2014年12月11日木曜日

志ILネットワーク会議 inカンボジア

カンボジアでの志ILネットワークの会議の様子をお伝えします。


プノンペンは今日もとても暑かったので、カドタが「こんな暑かったら、いっとられへん」の一言から急遽、会場変更。暑さに弱いみんなもちょっと安心してました。
というわけで、PPCILの事務所からプノンペンホテルのスイートルームに変更。




ソウルCILのチャノさんが作って持ってきてくれました。
(よく見たら、デカ文字の部分で「IL」が抜けてます^^;)
横断幕もなんとか飾り、ホテルの一室で会議が始まりました。


今日は長くなるだろうという雰囲気のもと、まずは昨日のセミナーの反省。
意味のあるセミナーを作っていくために、みんなが意見を出し合いました。
どうやったら次につながるかを考えて、中長期的な計画の中で一つのセミナーを作っていくことが大切ということを確認することができました。


次に各国の報告ですが、詳しいことはここで書くより、かしこのメルマガを読んだり、行ったメンバーに聞いて下さい。なので、詳しくは書きません。が、各国一つずつ、個人的な観点で一大ニュースを書いておきます。


○カンボジア
「ロットナとティラに子供が産まれる!」
このため、ティラは4か月の育休中。ロットナも忙しくなって、事務所が少しさびしくなっています。
早く、子どもと一緒に事務所に出てきてもらいたいものです。

○モンゴル
「新たにCILを作るっ!」
モンゴルのCILはバヤンゴル地区という所にありますが、ソンゲン地区にも新たに作りました。
日本にも来た、ボルロ(女性の頚椎損傷)とチョカ(ズラス)がそこでがんばっているそうです。まだ、事務所もありませんが、UNIVERSAL PROGRESSと連携してやっていきます。

○パキスタン
「アリハムさん、自立!」
筋ジストロフィーのアリハムさんが、ボランティアやスタッフの介助を受けて一人暮らしを始めました。パキスタンの文化の中で親元から離れて一人暮らしすることは、小さいかもしれませんが、1つの革命とも言えると思います。ちゃんとした制度を作るためにもいいロールモデルになっていけばいいですね。







この会議のお年寄りチーム
みんな、体のどこかに問題抱えています





PPCIL(プノンペンCIL)の中心メンバー
サミス(左)&ボパ(右)


一日遅れでやっと到着
モンゴルのUNIVERSAL PROGRESSチーム
バヤール(左)&健常者スタッフのチェゲル



 
 
 
○ネパール
「ネパール製の車いす、作れるのか!?」
今、ネパールの車いすはすべて海外から持ち込まれたものです。しかし、パキスタンのように車いすを自国で作ることができれば、もっと車いすが普及しやすくなります。政府も絡んだプロジェクトなので、早くネパール製の車いすをみてみたいですね。
 





議事録をとる由由
眠気に負けずに話を聞いてるかしこ



○韓国
「メインストリームを超えたっ!?」
ソウルCILは派遣時間数や登録している利用者、介助者もメインストリームよりはるかに多いですが、ついに収益までも超えそうです。今後、韓国が中心となって、アジア支援をする日も近いかも?!チャノ社長、今度ごはん奢ってください。






真面目に話をしていても、楽しい雰囲気!!
ネパールのカトゥマンズCILのクリシュナ(黄色)とソウルCILのチャノ(緑)





○台湾
「ILセンター、4か所に」
台湾は台北のセンターを中心に、高雄などにもセンターができているそうです。まだまだ中身は整っていないけど、4つのセンターで連携をとって、交渉に力を入れてやっていくとのこと。





国の数も多いので報告を聞くだけで大変!
パソコン見すぎて疲れた~(by由由)
お腹すいた~(byかしこ)








ホテルの裏のお店でばんごはん♪


ヤモリもいるアジアらしいちゃんとしたお店でした








ばんごはんを食べたあとも続いた会議ですが、続きは翌日へ。








ソウルCILのメンバーとアツシ
ヒョンシン(左)&ナンミン(右前)&ソラ(右後)
新しいスタッフのカン(左後)

















もうすぐ明日になりそうですが、まだまだ続きます。。。

















会議の1日目、終了~
バンザーイ!!








会議の後もうだうだ。
最後は4時過ぎてました。






翌日は、事務所も見ておきたい言うことで、暑い中、みんなで事務所に行って、会議の続きをしました。




カンボジアに来たら、移動は基本トゥクトゥク!!
車いすも2台積めます。






PPCILにて、志会議2日目開始っ!







パキスタンのマイルストーンの
シャフィック(赤縞)&アクマル(青縞)




2日目は、これからの話を中心にしました。

その中で、アジアでするセミナーはいつもごはんを出したり、コーヒーを出したりしているが、そこまでもてなさないと来てもらえない状況は本当にいいのか?という話をしました。
みんなで各国の状況を踏まえた上で、これから積極的に参加してもらえるセミナーを作るために、これまでとは違った形のセミナーをみんなでやってみるということになりました。
参加費をとったりするという、これまででは考えられないものになると思うので、うまくいくといいなあと思います。





会議終了後の記念撮影の1コマ
これだけリーダーが集まると、迫力ありますっ\(◎o◎)/!




プノンペンCILの看板
カンボジアで困ったら、ここに連絡





忙しい韓国メンバーは少し早めに帰国。
みんなでご飯食べて見送り中




ほかの国の仲間に会う時にいつも思うことがあります。
それは、お金の支援はしているのかもしれないけれども、逆に「がんばろう」という気持ちをもらっているということです。僕はいつもみんなと会うことによって、普段の生活についてもよく考え、やりがいを持って活動できるのだと自覚しています。

メインストリームはメンバーも増えて大きくなりましたが、アジアの仲間たちにもらうエネルギーのようなものをもっと共有できるようになれば、もっと楽しくやっていけるように感じました。


みなさん、今度一緒に「志」の国々を訪ねませんか?






<おまけ>
初めてのココナッツ



夜のプノンペンをトゥクトゥクで散歩(王宮前)


今日は愛知TRYのTシャツでかぶってました。


カンボジアのあの「卵」
ややひき(左前)&全ひき(左奥)
 

2014年12月10日水曜日

カンボジアセミナー

カンボジア到着
今日のブログはあつしが投稿します。
カンボジア暑い!!
まとわりつくような湿気が最悪ですね。
日本との気温差はなんと25度。
汗をかくのが息をするより嫌いなぼくにとってこの温度は地獄です。



カンボジアについてカンボジアメンバーが空港まできてくれました。
サミスと会うのは久々だな。

 
左)佐藤さん 中)クリシュナ 右)ちむらさん
佐藤さんもクリシュナも太ったね。久々の再開。




セミナーの前日に飯前に志メンバーと打ち合わせ。
パキスタンからはシャフィックとアクマルもいますよ。



志メンバーとの打ち合わせ。

バイヤールに関してはパスポートの残存期間?がなく、明日のセミナーにはこれないようです。


ちなみに打ち合わせは長くなって日がとっくに変わっています。
 

チャノさん登場。韓国からは6人。ナンミンもきてますよ。

韓国メンバーとも打ち合わせ。
リンちゃんはセミナー当日の午後に到着予定だから、まだきていません。

 
これがセミナー会場。
社会福祉学校で行います。


 
セミナー前に真剣な顔で話すことをまとめています。
マカオで見る顔といっしょやね。
 セミナーには現地障害者やDAC(社会福祉省の政府の人)やPDCO(カンボジアで一番大きな障害者団体)などがきていました。


 
 
こんな感じの雰囲気。
真ん中のちょっといい椅子に座っている人がDACの人らしいです。
 
ちなみに今回のセミナーの目的は障害者の自立やバリアフリーを政府の人に知ってもらうということです。DAC(社会福祉省)の人は大臣のひとつ下ぐらいの偉いさんだそうです。
 
 
 
セミナーでの話
 
≪日本≫
 
・メインストリームの紹介
どんな障害があっても自立できるような社会を目指しているという話。
 
・志ILインターナショナルの話
志の説明。自分の人生をかけて社会を変えるという仕事をしているという話。

かどっさんが映像をつかって、日本での介助者を使って生活する障害者の話をしました。
 
・映像をつかった話
自分で自分のことをするのが1000年前の自立の考え。自分でできなくても、自分で決める自己決定が今の自立である。という話。
 

 
社会福祉省の人
 
英語で話していたから何を言っているのか日本語専門の僕にはさっぱりわからん。
ずっとカニングの竹山にそっくりやなとしか。この写真はわかりにくいですが。
チャノさん曰く、いいことは言ってるけど…行動することが大事やからねといってました。
 
≪パキスタン≫
シャフィックの番です。参加型の講演やね。
 
シャフィックは英語で話していました。
 英語だったから、僕にはさっぱりわからなかったけど、昨日の打ち合わせでは医療モデルと社会モデルの話をするという話でしたよ。英語ができたらなと痛感しました。参加者を巻き込んで楽しそうな雰囲気でした。
 
 
≪ネパール≫
 
クリシュナでーす。
 クリシュナも英語。ほんとに元ダスキン研修生はかしこいな。内容はILについてです(打ち合わせより)
かどっさんは大学の先生みたいやなと言ってました。
 
 
≪台湾≫
 
台湾のりんちゃん。
 介助制度や台湾の現状についての話をしました。久しぶりに生リンちゃんに会いました。
 
 
≪韓国≫
 
韓国のチャノさん。すっごい話がうまい!!
『カンボジアの障害者は、自分の権利を守るために、まず何が問題なのかを知るために知識をつけましょう。それからおかしいと思った社会に対して、怒りを力に変えて行動することで社会は変わってくる。今の日本やアメリカがあるのも、障害者が行動したから。一人でやるのが無理でも、仲間がいれば勇気がでてくる。みんなの力があれば、カンボジアもいい社会になるはずです』とチャノさん。
 
 
≪最後はQ&A≫
 
 
志メンバーが参加者からの質問に答えます。
左から日本、ネパール、パキスタン、台湾、韓国。超豪華メンバーやなぁ。
 
心に残ったチャノさんの回答をここでお伝えします。
『昔の韓国では障害者の自立生活というのは夢物語でした。カンボジアだったら障害者は自立ができないと思いますか?健常者は簡単に重度障害者は自立が出来ないと言う。でも、介助サービスは命に関わる問題。命を守るためにできないではなく、やらなければいけないんだ!カンボジアのこどもが医者になるのが夢なんだと言ったときに、親はアホだからやめとけと言いますか?昔の韓国で自立生活が夢物語だったように、カンボジアで障害者の自立、いい社会を夢みてがんばれば、いつかかなえれると信じて動くべきです!!
 
 
 このブログを読んでいる人、ほんとにチャノさんいい話してましたよ。本気で社会を変えたいという志メンバーのかっこいい姿をリアルタイムでみれてほんとによかったと思いました。
  
 
 
チャノさんの嫁さん

 自分の人生をかけて、どんな障害があっても地域で当たり前に暮らせる社会をめざしている男はかっこいいといっていたように韓国のチャノさんはこんなにきれいな嫁さんをつかまえています。


ぼくもかっこいい男になるどぉ~!!




最後に全体写真でおしまい。
偉いさんとの全体写真