2018年7月30日月曜日

7/15~25コスタリカ訪問記、ペレス編


さて、次はペレセレドン(以下:ペレス)という町にやって参りました。
首都サンホセから霧のかかった山道をただひたすら、バスで3.4時間。
ここはコスタリカの自立生活センターmorphoのある町です。

ペレスでも、まずはセミナー。


事務所で開催

先生、TVインタビューー中

コスタリカは今がチャンス!
変わるなら今!
自立法ができた後が大事だよって話。

内容はサンホセでのセミナーとほぼ同じ。

セミナーが終われば、次の日から2日間はセミナーの振り返りと今後のmorphoの話。
より具体的な話になります。


コーディネーターたちも一緒に。




今まで何度か来させてもらった時は、介助者の遅刻問題などの話が出ていたりしたのですが、
今回はそういった話はなく、JICAの支援が終わったあと4年後の自立運営に向けての話。

morphoの行っている事業がいくつかありますが、どの事業にどれだけ収入があるか、
本当に自立運営できるのか、ホワイトボードを使ってシュミレーション。

いろんな事業を行っていますが、主なものをあげると、研修を行って得られる講師代、車椅子修理事業、マラソン大会などのイベント、クッション販売、デルバジェ輸出事業、あとは介助派遣での政府からの収入。うまくいけば相談業務も。

介助派遣や、みんなにもおなじみのデルバジェ輸出事業はなんとなく想像がつくかと思いますが、
最近やりだしたことをいくつか紹介。

まずはクッション販売。

クッション販売も項目に入っています。

あの、CMでよく見るエアウィーブ?みたいな素材。
座ってみたら結構らくちんで、買って帰ろうか悩んだ。。
 

車イス修理事業。

車椅子修理事業は、マタとリオスがおもにやっているんだって。

ダニエルの電動が調子悪かったけど、2人でパパッと修理。
教えてほしいぐらい。

会議の結果、これらのすべての事業がうまくいけば、自立運営はできる!という結論。
大なり小なり問題はあるので、解決したらの話ですが・・・
コスタリカメンバーが収入になると言っていた講師代も、今更ほんまに入るの?もっと広報活動しないといけないんじゃないの?とか、プロジェクトマネージャーのたけしも、今まで見てきて思ったことをズバッと言っていました。
結構シビアな話が続きました。
でも、今後のmorpho、またmorphoのみんなだけじゃなく、コスタリカの障害者、社会全体がどうなっていくのかという運命をわける大事なこと。

ホワイトボードに書いて、パッとみてわかるようになると、結構焦ってくるんじゃないか、今やることが見えやすくなったんじゃないかと思いました。
コスタリカの障害者の運命を背負っていると言っても過言でない、morphoの活動。
もっともっと、がんばってほしいですね!
今やるしかない!



文責:ふるかわ
 







 

2018年7月29日日曜日

7/15~25コスタリカ訪問記、サンホセ編

 
 
 
こんにちは。
今回の海外支援は中南米コスタリカ、7月15~25日の10日間で行ってきました。
メンバーは、廉田・沖田・中尾・山崎・脇英・楠・古川、
さらに今回は、あの玉木大先生が同行して下さいました。
 
 
前列狭すぎ問題&暑そうやなぁ。
玉木さんとけいじさんは、同じ日の別便。
 
さて、なんで玉木先生?といいますと、
今回、相談支援の専門家として、出向かれたのです。
井上さんが書いているコスタリカブログにもありますように、
玉木さんは約1年前からスケジュールをおさえての、初コスタリカとなったようです。
1年前からって・・・さすが大先生はちゃうなぁー。
でも、玉木先生、出発の朝にやらかしまして、飛行機搭乗ギリッギリ。
さすが大先生はちゃうなぁー。
 
 
今回のブログ初登場、玉木さん。
コスタリカに着いて、ホッと一息。
元メインストリームスタッフなんですよ。
 
さて、今回のコスタリカ訪問の目玉はいくつかありますが、大きなことでいうと、コスタリカの当事者&政府関係者に向けて首都サンホセと、ペレス(自立生活センターmorphoがある街)でのセミナー開催です。
 
まずはサンホセでのセミナーから。空港の近くのホテルの会場。
morphoから各関係機関、役所の担当者に声をかけたということでしたが、たけし曰く、今回は思ったより来なかったなぁということでした。
行くよって言っていたのに来なかった人もいるみたいで、残念。
政府関係者は少なく感じましたが、当事者はまぁ、来ているなぁと感じました。
日本大使館の方やJICA所長も来てくださっていました。
 
 
コスタリカの障害者に関わるCONAPDISという機関のペレス支部のパウラさんの話がありました。
障害者に声を上げてほしいということや、
当事者、政府、いろんな団体が協力して、同じ方向を向いてやっていこうという話。
理想は大事やな。 
 
 

空港の近くのホテルの会場。
 
 
コスタリカでは2年前に自立法が成立して、介助派遣制度が始まろうとしていています。
日本の障害者施策と同じような道をたどってきている部分もある中で、
今回は次のステップである相談支援について、日本での成り立ち、相談支援の何が大事なのかという話を玉木さんから。
 
通訳は、おなじみ五十嵐さん。

西宮の例もいれながら、ところどころ難しい話もありましたが、
一番は、ただ地域で暮らしていきたいという気持ちを大事にすること。
障害があろうともなかろうとも、どんな人でも自分らしい生き方ができるよう手助けすること。
そんな仕事・活動が、相談支援っていう名前になっているだけなんですね。
相談してきた人達に対して、たらい回しにならないシステムができることを願います。

最後は、かどっさんの講演。
これからのコスタリカとCILが運営していくためには介助派遣と相談支援が必要という話。


玉木さんのレクチャーの後、
コスタリカの当事者へメッセージ。
『やるしかないよ!』と背中を押すというか、喝をいれるかどっさん。
 
余談。
 
話終わったあと、玉木さんに並ぶ人も。

サボってるんじゃないんです。。
しゃべりすぎて、セミナーのあと倒れこんでしまった、先生
もう声もでないくらいでした。。
 
 

さて、次は場所を移動しまして、ペレス編です。
 

2018年4月6日金曜日

カンボジア”志”祭のご報告

こんにちは。カズヤです。
更新が遅くなって、申し訳ありません。

先月、無事にカンボジア”志”祭をやり遂げることができました!
みなさま、募金やチャリティーTシャツのご購入、誠にありがとうございました!!!

祭りブースの様子

祭りエンディング

誠に急ではありますが、
4月10日(火)14:00~15:30
@メインストリーム協会1Fで報告会を行います!

是非とも、ご参加下さい!

2018年2月27日火曜日

カンボジア”志”祭プレイベント

こんにちは。カズヤです。

報告が遅くなりましたが、先週の23日(金)、24日(土)で”志”祭のプレイベントがメインストリーム協会の事務所で行われました!

全体会議の様子
プレイベントの目的は、カンボジアに行くメンバーで集まって、メインストリーム協会の海外支援を学び、カンボジアの基礎知識を学んだり、メンバー同士のつながりを作るために行いました。

カンボジアの母ザッキーさんから
基礎知識の伝授です!
カンボジアメンバーとスカイプ!
このイベントを作るためには、
チームワークが必要です!

チームワークを作るために、夕ご飯はみんなで鍋をかこみました!


鍋おいしそー(^^♪

鍋食べた後は、朝6時までみんなで語りました。寝る時は、もちろん雑魚寝!!!


みんなで、カンボジアを盛り上げます!!!

2018年2月19日月曜日

カンボジア”志”祭!いよいよ来月です!

皆さん、こんにちは。数矢です。
ただ今、カンボジア”志”祭に向け、毎日準備しています!

これから、準備の様子、プレイベントの様子をお伝えします!!!
宜しくお願い致します♪

待ちに待ったTシャツも届きました届きました!

スタッフ総出で、ビラを入れています!

カンボジアのTシャツもできました!

こうきも、カンボジアで準備頑張ってますよ!

もちろん、街頭募金も寒い中やってます(^^♪


2016年11月26日土曜日

2016年11月版コスタリカ訪問記 番外編 ツアー参加人物紹介の巻

今回のコスタリカには日米をはじめラテンアメリカからもILネットワークを構築するべく大勢のCIL関係者が集いました。

というわけで、せっかくなので番外編で「かなこた」がみんなを勝手にご紹介!

こ:かなこ、今回俺らだいぶ暇ちゃう~?
か:いやいや、私たちは自立生活運動のネットワークづくりの架け橋という大事な役割がありますよ!ちゃんとコスタリカのこと知ってもらわなくっちゃね!
こ:おお、そういえば、忘れて…いや、かなこのいう通りやわ。
か:人と人の繋がり、それが自立生活センターやからね!
こ:おお、かなこ今日は何かかっこええこというやんか~
か:じゃあ、早速今回人と人を繋げに来た人達を紹介しとく?
こ:そだね、紹介しときますか。ほんまに今回なんかいろんな人おったな~
か:Vamos!
こ:Si.じゃあ誰からいっとく?
か:じゃ、日本チームから。

「チーム平下」
右:ご存知、夢宙センター代表およびJIL代表、社長こと平下耕三さん。
左:夢宙のAsでコーディネーター見習い中、イタリンこと登祐樹くん。
こ:別に社長は今さら紹介いらんかな~?
か:実は社長ってコスタリカ来るのいやが…
こ:いやいや、嫌がってたっていうのは内緒やって!
か:あ、ごめんなさい。でも、2015年のJIL総会にルイスが来た時に、今度はコスタリカに行くって約束したから、その約束を果たすために来たらしいよ。
こ:さすが、義理人情の人やね!
か:介助者は今回はイタリンやったね。
こ:そうなんよ、海外はよく来るのって聞いたら、台湾以外初めてなんやって。
か:そういえば台湾に修行研修行ってたよね。
こ:台湾マスター、コスタリカに来る、やね。

「チーム今村」
中央:メインにも何度も顔出してくれています。
STEPえどがわ代表兼JIL副代表兼DPI日本会議事務局次長の今村さん。
左:こちらもある意味お馴染み?今村さんと言えばこの人、
坊主もしくはちんねんさこと渡辺さん。
右:撮影担当、ひげ眼鏡こと田中ゆうき君。
こ:じゃあ次は今村さんいっとく?
か:電動でかいよね。
こ:そ、そうやなぁ…僕は震災の後に一緒に被災地回らせてもらった時にめっちゃお世話になったんよね~。
か:電動重すぎて、バスのリフト上がらんかったらしいよ。
こ:そ、そうなんか…電動ネタ引っ張るやん。
か:坊主、いや渡辺さんってよく見るよね。
こ:そうやな、総会の時コーヒー買いまくってくれてるしね。
か:あ、渡辺さんって前まで私と同じNOKIA携帯ユーザーやってんよ!
こ:その情報いるかな…
か:ひげ眼鏡、上手に写真撮ってくれましたね。新たな今村さんの出張要員らしいよ。
こ:何か、アメリカもネパールも行ってるらしいね。
か:ずっとビデオ回してたから、どんな映像になるか楽しみだね!

「チームほにゃら」
中央:今回初対面。障害はメインにはいないタイプのSMA。
僕と同級生の若手?のホープ斎藤さん。
左:斎藤さんとは大学の同級生。
路線図オタクで自然をこよなく愛する二宮さん。
右:紆余曲折を経て、ほにゃらのスタッフになって3年目、赤穂さん。

こ:次は斎藤さんやね。初対面何かちょっとびっくり…
か:髪型ね!ずっと気になってたの、あの髪型!
こ:BOOと一緒やったよな。いたんやね。
か:大学生からやってるから、20年来この髪型らしいよ
こ:BOOはまだまだ足元にも及ばないね…
か:っていうか、介助者の人も個性的だったね。
こ:二宮さんって、大学からの友達なんだってね。
か:斎藤さんは「つくばのエド・ロバーツ」だったらしくって、二宮さんはその時も介助に入ってたんだって、それってすごくない?(おっきい声攻撃で)
こ:お、おう、そうやな。それもすごいけど、キャラもすごいよな…
か:うっちーに似てたよね…
こ:(聞こえないふり)赤穂さんはほにゃらのスタッフになって3年目なんだって。
か:そうなんだ~。
こ:どうもほにゃらに入る前はいろいろやってたみたいだわ。詳しく聞くと色々出てきそうな…
か:そういえば、新井さんがほにゃらの講演依頼されてたから、ほにゃらともこれから仲良くなりたいね!うちの支援の事も知ってもらえたしね♪


曽田さん。
今回は海外支援に興味がありすぎて志願の参加。
こちらは正真正銘の若手のホープである。
こ:じゃ、続いて曽田さんやね。
か:曽田さんの海外支援に興味を持ったきっかけの話、良かった~
こ:確かに。伝わってきたよね。
か:フィリピンや沖縄での当事者団体での活動を通して、自分がやりたいことはまさにこれ、ILだって気づいたんだって。
こ;モルフォの活動も見て確信してもらえたはず!
か:大丈夫。またペレスセレドンに戻ってきたいって言ってたよ。
こ:そうなんやー、これからに期待しちゃいたいよね。
か:今度福岡のJILの全国セミナーで話するらしいよ。
こ:いや、かなこ福岡行き落選してるし!
か:そうだった…


「チームダートファミリー」
右:JIL事務局の盛上さん。
左:NCIL事務局のりえさん。
二人ともダートさんの家で修行した仲。
重なってはいないけどりえさんは盛上さんにとてもお世話になったそう。
こ:じゃ、続きましてこの二人。盛上さんとりえさん。
か:よく飲んでしゃべってくれましたね。
こ:何か二人仲良くて、いっつも仲良さそうにしゃべって、大笑いしてたような気がするなぁ
か:そういえば、うちのかどたのせいでコマネチさせちゃってごめんなさい…
こ:あ、いつものやつね。やっちゃってたね…
か:サミットで重要な役割を担うお二人にコスタリカの状況を見てもらって本当によかった!
こ:お、時々真面目になるね。その通り。これから忙しくなると思うけど、頑張ってほしいですね。
か:またメインストリームにも来てほしいですね。

ヒューマンケア協会介助者兼JIL事務局の富川さん。
ツッコミどころが多すぎて書ききれません。

ブログの写真撮らせて~、と言ったら、なぜか
「いやいやいや~」と拒否。
なんでやねん?

こ:続いてTOMMYこと富川さん。僕ねー、富川さんのこと気になってしゃーないんよ。
か:何で?
こ:僕のお兄さんにそっくりすぎて…
か:あー、挙動不審なところね。
こ:そうそう、っていやいや。まぁその通りなんやけど。僕も通じるものを感じてしまうんよね。
か:好きな食べ物はキャベツらしいよ。
こ:基本会話が飛ぶよね…彼、草食男子らしいね。
か:頑張れ、TOMMY!


もうすっかりおなじみ。
1.2を争うメインマニアの通訳の五十嵐さん。

こ:では五十嵐さんいきますか。
か:この人がいないとラテンアメリカに自立生活伝わらないよね、っていうぐらい。笑顔と通訳力が素敵すぎてハンパない!
こ:そうやね、ホンマにありがたいよなぁ。しかもメインの情報通やし。説明いらないから話が早いんよね。
か:これからもVamosしましょう!
こ:段々勢いだけになってきたな…
  じゃあ、続きまして日本以外からの参加者に行きますか。


マーカさん。
アメリカの自立生活運動の第一人者のうちの1人。
怪我が完治していないにもかかわらず今回のツアーに参加いただきました。

こ:マーカさん。何かリーダーって感じするよな~
か:うん、何かかっこいい。
こ:旦那のボブさん、陽気なアメリカンだったよな。
か:こたさんもなれますって。
こ:いや、目指してないし!キャラ違うし。
か:そういえば、来年5月ごろにメインストリームにくるかもだって。
こ:是非お待ちしています。


ジュリーさん。
10月にはネパールの自立生活センターも訪問していました。
「アジアや中米にも自立生活が広がってるなんて知らなかった!」
とカルチャーショックを受けられたそうです。

こ:続いてジュリーさん。
か:お人形さんみたい。
こ:それ大丈夫か?でもチャーミングな人だね。
か:ネパールにも行ってて、日本がやってるアジアの支援をみてびっくらこいたみたい。マーカさんもだけど、自分たちもやりたいって言ってたね。楽しみだね。
こ:興味を持ってもらってよかったよかった。


「チームボリビア」
左からマルセロ、フェリサ夫妻、クラウディア、介助者アンドレア
こ:次はボリビアチーム。
か:迫力あり…
こ:この夫婦に、露出多めのクラウディアだもんね。
か:クラウディアって、女の子だけど数矢に似てる~
こ:そ、そうかな。観察力あるね~
か:色々あるけど、でも自分たちでスポンサー見つけて自力で来たんだって。すごいよね~
こ:さすが、命かけてるだけあるわ~ もうすぐ全国集会らしいし、頑張ってほしいね。
か:関係ないけど、明日海に行くらしいよ。
こ:う、海か~。どうなることか想像したくないような…

「チームグアテマラ」
左から、チームの支援者マリベルさん、ヴェロニカ、支援者の方、アンヘリカ
相も変わらずの高笑いが会場に響き渡る…
絶好調の4人withたけし
こ:じゃ、グアテマラチーム。
か:大阪のおばちゃんたち…
こ:こんなにこの表現がぴったりくる人たちも珍しいよね。
か:アンヘリカもうすぐおばあちゃんになるらしいよ。
こ:驚くような、そうでもないような…
か:グアテマラも自分たちでスポンサー見つけたみたいだね。
こ:その辺、すごいよな~

「チームコロンビア」
左から、支援者ナンシーさん、アイデー

こ:最後にコロンビアチーム。
か:アイデー、常に肩紐落ちてるよね。
こ:そうなんよね~。
か:でも自分で自立生活のことを調べてたらMORPHOにたどり着いて、自分でたけしにコンタクトとって、それから連絡取り始めたんだって。
こ:マジで。それはちょっとすごいな~
か:ナンシーさんといいコンビだよね。
こ:確かに。キャラ違ってて逆に合う感じかな。


こ:さ、これで全員紹介終わったな。
か:…
こ:おーい!
か:…
こ:寝落ちしやがった…今日は2本で寝たか~
 ま、今回のネパールやコスタリカ訪問で、日米のみならず世界中の自立生活センターがつながるきっかけになったらいいなと思うよね。
 じゃ、僕もそろそろ寝よっかな~。
 また、皆さんに会えるといいなぁ。
 では、おやすみなさい!






2016年11月版コスタリカ訪問記 後半戦

再びどーも、本日11/24現在まさかのコスタリカで国家緊急事態宣言にぶち当たったこたです。

何が起こってるかというと、コスタリカにとって何と170年ぶり(ホンマかいな?)の台風が直撃するということで、台風による甚大な被害が予想されたので、公務員は今日明日と2日間休み、外出は控える、安全な場所に避難するなどの大統領声明がでているよう!
とはいえ、どうにも雨も降らないし、風も吹かない…

う~ん、確かに曇って入るけどね…

やや肩透かし感がありつつ、無事に帰れそうでひと安心のメインストリーム一行なのであった。


さて、それでは早速後半戦も続いて日を追ってご報告。

11/22(火)
今シリーズ2往復目。
2往復目はちょっと余裕ができて、休憩場で撮影。
相変わらず寒い!
でも、気持ちいい天気!



かと思えば、急な曇天…
コスタリカをなめてはいけません。
再びペレスセレドンへに到着。




11/23(水)

草の根第2フェーズミーティング

いよいよミーテング開始。
ボリビア、コロンビアも参加。

さて、仕切り直しのもう5年。
自立生活センターとして本当に立派に活動してきて、もう教えることはないかな、とさえ感じる第1フェーズの5年ですが、やはり課題は自立運営できる金銭面のこと。
引き続きプロジェクトマネージャーとして関わるたけしから第2フェーズの概要説明、雑用係の僕から5年間の予算案の説明をしました。

続ける安堵と最後の5年という緊張の会議。

そして、かどちゃんから第2フェーズの5年が終わったら次は絶対ないよという話や次の5年長いけど本当に5年やり続ける覚悟はあるのか、メンバーはどうするのか、日本の研修に誰を誰を行かせるのか、などの部分をMORPHOメンバーに確認しようとしました。
しかし、ルイスから「それは僕たちがじっくりちゃんと話し合って結果が出たらお知らせします」という言葉がありました。
この話は長引くんちゃうかなー、とか重たい話になるんちゃうかなー、と覚悟をしていた一同は「あ、そうなんや、じゃあまた話し合いして結果を報告してください」と自分達で責任持ってできるようになって嬉しいやら、やや拍子抜け気味の気分やら。でもとても頼もしく思いつつ会議を終了したのでありました。

昼からは、今年度の活動報告。

いろいろな活動の発表!

自立法やTRYの話はすでに聞いているので、それ以外の部分を中心に聞きました。
・CONAPDIS総裁にイサベルさんが就任し、関係が良くなった→2週間前にMORPHOを訪問。介助サービスをMORPHOでパイロットプロジェクト的にやってみる案や自立法の実施にCILがどのように関わるかなどいい方向での話し合いができた様子。
・海外ボランティア受入→メキシコ、ニカラグア、トルコ。今後もラテンアメリカ中心に受入を検討。
・障害をテーマとした政府系の団体の理事会に当事者2名が参加。
・ペレスセレドン市の市長といい関係が築けた→土地を寄贈されることになった。
・チャコン副大統領がMORPHOに訪問してくれた。
・インターンとしてコロンビアの当事者を1週間受入。
研修で他地域で活動しているジセニアとフランシーニをそれぞれ1ヶ月ずつ受入。
・保健省と合同でバリアフリーチェックを実施。
・運営資金を稼ぐため、マラソン大会や昼の弁当販売を実施。
・コロンビアの自立生活セミナーにルイスがスカイプで参加。
・後の期間で、全国集会とキャンプを実施予定。
と様々な活動を実施していました。
地元に根付いた活動、全国的な活動に加えて、今回も含めて海外支援的な部分も増えてきて、本当にいい活動をしているなー、と改めて思った次第です。

そして、最後にアメリカのCILメンバーを迎えてどう思ったか、ゆーこの修行研修を受け入れてどうだったかを聞いてみました。
アメリカの受け入れは直接顔を見て話をする機会ができてよかった大きな国際セミナーを経験して寿命が縮まった気がしたけどいい経験ができた、アメリカの活動なども研修してほしい、などいい刺激になった模様です。
ゆーこの修行研修受け入れは、ゆーことMORPHOの両方にいい経験になってとてもよかったと皆言っていました。ゆーこは「本人の前で悪いこと言えないっしょ」と言ってましたが(笑)
でも僕から見ても何か介助者たちともめっちゃ馴染んでるし、MORPHOのメンバーと一緒になって活動してるし、スペイン語上達してるし、セミナーもええ話してたって聞いたし、何というか純粋にいい研修やったんやろうなー、って感じました。

こうして、この日はごく平和に終了しました。

11/24(金)

この日はボリビアのメンバーとミーティングの続き。前回質問があった部分をかどちゃんが答える形です。

ボリビアとメインストリーム

メンバーのこと、運営資金のこと、今後のCILの活動の方向性などを確認しました。
いい話だけではなく、残念な話、難しい話、嫌な話、色々ありましたが、改めてキャラバンの話を聞いて、本当に命をかけた活動をしているんだな、と改めて思いました。
今後は今活動している4つの自立生活センター(スクレ、ポトシ、タリハ、ラパス)をそれぞれの代表が運営しつつ、フェリサが首都で全国的な活動をしつつ、各センターをフォローし、9つの県それぞれに自立生活センターをつくることを目指して活動していくそうです。

マルセロ&フェリサ
ボリビアの偉大なリーダー達

ちなみにキャラバンの概要をかいつまんで説明すると、
もともとコチャバンバという地区のダビッドという頸損の当事者が、行政側が年金を長く滞納していたので、支払うように求めたが、やはり支払われず、ちゃんと支払うよう政府側動きを監視する小屋を作たのがきっかけ
このことについてデモを行おうと各県の代表を集めて会議をしたら、全国的に同じようなことが起こっていることがわかり、各県で同様の抗議活動を行った。
・それでも政府側が受け入れなかったので、コチャバンバから首都ラパスまで880kmを抗議キャラバンすることに決めた。
・本当に色々な問題があって、最終的に大統領に要望書を提出しようとしたが、実現しなかった。
ということでした。

あと、ボリビアは健常者の協力者があまり多く見られないのも気になるという話もありました。
それは自分たちが意図的に避けているのかもしれない、これからは協力してやっていこうと思う、という話でした。

ここで、最初にも書いたように国家緊急事態宣言もあったので、話し合いは終了しました。

そして夜、雨も降らなさそうなのでMORPHOで送別会(主役はゆーこ)を開いてもらいました。


50日間お疲れ様!

サプライズでMORPHOメンバーがゆーこの50日間の滞在をまとめたビデオを作ってくれていました。
何かジーンとくる光景だったなー。

ギリギリまで作成してました!

そして送別会は終了するも、ゆーこはさらに飲みに誘われ、それを尻目にかどちゃんと僕はホテルに帰ってゆくのでありました

じゃ、新井さん先に帰るわな。
ま、今日はいっとこか!

11/25(金)

最後のお別れにMORPHOへ。
いつ雨が降るかわからないからと昨日の昼からお別れの挨拶してるので、もう3回目くらいのお別れ(笑)
この日が滞在中一番の晴天でした…

最後にこれかい!
これぐらいやったら気持ちいいのになぁ

最後にゆーこにMORPHO男性陣からプレゼントが!

Grasias!
ん、ごみ?

ん、空箱?

なんだこりゃ?

赤い?

お、コスタリカ代表のユニフォーム!
私サッカーに目がないからね!(うそ)

最後まで慕われてる感出しまくりのゆーこでしたとさ。


さて、これにて今回の訪問も終わったのですが、MORPHOメンバーの成長を感じる、というのも失礼に思うくらい、立派なセンターになってるな、と感じました。

プロジェクトマネージャーたけしは言いました。
「こいつら、今回のセミナーでまた一歩上の段階に入ったんよ。成長したなー、ってすごい実感するし、あいつらの自信がさらについたっていうのがひしひしと感じられるんよねー。」と。
本当にどんどん成長し続けるMORPHOを頼もしく感じ、また自分はどうかなと振り返り今後のCILでの活動の糧にしていきたいなー、といつもいうようですが、逆にこの活動の良さを教えてもらいました。

さらに、プロジェクトマネージャーたけしはこうも言いました。
「このコスタリカと南米の自立生活のネットワークをつなぐのが、次の僕の仕事だと思ってやってきたけど、今回でわかったよ。もう僕の手を離れたかなって。
あいつらすごいわ!こんなに早く実現させるとはね。さぁ、次は僕はどこへ行ここうかな?」と。

たけし大感激!
夜まで及んだ中南米ミーティング。

確かに彼らはすでに自分達で中南米地域に自立生活を伝える活動をはじめており、日本側との話し合いが終わったあと、ボリビアとコロンビアにMORPHOの経験の話をずっと伝えていました。日本を挟むより、よりスムーズで、より親近感があり、より身になる研修だな、と感じました。何か少し寂しくもあるけど、とても嬉しい動きだと思いました。

中南米に自立生活の雪崩が起こるよ!byたけし
 
でもプロジェクトマネージャーたけしー、あと5年プロジェクトも続くんでコスタリカのことも引き続きよろしくねー。

最後にこの研修で僕が思っていたことをひとつ。
実は海外支援って、実は自分達が元気をもらったり、もっと頑張らなあかんなー、って思わされるのももちろんなんですが、メインストリームの良さを再確認できることが多々あるな〜、って思うんです。
こういう組織がいいんじゃないかとか、メンバー全員が同じ方向を向いて活動しないといけないこと、海外支援のこと、健常者としてこの活動を続けること、そんなことを話する時はやっぱりメインストリームのことを例に出して話するし、そういう組織がいいと自信を持って言っているなー、と考えるとやっぱり色々あってもこの活動が好きでメインストリームのことも好きなんだな、って改めて思えるんですよね。
やることないからか、おじいちゃん化なのか、すっかり早寝になって寝てしまったかどちゃんの横でそんなことを考える私こたでした。

ということで、今回のコスタリカ訪問記はこれにて終了!
番外編はまた後ほど。

では、次の海外支援もお楽しみに!