2011年7月30日土曜日

パキスタン訪問記3 パンジャビ州庁&パンジャビ中央大学


こんにちは。佐藤です。
今日は盛りだくさんの一日で、メチャメチャ楽しかったよ~
パンジャビ中央大学で、学長と生徒のみなさんと記念撮影


●パンジャビ州庁訪問。

午前中はパンジャビ州庁を表敬訪問しました。

パンジャビ州議会の議長さんと20分くらい話をしました。
日本はなぜ介助制度をつくったり、交通機関のバリアフリー化などが実現できたのか、それは当事者が運動を展開したから、というような話をしました。



ちょっと驚いたのは、
議長が
「障害は障害者にあるのではなく、社会にある。社会が変われば住みよくなる」
と言ったのです。
これはまさに国連障害者の権利条約の基本スタンスである「社会モデル」の考え方です。
それが出てきたので驚きました。

左から二番目の人が議長
顔がDPIの尾上さんにそっくり。

みんなに記念品を頂きました。
話し合いの後は「議場見ますか?」ということでちょっと見学。
議員は300人以上いるらしく、メッチャ広いです。
でも、車イスでは入れません。
 
議場のあとは州知事さんの部屋にもおじゃしました

この人が新しい州知事

州庁の正面で記念撮影
9月からダスキン研修生として来日するリズワンのお父さん、お兄さんがここで働いており、
議長との面談を調整してくれたようです。




●パンジャビ中央大学で講義!

本日訪問したパンジャビ中央大学とパキスタンでも大人気のきりやん。
赤い壁はムガール帝国時代から続くラホール伝統の色だそうです。

午後は、昨日に引き続き大学に講義に行きました。

昨日は女子大と聞いていたので、胸踊らせて行ったのですが、ほとんどが先生方で、「あれ?シャフィック話が違うんじゃないの?」という流れでした。

しかし、本日のラホール中央大学は本物の学生さんが沢山いましたよ。

会場はこんな感じの大ホール



最初に自己紹介をしていったのですが、廉田、桐間、松島君がみんなおおうけ。
緊張した雰囲気の会場があっという間に大爆笑の渦となりました。
廉田の話に学生は手を叩いておおうけ。


きりやんは停電のネタをパキスタンの言葉で言うのです。これが訳わらかないのですが、なぜかどこに行っても必ずうけるのです。
松島君はパキスタンで女に間違われたこと、男に告白された話などをして大爆笑。最強のメンバーでした。
 
まずはシャフィックがマイルストーンの歴史と活動を熱く語る

その後ろで、悠然と高血圧の薬を飲む廉田。(ここで飲むか)

いつものように畑君の自立生活の様子を撮したDVDを見せて、そのあと質疑応答。
質問がどんどんでます。

質問をする学生さん。
男はほとんどがヒゲはやしているのでおっさんにしか見えません。
女性は全員、民族衣装のシャルワールカミーズを着ています。
たたずまいがめっちゃ綺麗なんです

たとえばどんな質問が出たかというと、
・畑君のビデオには家族が映ってなかったが、家族はどこにいったのか?
・障害者はどうやったら自立できるかわからなかったが、畑君のビデオを見ていまわかりました。
・日本はどうやって障害者のサービスができたのか?
・どうして日本の障害者は元気なのか?

こういった質問に順番に答えていきました。

こちらの学生さんはものすごく積極的です。
躊躇せずにどんどん質問するし、話をしていても反応がすごくあるんです。

マイルストーンで研修した学生に修了証を授与。

日本とちょっと違うなと思ったのは、良いことを言うと、すぐにみんなが拍手するんです。
たとえば、
・松島君が「パキスタンのフンザはすごく綺麗な町だった」というと「パチパチパチ~」
DVDの中で畑がボウリングをやってストライクを出すシーンが写ってるのですが、そこで会場は大拍手。
・「パキスタンの社会を変えるのはパキスタン人、パキスタンの障害者の役割です」と言ったら大拍手。
という感じなんですね。
素直な人たちだな~と思いました。

2時間半くらいやったのですが、メッチャ楽しくてあっという間に終わりました。
  


 終わってからは、学生さんたちがよってきて、僕たちをパチパチ写真撮るのです。
パンダ状態。

撮られるだけではつまらないから、一緒に写ろうと誘うと、ちょっと恥ずかしそうにしながら並んでくれました。

この二人は学生さんじゃないのですが、勢いで。

その後も待っていて話しかけてくれたりして、素直でかなり人なつっこい人たちなんです。
メチャメチャ良い感じで、日本人はみんな好きになると思いますよ。
素朴で、素直で、人なつっこい、そういう学生さんたちでした。

講義が終わってから生徒さんも一緒に全員で記念撮影

●夜

夜は、事務所にバンドがやってきてパーティでした。

左上が正面玄関で、ここは吹き抜けのロビー。
ここでガンガンやるわけです。

それがものすごい大音響!
コンサート会場にあるようなどでかいスピーカーをロビーにセットして、そこでガンガン音楽鳴らすのです。

日本でこれやったら、5分以内に近所中の人たちが苦情を言いにやってきますね。
パキスタン人は受け入れ広いです。




このサイズいらんやろ

音楽が始まれば、やっぱり躍り。
中米の研修生が来たときは定番ですが、
パキスタン人も好きでした。
今夜のPARTYを企画したマイルストーンのメンバーのウマルさん。
歌う弁護士。

この人は歌う大学教授。心にはいつも音楽。

ここできりやんが大ブレイク!
圧倒的な盛り上げを展開したので、写真でご紹介しましょう!

マイルストーンのミキちゃん(うちの利用者のミキちゃんにめがねが似てるから)と二人で踊り出しました!

ガンガン踊ります! 


圧倒的なパフォーマンスを展開! 
これまで全然笑わなかった障害者まで爆笑へ!

おっと!いつの間にかマイクを握ってボーカルになりきってます!
パキスタン語知らないのに、熱唱中!




歌の後は、リックジョー(きりやんオリジナルのキャラクター)
に変身し、「ハサミ」の物まね。
しかし、これが全く受けず! 残念!
という感じで、パキスタンの夜は更けていきました。
今日は本当に楽しかったです。
明日は、よくわからないのですが、若者の集会に行きます。

最後にお知らせです。
今回のパキスタン訪問は8月1日までです。
7月31日(日)からイスラマバードに移動するのですが、
ここはネットが使えないようなのです。
その場合は、残念ながらブログの更新は帰国してから(8/2以降)となります。
あしからずご了承ください。




●おまけ


国際交流

もう一丁!

















0 件のコメント:

コメントを投稿