2011年8月4日木曜日

カンボジアから ソクサバーイテ(元気ですか?)地域の障害者まわり2日目


カンボジアからソクサバーイテ。ザッキーです

カンボジアには、怖いものがいくつかあって、
普段は楽しく過ごしてる私も、帰りたくなるときがあります。
ベスト3が
③停電、②ごきぶり、①巨大くもの揚げ物
停電はインターネットが使えなくなって、ネット作業は途中で中断、パソコンは充電で使えるので、昼間電気をつけない事務所では結構しらずに、BLOGで文書を書いて、アップを押してしまい、エラー表示とともに長時間の苦労が消えてゆきます。
停電は一日数回不定期にあり、いつ復旧するかもわかりません。
暗いところが苦手な私ですが、夜のトイレで消えたりするとちょっとパニックになります。
太陽電池充電のランプが大活躍です。
次がごきぶり。事務所も家もめっちゃいます。一日2匹ぐらいみるのはあたりまえ。日本のかなりでかいサイズで真っ黒じゃなくて、なんか首のところがちょっと茶色く首輪みたいですが、ぜんぜんかわいくないです。こそこそ逃げるのではなく、「来るんか?来るんか?」みたいに、挑戦的な戦闘態勢で私を見てきます。
そして、巨大くもの揚げ物。何でこんなものを作るかがわかりません。
地域まわりの、カンダールの帰り、サービスエリアのようなところで、売ってました。
見れないし、食べるサミスに近寄りたくないぐらいグロテスクでした。
よかったらカンボジア来た人、挑戦してください。
山積みのくも

ほんとに食べるんだ…

さて、地域の障害者まわり2日目でカンダールという、プノンペンから車で1時間のところにいました。
プノンペンCILは、重点地域をプノンペンの他にもカンダールとコップンチャムという地域にして支援しているそうです。
おだやかな農園の間の道を通って1時間ほどするとその地域につきました。

最初に会ったのはサミスが以前働いてた家電修理技術指導の就労支援校の生徒オムレットさん。
               生徒といってもサミスよりおっちゃんです。部屋は古いTVであふれています。
オムレットさんはAJUから送られた車椅子を使っています。小倉さん(AJU)こんなところにも来てはったんですね~





続いて、
ワンナ(26歳CP)日本の、お笑いコンビ
カラテカの矢部にめっちゃ似てます。
趣味は、近くの洋服工場で働くお姉ちゃん達が
帰宅するときに道のそばに出て、ながめたり、
話しかけたりすることだそうです。
妹とTVのチャンネル争いをして、お父さんに
譲るように言われたら、プノンペンCIL
ひどい!って電話しようとしたそうです。
おちゃめな感じ。今はお父さんの介助でしか
不安だけど、自立したいそうです。
お父さんは医者をしてたけど、やめて介助に専念してます。


セイレブット(19歳CP)家はまぁまぁお金もちで、お父さんはセイレブットの障害が治るようにさまざまな治療をし続けているそうです。でもCPだから当然なおりません。
本人は介助も使って外にもでたいし、いろいろしたいそうだけど、お父さんはそんな介助にお金を使いたくないし、交通費だけ月30$もらってるそうです。プノンペンCILがだしてました。)家に人をいれて、何かとられたり家の大事な物の位置とか知られたら危ないんじゃないか?とか心配してます。お母さんは介助も大変だし、入れてほしいと思ってるけど、やはり家の中を知られたくないからプノンペンから派遣してほしいと言ってます。
1時間かけてのほぼボランティアの介助はちょっと難しいので、サミスはここで介助研修をして、派遣したいと考えてますが、なかなかやりたい人もいないし、遠いので、手が行き届かない感じです。


チャントン。サミスの家電修理の教え子。以前にBLOGに仕事をしてて寂しくなったら事務所に遊びに来ますと書きましたが、こんな遠くから来てたなんて…相当寂しかったんだなぁ。一人で仕事してるから話し相手がいないそうです。家電修理の仕事は人気で会ってるそばからも、TVをもったお客さんが来ていました。





 この地域は地域に山があって、カンボジア人の遊びのスポット。土日にはたくさんの人でにぎわうそうです。
山の上に大きな寺があって、そこに行きがてらピクニックをしたり、ご飯を食べたり、ごろごろするそうです。ハンモックがあって、食事ができるまでの1時間ほどは、ほんとにごろごろしてました。





交渉とサミス達の募金活動で作ったスロープ。区役所です。


ご飯が終わると、政府(と、サミスはいってましたが、区役所?)の紹介を受けて、5人ほど会いました。
交通事故による脳挫傷

脳卒中による失語症

てんかん?倒れたそうです。こういう重度障害者にカンボジアでわりと会います










脳卒中や年配の人が多く、
一人が脳卒中後遺症の60歳過ぎのおばあさん、交通事故で脳外傷の障害者。もう一人が脳卒中の後遺症でしゃべれやすかったりれないおじさん。
 次がもともと倒体が弱かったが、5ヶ月前まで歩いていたのに倒れてから、おじいさん。体中に緊張が走るコンキ(17歳CPかてんかん?)。脳卒中の87歳のおじいさん。









知的障害の女の子。5歳ぐらいから自分での動作が難しくなって、トイレ、話す事もで
きなくなったそうです。
恥ずかしがりやで、挨拶してもはにかんでうつむいたり、笑ってごまかす感じでした。








正直、どういった支援ができるだろうという話しになりました。
まずは医療ではないだろうかと思える人たちもいて、地域の他の業種とのネットワーク作りも大切だなぁという話になりました。たとえば、聴覚障害の団体につないだり、病院やリハビリにつなぐなど。
その上でできることを探していけたらと思います。
ネットワークこれから探していこうと思います。

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