2012年8月29日水曜日

カンボジアからソクサバーイテ?(元気ですか)カンボジアで第1号重度障害者の自立なるか?

カンボジアからソクサバーイテ?ザッキーです。
 
今日は、いろいろ会議をしました。
 
 
ひとつは、けいそんのにゃっぷさんの自立。
去年の修行中のBLOGにも登場した人。(2番目の写真)
 
あれから、イベントに参加したり、週4回のボランティア介助派遣を受けて、
そして、今ではその週4回の派遣のうち2回事務所にきているそうです。
スタッフになったそうです。
こんな風に介助者を使いながら教えてる!って実演
学校の先生の経験があるそうで、今は学校に行けず字を習わなかった重度障害者に字を教えたりしています。数学も教える!みんなできるようにする。約束するって言ってました。できるかな~
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

自立運動の勉強もし、そして、今プノンペンCILでは、このニャップさんの自立計画があります。
本当は今月からしたかったそうですが、なんせ、介助者が集まらない。
ボランティアだし、ほとんどが学生なので、お昼が難しい。
離婚して会ってなかった子供が、自分にできることがあるならと、仕事の合間に夜の介助に週何日か入るって話しもあります。
ちょっと涙そそる話しですが、ちょっと微妙な親子関係。うまくいくかなぁ。
その点も一応指摘はしてますが。。。センターのみんなにも、ちゃんとフォローお願いしてます。
先日やった、介助者の問題で、急なドタキャンがあると話してました。
ボランティアだから、いいにくいけど、自立となると、そうもいってられない。
みんな真剣にはなしあいます。
ボランティアの募集方法。にゃっぷさんの意気込み。
準備できたら、すぐにでも自立したいというにゃっぷさんに、
100%の準備はできないと思ういう話をしました。60%か70%ぐらいか、とにかく初めてだから。
準備しても失敗はあるし、それは、誰の責任といわないで。と
自立はそもそも自己選択・自己決定・自己責任だから。覚悟を持ってほしい。
もちろん、カンボジア第1号となるニャップさんの自立のフォローはスタッフ全員でするけど、それでもやってみて起こる問題はたくさん。
それでも自立したいですか?
そしてその失敗は失敗じゃなく、次の障がい者が自立するときにはアドバイスできる経験。
これからニャップさんはたくさん失敗して、次の自立する障害者に伝えていってほしい。できますか?
という話に、自立したい。伝えていくこともどこまでできるかどうかわからないけど、やりたい。
何度も何度も重度障害者の自立をやっていきたいと熱くかたってました。
がんばれ!にゃっぷさん!プノンペンCIL!
 
送迎の車にのせます

介助者上手です

 
そしてけいそん特有の貧血

















そして、もうひとつの会議のテーマは、明日にあるボッパちゃん、ダスキン日本研修活動報告。
そして、障害者の自立について、そして恋愛について。
人がきてくれそうな題材をと考えてそうなったそうですが、結構興味があります。
 
カンボジアの障がい者の話と教えてくれた話では、
カンボジアでは出会いを求めて、若い男性が適当に電話番号を押して、電話をかけてきたりするそうです。
それに、障がい者のある若い女性が出て、話をした。
私は障がい者ですよと、正直にいったけど、そんなこと大丈夫。中身が大事です。
と、結構盛り上がって何度も電話し、会おうという話しになった。
若い障がい女性は、友達に頼み込んで(ここはやっぱ親には頼めなかった!)つれていってもらったけど、
きた男性は、本当に障がい者が来ると思ってなかったらしく、そのまま来たバイクで去って行ってしまった。
そんなことが15回ぐらいあった。(そんなに!?)
でも、さみしいから何度でも期待してしまう。
せつないですね。
 
サミス自身も、奥さんマリかさんとは恋愛結婚だけど、親の反対にあって、会わないようにさせようとする親から逃げるためにかけおちして、サミスの親戚の田舎に逃げたりしてた。マリかさんは実家から勘当されていて、結婚式にきてくれないばかりか今も家に帰れない。
今はかわいい子供もいる。けど、マリカさんの親にはあわせられない。
これも、差別です。とサミスは言う。親だけの問題ではなく、カンボジア社会全体の。
 
今回は奥さんのマリカさんの話しもあるそうです。
なぜ、サミスを選んだか。
結婚の大事なこと。
結構楽しみ!

サミスとまりかさんは12時まわってから、明日の資料って、結婚式のアルバム見始めました。
そんな時間にその流れは危ない!明日は4時半起き!寝れないぞ~

隣り街の重度障害者1人お泊り中。
スタッフや介助者と晩御飯
 
そろそろ夜12時。まだまだ明日の準備。
今夜は寝れるかな~













気になってしかたなかった今日のフンさんのTシャツ。
車椅子マラソンをしてるので、マラソンTシャツです


 

2012年8月28日火曜日

カンボジアからソクサバーイテ(元気ですか?)ミニTRY

カンボジアからソクサバーイテ?ざっきーです

今回は仕事でカンボジアに来たわけじゃないんですが、
サミスからのリクエストもあるし、いい活動があったので、ご報告です。

カンボジアのプノンペンCILで8月24日ミニTRYをやりました。
朝9:30から始まって、17:00頃終わる半日間だけのTRYなのでミニTRYです☆



生活全部に介助の必要な重度障害者5人(ほんとはもう2人いたのですが、前日にもセミナーがあって参加してたら、熱が出てきて泣く泣く帰ることになったそうです。最後まで行きたい~って言ってたのを無理につれて帰るぐらい)
あとは私含めてカンボジアにいる日本人3人もあわせて、朝と昼あわせて全員で50人ぐらい。
結構な数いました。

今回は特別にTシャツもつくっちゃいました。

ミニTRY Tシャツ
確かに、「半日ならミニTRYだね」って言ったけど
その呼び方が定着して、Tシャツにまで書くと思わなかった
謙虚さ・・・かな


今回の、ミニTRYでのアピール活動は
①障害者の権利をもらうために本当のことをしましょう。
 本や法律にいろいろ書いているけど、実際に使われていないので、行動しましょう。
 バリアフリーにしていきましょう。
②自己選択、自己責任。
③いい社会を作りましょう。
④障害者を持ってる人は悪魔じゃない。これはカンボジアでは障害者は、前世で悪いことをしたから障害者になったとか、悪いことがうつるとか、イメージが悪いんですね。それは違うよって事を伝えようって

カンボジアのお国の事情もあって、30人以上で集まって道を歩いてはだめといわれたので、
2グループにわかれました。

1グループは
ロシア道路、2004年道路、ウェンスレン道路を通ってチョムカドンへ行きます。ま、にぎやかな道を通ってってことです。区役所2つのオフィスへ行って交渉もしました。








2グループは
車に乗って街中に出かけ、結構大きな道路や、またその脇道に入って、村の役所によったり、メコン大学によったりしながらビラ配りをました。








ビラを渡して説明してるぼっぱちゃん















店の奥まで入っていきます
プノンペンCILのビラ配りは結構積極的。
道で横を通る人だけでなく、お店に入っていってビラを渡します。
それこそ、ぼーっとみてたら、渡しに行け!と指差されます。
日本から休暇を使って来た私にも容赦ありません。





とまってるくトゥクトゥクや動いてるのまでビラ渡します
















気合!














メインストリームにも遊びにきてくれた ケン君

またまたカンボジアのお国事情ってやつで、スピーカー持って歩いたりできません。
地声で訴えたい事を叫びながらアピール活動していきます。
かえってきたら、スタッフみんな喉痛い~って言ってました。


























役所の人も、実際障害者にあったことがなかったから、本当に必要と思わなかった。
これからは考えて行きたい。
など、結構好意的。
あとは、これからも交渉続けていかなくちゃね。







メコン大学











大学で交渉



区役所で交渉













車やバイクの横を通っていきます

重度障害者が家の外にでることがほとんどないカンボジア。
こうしたイベントからでも、どんどん出て行って、かかわりの中で伝えていけるはず。
いいイベントでした。








ちなみに、私のカンボジア到着日、TRY前日の23日は
朝から市役所へ行って、TRYの趣旨や、障害者の自立のこと、介助制度のこと、プノンペンCILの活動について説明してたそうです。
今まで市役所の下の区役所までは交渉に行けたり、セミナーをできたんですが、プノンペンの市役所は大きくてなかなか相手にされず、今回はじめての話し合いになりました。

市役所との交渉
いろいろ関心を持ってくれたようで、相手も6~7人ぐらいいたそうです。











そして、その後は事務所でぼっぱちゃんのダスキンでの1年間の報告と、TRYの説明会










ボッパちゃんの日本研修の講演

















いつも笑顔のウォンちゃんと、ソモニちゃん
そのまま、重度障害者組は
次の日のミニTRYに備え、介助者と一緒に事務所にお泊りしました。
介助者を使う経験にもなり何より「家では何もしないから、事務所にくるのが楽しい」といっていつもイベント前日のお泊りを楽しみにしてます
隣の町からの初参加。なぜかまだ事務所にいます。
一週間次のイベントまで泊まっていくそうです。

となりの街からきてます。お調子ものです

けいそんのニャップさん。
今は事務所に字をしらない障害者に教えたり
スタッフです。
近々自立予定です


そのあと、カンボジアに到着した私を空港までみんなで迎えにきてくれてたのですが、でっかい模造紙いっぱいに私の名前とメッセージ、写真を張って、出てくるのをまっててくれました。
大学生がダンスまで披露してくれて、ちょっとこっぱずかしかったけど、
もてなしの気持ちはうれしかったです。
もてなされることに慣れてないので、どうしたらいいのかいつも戸惑ってしまいますが、
大事ですね~もてなし。

次は29日にボッパちゃんのダスキン研修の発表会と、
恋愛についてです。
でっかい会場でやるらしく、アンコールビール会社の中です。100人来て欲しいそうですが、、、どうかな
恋愛のグループディスカッションや、サミスのおくさんもなぜサミスと結婚したか話します。
どうやったら、人がたくさん来てくれるか考えたらこのテーマになったそうですが、ちょっと楽しみ
できがよかったら次の社員旅行でもやってもらおうかな