!

TRY後初のスタッフ会議

③日本での研修
これまでに、バヤールやゲルレが日本へ来て、メインストリームで研修を受けたり、さまざまな経験をしました。これから一緒にやっていくメンバーも同じように、実際に見たり聞いたりする経験が必要だということと、何より自分たちが見てみたいということで、日本に来る計画を練っています。それは、イギリスの財団から5人分の飛行機代を出してもらうというもので、はじめは飛行機代だけで大丈夫かということでしたが、メインストリームにはすばらしい宿泊設備が整っているから問題ないということで、今計画書などを作成して今週中には送るみたいです。Universal Progressのメンバーから、ズラスとアベラさんが決まっていますが、その他の3人はまだ決まっていません。ちなみに、今回は、行ったことない人ということなので、バヤールとゲルレは外れています。
もし、決まれば年明けぐらいに日本に来ることができるかも!?
まだ決まってませんが、楽しみですね!!

もちろんバヤールもやってます
④伝道師
今回のTRYで、ウランバートル市内はもちろん、ウランバートル以外にもたくさんの障害者団体があって、それぞれがいろいろな活動をしていることがわかりました。そういった人たちに自立運動の考え方を伝えて、仲間を増やしていくことが、これからモンゴルを変えていく力になるのではないかということで、市内市外のさまざまな団体に対して、セミナーを開いていくみたいです。イメージとしては、中米で畑くんたちがいろんな町を回ってやっていたことと同じ感じです。
今年の12月の国際障害者週間に大きなセミナーを開きたいので、それまでにできるだけたくさんの人たちに伝えたいと考えています。ちなみに担当はズラスです。
アベラさんはやさしくアドバイス

めっちゃ長くなってしまいましたが、けっこうパソコンに向かってやる仕事が溜まってるみたいで、あんまり写真はありません。。。すいません。



最近の事務所はちょっと静かです。
モンゴルはナーダムの後地元に帰ることが多いみたいで(お盆の帰省みたいな感じ)、TRYに参加した障害者もボランティアも長期で田舎に行ってるみたいです。そのため、事務所だけじゃなくて、ウランバートル自体の人も少ないように思います。まあ、車も少なくて快適ですけどね。
みんな、僕が帰る頃にはジワっと帰ってくるんじゃないでしょうか。

ボランティアもちょくちょく来はじめました


余談ですが、最近、ズラスが車の調子が悪いということで、車を売っちゃいました!
大事な機動力だったのに、大丈夫なの!?

というわけで、ズラスはバスで通ってます。


愛車を売却・・・これからどうすんの?


「ティーモ モンゴル!!」

僕が帰った後、8月3日からズラスとアベラさんが、床擦れのため入院します。
と、会議のときに発表がありました。
と共に、退院は12日だから19日に大事な会議をしましょうということも発表されました。

なんでそんなにはっきり決めることができるのかというと、
基本的に10日で必ず退院させられるみたいです。

もし、手術してもだいたい血さえ出ていなければ、
ちゃんと傷がふさがってなくても出されるそうです。

僕も去年入院しましたが、10日目で出されていたら・・・・



日本で良かった。



「はっぴーばーすでー おれ」by  агы

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