2016年11月26日土曜日

2016年11月版コスタリカ訪問記 番外編 ツアー参加人物紹介の巻

今回のコスタリカには日米をはじめラテンアメリカからもILネットワークを構築するべく大勢のCIL関係者が集いました。

というわけで、せっかくなので番外編で「かなこた」がみんなを勝手にご紹介!

こ:かなこ、今回俺らだいぶ暇ちゃう~?
か:いやいや、私たちは自立生活運動のネットワークづくりの架け橋という大事な役割がありますよ!ちゃんとコスタリカのこと知ってもらわなくっちゃね!
こ:おお、そういえば、忘れて…いや、かなこのいう通りやわ。
か:人と人の繋がり、それが自立生活センターやからね!
こ:おお、かなこ今日は何かかっこええこというやんか~
か:じゃあ、早速今回人と人を繋げに来た人達を紹介しとく?
こ:そだね、紹介しときますか。ほんまに今回なんかいろんな人おったな~
か:Vamos!
こ:Si.じゃあ誰からいっとく?
か:じゃ、日本チームから。

「チーム平下」
右:ご存知、夢宙センター代表およびJIL代表、社長こと平下耕三さん。
左:夢宙のAsでコーディネーター見習い中、イタリンこと登祐樹くん。
こ:別に社長は今さら紹介いらんかな~?
か:実は社長ってコスタリカ来るのいやが…
こ:いやいや、嫌がってたっていうのは内緒やって!
か:あ、ごめんなさい。でも、2015年のJIL総会にルイスが来た時に、今度はコスタリカに行くって約束したから、その約束を果たすために来たらしいよ。
こ:さすが、義理人情の人やね!
か:介助者は今回はイタリンやったね。
こ:そうなんよ、海外はよく来るのって聞いたら、台湾以外初めてなんやって。
か:そういえば台湾に修行研修行ってたよね。
こ:台湾マスター、コスタリカに来る、やね。

「チーム今村」
中央:メインにも何度も顔出してくれています。
STEPえどがわ代表兼JIL副代表兼DPI日本会議事務局次長の今村さん。
左:こちらもある意味お馴染み?今村さんと言えばこの人、
坊主もしくはちんねんさこと渡辺さん。
右:撮影担当、ひげ眼鏡こと田中ゆうき君。
こ:じゃあ次は今村さんいっとく?
か:電動でかいよね。
こ:そ、そうやなぁ…僕は震災の後に一緒に被災地回らせてもらった時にめっちゃお世話になったんよね~。
か:電動重すぎて、バスのリフト上がらんかったらしいよ。
こ:そ、そうなんか…電動ネタ引っ張るやん。
か:坊主、いや渡辺さんってよく見るよね。
こ:そうやな、総会の時コーヒー買いまくってくれてるしね。
か:あ、渡辺さんって前まで私と同じNOKIA携帯ユーザーやってんよ!
こ:その情報いるかな…
か:ひげ眼鏡、上手に写真撮ってくれましたね。新たな今村さんの出張要員らしいよ。
こ:何か、アメリカもネパールも行ってるらしいね。
か:ずっとビデオ回してたから、どんな映像になるか楽しみだね!

「チームほにゃら」
中央:今回初対面。障害はメインにはいないタイプのSMA。
僕と同級生の若手?のホープ斎藤さん。
左:斎藤さんとは大学の同級生。
路線図オタクで自然をこよなく愛する二宮さん。
右:紆余曲折を経て、ほにゃらのスタッフになって3年目、赤穂さん。

こ:次は斎藤さんやね。初対面何かちょっとびっくり…
か:髪型ね!ずっと気になってたの、あの髪型!
こ:BOOと一緒やったよな。いたんやね。
か:大学生からやってるから、20年来この髪型らしいよ
こ:BOOはまだまだ足元にも及ばないね…
か:っていうか、介助者の人も個性的だったね。
こ:二宮さんって、大学からの友達なんだってね。
か:斎藤さんは「つくばのエド・ロバーツ」だったらしくって、二宮さんはその時も介助に入ってたんだって、それってすごくない?(おっきい声攻撃で)
こ:お、おう、そうやな。それもすごいけど、キャラもすごいよな…
か:うっちーに似てたよね…
こ:(聞こえないふり)赤穂さんはほにゃらのスタッフになって3年目なんだって。
か:そうなんだ~。
こ:どうもほにゃらに入る前はいろいろやってたみたいだわ。詳しく聞くと色々出てきそうな…
か:そういえば、新井さんがほにゃらの講演依頼されてたから、ほにゃらともこれから仲良くなりたいね!うちの支援の事も知ってもらえたしね♪


曽田さん。
今回は海外支援に興味がありすぎて志願の参加。
こちらは正真正銘の若手のホープである。
こ:じゃ、続いて曽田さんやね。
か:曽田さんの海外支援に興味を持ったきっかけの話、良かった~
こ:確かに。伝わってきたよね。
か:フィリピンや沖縄での当事者団体での活動を通して、自分がやりたいことはまさにこれ、ILだって気づいたんだって。
こ;モルフォの活動も見て確信してもらえたはず!
か:大丈夫。またペレスセレドンに戻ってきたいって言ってたよ。
こ:そうなんやー、これからに期待しちゃいたいよね。
か:今度福岡のJILの全国セミナーで話するらしいよ。
こ:いや、かなこ福岡行き落選してるし!
か:そうだった…


「チームダートファミリー」
右:JIL事務局の盛上さん。
左:NCIL事務局のりえさん。
二人ともダートさんの家で修行した仲。
重なってはいないけどりえさんは盛上さんにとてもお世話になったそう。
こ:じゃ、続きましてこの二人。盛上さんとりえさん。
か:よく飲んでしゃべってくれましたね。
こ:何か二人仲良くて、いっつも仲良さそうにしゃべって、大笑いしてたような気がするなぁ
か:そういえば、うちのかどたのせいでコマネチさせちゃってごめんなさい…
こ:あ、いつものやつね。やっちゃってたね…
か:サミットで重要な役割を担うお二人にコスタリカの状況を見てもらって本当によかった!
こ:お、時々真面目になるね。その通り。これから忙しくなると思うけど、頑張ってほしいですね。
か:またメインストリームにも来てほしいですね。

ヒューマンケア協会介助者兼JIL事務局の富川さん。
ツッコミどころが多すぎて書ききれません。

ブログの写真撮らせて~、と言ったら、なぜか
「いやいやいや~」と拒否。
なんでやねん?

こ:続いてTOMMYこと富川さん。僕ねー、富川さんのこと気になってしゃーないんよ。
か:何で?
こ:僕のお兄さんにそっくりすぎて…
か:あー、挙動不審なところね。
こ:そうそう、っていやいや。まぁその通りなんやけど。僕も通じるものを感じてしまうんよね。
か:好きな食べ物はキャベツらしいよ。
こ:基本会話が飛ぶよね…彼、草食男子らしいね。
か:頑張れ、TOMMY!


もうすっかりおなじみ。
1.2を争うメインマニアの通訳の五十嵐さん。

こ:では五十嵐さんいきますか。
か:この人がいないとラテンアメリカに自立生活伝わらないよね、っていうぐらい。笑顔と通訳力が素敵すぎてハンパない!
こ:そうやね、ホンマにありがたいよなぁ。しかもメインの情報通やし。説明いらないから話が早いんよね。
か:これからもVamosしましょう!
こ:段々勢いだけになってきたな…
  じゃあ、続きまして日本以外からの参加者に行きますか。


マーカさん。
アメリカの自立生活運動の第一人者のうちの1人。
怪我が完治していないにもかかわらず今回のツアーに参加いただきました。

こ:マーカさん。何かリーダーって感じするよな~
か:うん、何かかっこいい。
こ:旦那のボブさん、陽気なアメリカンだったよな。
か:こたさんもなれますって。
こ:いや、目指してないし!キャラ違うし。
か:そういえば、来年5月ごろにメインストリームにくるかもだって。
こ:是非お待ちしています。


ジュリーさん。
10月にはネパールの自立生活センターも訪問していました。
「アジアや中米にも自立生活が広がってるなんて知らなかった!」
とカルチャーショックを受けられたそうです。

こ:続いてジュリーさん。
か:お人形さんみたい。
こ:それ大丈夫か?でもチャーミングな人だね。
か:ネパールにも行ってて、日本がやってるアジアの支援をみてびっくらこいたみたい。マーカさんもだけど、自分たちもやりたいって言ってたね。楽しみだね。
こ:興味を持ってもらってよかったよかった。


「チームボリビア」
左からマルセロ、フェリサ夫妻、クラウディア、介助者アンドレア
こ:次はボリビアチーム。
か:迫力あり…
こ:この夫婦に、露出多めのクラウディアだもんね。
か:クラウディアって、女の子だけど数矢に似てる~
こ:そ、そうかな。観察力あるね~
か:色々あるけど、でも自分たちでスポンサー見つけて自力で来たんだって。すごいよね~
こ:さすが、命かけてるだけあるわ~ もうすぐ全国集会らしいし、頑張ってほしいね。
か:関係ないけど、明日海に行くらしいよ。
こ:う、海か~。どうなることか想像したくないような…

「チームグアテマラ」
左から、チームの支援者マリベルさん、ヴェロニカ、支援者の方、アンヘリカ
相も変わらずの高笑いが会場に響き渡る…
絶好調の4人withたけし
こ:じゃ、グアテマラチーム。
か:大阪のおばちゃんたち…
こ:こんなにこの表現がぴったりくる人たちも珍しいよね。
か:アンヘリカもうすぐおばあちゃんになるらしいよ。
こ:驚くような、そうでもないような…
か:グアテマラも自分たちでスポンサー見つけたみたいだね。
こ:その辺、すごいよな~

「チームコロンビア」
左から、支援者ナンシーさん、アイデー

こ:最後にコロンビアチーム。
か:アイデー、常に肩紐落ちてるよね。
こ:そうなんよね~。
か:でも自分で自立生活のことを調べてたらMORPHOにたどり着いて、自分でたけしにコンタクトとって、それから連絡取り始めたんだって。
こ:マジで。それはちょっとすごいな~
か:ナンシーさんといいコンビだよね。
こ:確かに。キャラ違ってて逆に合う感じかな。


こ:さ、これで全員紹介終わったな。
か:…
こ:おーい!
か:…
こ:寝落ちしやがった…今日は2本で寝たか~
 ま、今回のネパールやコスタリカ訪問で、日米のみならず世界中の自立生活センターがつながるきっかけになったらいいなと思うよね。
 じゃ、僕もそろそろ寝よっかな~。
 また、皆さんに会えるといいなぁ。
 では、おやすみなさい!






2016年11月版コスタリカ訪問記 後半戦

再びどーも、本日11/24現在まさかのコスタリカで国家緊急事態宣言にぶち当たったこたです。

何が起こってるかというと、コスタリカにとって何と170年ぶり(ホンマかいな?)の台風が直撃するということで、台風による甚大な被害が予想されたので、公務員は今日明日と2日間休み、外出は控える、安全な場所に避難するなどの大統領声明がでているよう!
とはいえ、どうにも雨も降らないし、風も吹かない…

う~ん、確かに曇って入るけどね…

やや肩透かし感がありつつ、無事に帰れそうでひと安心のメインストリーム一行なのであった。


さて、それでは早速後半戦も続いて日を追ってご報告。

11/22(火)
今シリーズ2往復目。
2往復目はちょっと余裕ができて、休憩場で撮影。
相変わらず寒い!
でも、気持ちいい天気!



かと思えば、急な曇天…
コスタリカをなめてはいけません。
再びペレスセレドンへに到着。




11/23(水)

草の根第2フェーズミーティング

いよいよミーテング開始。
ボリビア、コロンビアも参加。

さて、仕切り直しのもう5年。
自立生活センターとして本当に立派に活動してきて、もう教えることはないかな、とさえ感じる第1フェーズの5年ですが、やはり課題は自立運営できる金銭面のこと。
引き続きプロジェクトマネージャーとして関わるたけしから第2フェーズの概要説明、雑用係の僕から5年間の予算案の説明をしました。

続ける安堵と最後の5年という緊張の会議。

そして、かどちゃんから第2フェーズの5年が終わったら次は絶対ないよという話や次の5年長いけど本当に5年やり続ける覚悟はあるのか、メンバーはどうするのか、日本の研修に誰を誰を行かせるのか、などの部分をMORPHOメンバーに確認しようとしました。
しかし、ルイスから「それは僕たちがじっくりちゃんと話し合って結果が出たらお知らせします」という言葉がありました。
この話は長引くんちゃうかなー、とか重たい話になるんちゃうかなー、と覚悟をしていた一同は「あ、そうなんや、じゃあまた話し合いして結果を報告してください」と自分達で責任持ってできるようになって嬉しいやら、やや拍子抜け気味の気分やら。でもとても頼もしく思いつつ会議を終了したのでありました。

昼からは、今年度の活動報告。

いろいろな活動の発表!

自立法やTRYの話はすでに聞いているので、それ以外の部分を中心に聞きました。
・CONAPDIS総裁にイサベルさんが就任し、関係が良くなった→2週間前にMORPHOを訪問。介助サービスをMORPHOでパイロットプロジェクト的にやってみる案や自立法の実施にCILがどのように関わるかなどいい方向での話し合いができた様子。
・海外ボランティア受入→メキシコ、ニカラグア、トルコ。今後もラテンアメリカ中心に受入を検討。
・障害をテーマとした政府系の団体の理事会に当事者2名が参加。
・ペレスセレドン市の市長といい関係が築けた→土地を寄贈されることになった。
・チャコン副大統領がMORPHOに訪問してくれた。
・インターンとしてコロンビアの当事者を1週間受入。
研修で他地域で活動しているジセニアとフランシーニをそれぞれ1ヶ月ずつ受入。
・保健省と合同でバリアフリーチェックを実施。
・運営資金を稼ぐため、マラソン大会や昼の弁当販売を実施。
・コロンビアの自立生活セミナーにルイスがスカイプで参加。
・後の期間で、全国集会とキャンプを実施予定。
と様々な活動を実施していました。
地元に根付いた活動、全国的な活動に加えて、今回も含めて海外支援的な部分も増えてきて、本当にいい活動をしているなー、と改めて思った次第です。

そして、最後にアメリカのCILメンバーを迎えてどう思ったか、ゆーこの修行研修を受け入れてどうだったかを聞いてみました。
アメリカの受け入れは直接顔を見て話をする機会ができてよかった大きな国際セミナーを経験して寿命が縮まった気がしたけどいい経験ができた、アメリカの活動なども研修してほしい、などいい刺激になった模様です。
ゆーこの修行研修受け入れは、ゆーことMORPHOの両方にいい経験になってとてもよかったと皆言っていました。ゆーこは「本人の前で悪いこと言えないっしょ」と言ってましたが(笑)
でも僕から見ても何か介助者たちともめっちゃ馴染んでるし、MORPHOのメンバーと一緒になって活動してるし、スペイン語上達してるし、セミナーもええ話してたって聞いたし、何というか純粋にいい研修やったんやろうなー、って感じました。

こうして、この日はごく平和に終了しました。

11/24(金)

この日はボリビアのメンバーとミーティングの続き。前回質問があった部分をかどちゃんが答える形です。

ボリビアとメインストリーム

メンバーのこと、運営資金のこと、今後のCILの活動の方向性などを確認しました。
いい話だけではなく、残念な話、難しい話、嫌な話、色々ありましたが、改めてキャラバンの話を聞いて、本当に命をかけた活動をしているんだな、と改めて思いました。
今後は今活動している4つの自立生活センター(スクレ、ポトシ、タリハ、ラパス)をそれぞれの代表が運営しつつ、フェリサが首都で全国的な活動をしつつ、各センターをフォローし、9つの県それぞれに自立生活センターをつくることを目指して活動していくそうです。

マルセロ&フェリサ
ボリビアの偉大なリーダー達

ちなみにキャラバンの概要をかいつまんで説明すると、
もともとコチャバンバという地区のダビッドという頸損の当事者が、行政側が年金を長く滞納していたので、支払うように求めたが、やはり支払われず、ちゃんと支払うよう政府側動きを監視する小屋を作たのがきっかけ
このことについてデモを行おうと各県の代表を集めて会議をしたら、全国的に同じようなことが起こっていることがわかり、各県で同様の抗議活動を行った。
・それでも政府側が受け入れなかったので、コチャバンバから首都ラパスまで880kmを抗議キャラバンすることに決めた。
・本当に色々な問題があって、最終的に大統領に要望書を提出しようとしたが、実現しなかった。
ということでした。

あと、ボリビアは健常者の協力者があまり多く見られないのも気になるという話もありました。
それは自分たちが意図的に避けているのかもしれない、これからは協力してやっていこうと思う、という話でした。

ここで、最初にも書いたように国家緊急事態宣言もあったので、話し合いは終了しました。

そして夜、雨も降らなさそうなのでMORPHOで送別会(主役はゆーこ)を開いてもらいました。


50日間お疲れ様!

サプライズでMORPHOメンバーがゆーこの50日間の滞在をまとめたビデオを作ってくれていました。
何かジーンとくる光景だったなー。

ギリギリまで作成してました!

そして送別会は終了するも、ゆーこはさらに飲みに誘われ、それを尻目にかどちゃんと僕はホテルに帰ってゆくのでありました

じゃ、新井さん先に帰るわな。
ま、今日はいっとこか!

11/25(金)

最後のお別れにMORPHOへ。
いつ雨が降るかわからないからと昨日の昼からお別れの挨拶してるので、もう3回目くらいのお別れ(笑)
この日が滞在中一番の晴天でした…

最後にこれかい!
これぐらいやったら気持ちいいのになぁ

最後にゆーこにMORPHO男性陣からプレゼントが!

Grasias!
ん、ごみ?

ん、空箱?

なんだこりゃ?

赤い?

お、コスタリカ代表のユニフォーム!
私サッカーに目がないからね!(うそ)

最後まで慕われてる感出しまくりのゆーこでしたとさ。


さて、これにて今回の訪問も終わったのですが、MORPHOメンバーの成長を感じる、というのも失礼に思うくらい、立派なセンターになってるな、と感じました。

プロジェクトマネージャーたけしは言いました。
「こいつら、今回のセミナーでまた一歩上の段階に入ったんよ。成長したなー、ってすごい実感するし、あいつらの自信がさらについたっていうのがひしひしと感じられるんよねー。」と。
本当にどんどん成長し続けるMORPHOを頼もしく感じ、また自分はどうかなと振り返り今後のCILでの活動の糧にしていきたいなー、といつもいうようですが、逆にこの活動の良さを教えてもらいました。

さらに、プロジェクトマネージャーたけしはこうも言いました。
「このコスタリカと南米の自立生活のネットワークをつなぐのが、次の僕の仕事だと思ってやってきたけど、今回でわかったよ。もう僕の手を離れたかなって。
あいつらすごいわ!こんなに早く実現させるとはね。さぁ、次は僕はどこへ行ここうかな?」と。

たけし大感激!
夜まで及んだ中南米ミーティング。

確かに彼らはすでに自分達で中南米地域に自立生活を伝える活動をはじめており、日本側との話し合いが終わったあと、ボリビアとコロンビアにMORPHOの経験の話をずっと伝えていました。日本を挟むより、よりスムーズで、より親近感があり、より身になる研修だな、と感じました。何か少し寂しくもあるけど、とても嬉しい動きだと思いました。

中南米に自立生活の雪崩が起こるよ!byたけし
 
でもプロジェクトマネージャーたけしー、あと5年プロジェクトも続くんでコスタリカのことも引き続きよろしくねー。

最後にこの研修で僕が思っていたことをひとつ。
実は海外支援って、実は自分達が元気をもらったり、もっと頑張らなあかんなー、って思わされるのももちろんなんですが、メインストリームの良さを再確認できることが多々あるな〜、って思うんです。
こういう組織がいいんじゃないかとか、メンバー全員が同じ方向を向いて活動しないといけないこと、海外支援のこと、健常者としてこの活動を続けること、そんなことを話する時はやっぱりメインストリームのことを例に出して話するし、そういう組織がいいと自信を持って言っているなー、と考えるとやっぱり色々あってもこの活動が好きでメインストリームのことも好きなんだな、って改めて思えるんですよね。
やることないからか、おじいちゃん化なのか、すっかり早寝になって寝てしまったかどちゃんの横でそんなことを考える私こたでした。

ということで、今回のコスタリカ訪問記はこれにて終了!
番外編はまた後ほど。

では、次の海外支援もお楽しみに!


2016年11月23日水曜日

2016年11月版コスタリカ訪問記 前半戦

どーも、40を越えてどうにも気力体力など色々と衰えを感じつつあるこたです。

今回は3年ぶりの海外支援ということで久々の登場。
というわけで、今回の海外支援は11/12〜11/28の期間で訪問したもうすっかりおなじみコスタリカ!

今回の訪問の目的はというと、大きく分けて2つあります。

前半戦は、「日米共催MORPHO視察&国際ILセミナーツアー」(勝手につけました)です。
これは、昨今頻繁に行われている日本とアメリカのCIL間の交流から、来年アメリカで行われる予定の国際ILサミットの打ち合わせを兼ねて、日本が支援しているアジアや中南米のCILをアメリカのCILのメンバーに見てもらって日本の海外支援の現状を知ってもらおうという企画です。
今回はアメリカのCILやNCIL(アメリカのJILのような全国組織)をはじめ、日本のJILやDPIから総勢21名がコスタリカを訪問し、国際ILセミナーや中南米初の自立生活センターMORPHOの視察、ILサミットに向けてのミーティングを行う予定です。

後半戦はMORPHOとメインストリームとのミーティングをびっちりやる予定です。
これは、JICA草の根支援「コスタリカ自立生活推進プロジェクト」(こっちはホントの名前)が今年度で終了するのですが、続いて第2フェーズとして「障害者の社会支援システム構築プロジェクト」(ちょっと小難しそうな感じ?)というプロジェクトをさらに5年継続できることが無事に決定したのを受けて、どのように実施していくかのミーティングです。

あ、あと忘れてはいけないのが、1ヶ月に及ぶ修行研修を終えたゆーこのお迎えです!
さて、ゆーこは勉強中のスペイン語を駆使して無事に修行を終えているのか?

ということで、今日は前半戦の「日米共催MORPHO視察&国際ILセミナーツアー」(くどいですが、勝手につけました)の報告を!
早速日を追って、振り返ってみていきましょう。

11/12(土)
メインストリーム軍団(いっても3人ですが…)伊丹を出発→
成田にて東京出発組と合流→
ヒューストンでアメリカ組と合流→
コスタリカ・サンホセに到着→
荷物が出てこず右往左往…→
何とか荷物が出てきて外へ→
ルイス&カルロス&たけしのお出迎え→
恒例のホテルバルモラル
おなじみバルモラル前。着いたのは夜すが…
バルモラルロビーに集合。

からの近所のいつものバーで一杯やって終了!
という長〜い1日でした。


11/13(日)
これまた恒例の3000m級の山を越えて、ペレスセレドンへ→
ホテルに荷物を置いて、早速事務所へ→
早速集合写真!
っていうか、撮る人の方が多いし!
記念撮影が終わって、中に入ると…

ん?
久しぶり~!
ってその服は何…

ゆーこじゃないすか~!
なんだかすっかり現地の人に馴染んていて、これも修行の成果?
というわけで感動の再会?を終えて→
早速の歓迎会!
MORPHO女性陣によるコスタリカの伝統のダンスで歓迎。
写真では見えないけど、指揮者はゆーこ。何だかMORPHOの姉さん的存在になってる様子!

コスタリカ伝統ダンスのあとはコスタリカの家庭料理をみんなでいただいてこの日は終了。


11/14(月)
この日はMORPHO事務所にて日米のメンバーとMORPHOメンバーの経験共有(それっぽく言ってみました)1日目。
久々の再会に積もる話かはたまた近況報告か噂話かを語らう二人。

まずは今村さんのこのツアーの経緯等を含めた挨拶→
おなじみSTEPえどがわの今村さん。
詳しいみんなの紹介は別号にて掲載予定。

ルイスによるコスタリカのこれまでの活動報告→
こちらもおなじみルイスエルナン君。
体調が悪かったそうですが、報告も慣れたもので貫録も感じます。

ウエンディによる自立法制定までの活動報告→
こちらもおなじみウエンディ。
自立法制定までの道のりを堂々と語っていました。いつもの早口も健在!

大勢で報告を聞いている様子

パウラさん(CONAPDIS・国家障害者審議会)によるブルンカ地方(MORPHOの事務所のある地方)の障害者施策についての報告→
Kaloie時代からお世話になっています。
MORPHOメンバーの強い味方のうちの一人です。
コーヒーブレイクを挟んでの→
やっぱりコスタリカと言えばコーヒーだよね~
もちろんDel Valle!

マーカさん(シカゴ・アクセスリビングCIL代表及びNCIL創設者・元代表)、ジュリーさん(テキサス・リーチCIL代表及びNCIL理事)によるアメリカのCILの活動報告
左)マーカさん。アメリカADA法創設運動時の中心人物だそうです。
中央)ジュリーさん。ネパールのCILも見てきたそうで、海外支援にとても興味を持っているそうです。
右)ん、またまたおなじみのカルロス君。今回はコーディネート兼通訳と大忙し!
という一日でした。


11/15(火)
お恥ずかしながらコスタリカ訪問13回目かどちゃん、3回目こた、2回目かなこ全員初めてのコスタリカ観光。
噂によると、ゆーこが観光先を決めるのにに一枚かんでるとかなんとか。
結局自然豊かなコスタリカと言えばコレ。ということで、環境保護のNGOが管理する森林でバードウオッチングとリフレッシュ→
雨上がりでどろどろの山道に苦戦しながら、広場へ→

おお、なんかそれっぽい感じのする風景ですな。

ここでなぜか、このNGOの創設者のビデオ鑑賞→
これいるかな~、と思いながら聞く一同。

ここから若手チームwithたけしは鳥を探して森林探索・シニアチームはもう動けず広場でのんびりバードウオッチング→
のほほ~んと鳥を見るシニアチーム。
この頃若手チームは泥だらけの山道で悪戦苦闘中のはず。
ん、よ~く見ると…
おお、きれいな青色の鳥やん!

若手が無事到着したものの、結局居残って広場でのんびりしていたシニアチームの方が鳥を見れたという悲しい結果に。やっぱり落ち着くのは大事やわ~→
MORPHOの介助者ジャスミンのお母さんがコスタリカ伝統の弁当的なものを用意してくれて、皆でアウトドアでいただく→
ホテルに戻って、皆疲れ切って爆睡、という一日でした。


11/16(水)
休憩日を挟んでMORPHO事務所にて日米のメンバーとMORPHOメンバーの経験共有2日目。しょっぱなは斎藤さん(つくば自立生活センターほにゃら)による日本の障害者運動の現状についての報告→
ほにゃらの斎藤さん。
ちなみに「ほにゃら」の由来は諸説あるそう。
さらにちなみに法人の名前は「サラダボール」
もうひとつちなみに僕と同級生の昭和50年生まれ!

今日は日本の障害者運動の現状ということで相模原の事件等から、今の日本の問題点を提起。
日本のCIL活動の停滞や若手の育成の必要性なども問題提起されていました。

曽田さん(JICA東京)によるJICAでの海外支援活動報告→
JICAの曽田さん。
佐藤君一押しの若手のホープ(佐藤談)
JICAを2年間休職してフィリピンへ行き、障害者団体で活動。
その団体のIL活動への熱意で海外支援に目覚めたそう。

たけしのコスタリカを含めたメインストリーム協会としての海外支援報告→
アジアの母ならぬ「中南米の自立生活の父?」
タケーチこと井上武史。
今日も大人数で聞いています。

ILミーティング・国際ILサミットの内容、世界のILネットワーク構築方法についての提案→
休憩しながら打ち合わせしてからの
輪になって会議。
どうしたらよいネットワークが作れるか、様々な意見が飛び交いました。
終了するも雨がひどく、みんなでやむまで雨宿り→

雨宿り中の光景。話し込んだり、写真撮ったり。
雨が小降りになってアメリカのマーカさんとジュリーさんは自立生活しているウェンディの家の見学。日本人はホテルへ帰ってこの日は終了。


11/17(木)
再び山越えしてサンホセへ移動→
この日のうちに、国際ILセミナー参加するべくボリビア、グアテマラ、コロンビアメンバーがコスタリカに来ているはず→
日本人グループは特にすることなく、みんなで中華料理食って終了。

11/18(金)
この日からサンホセにて国際ILセミナー開催。1日目→
会場はこんな感じ。
会場入りすると、懐かしい顔が!→
グループボリビア
左からマルセロ、フェリサ夫婦、クラウディア、介助者。
グループグアテマラ
ヴェロニカとアンヘリカの顔が。
相変わらずの高笑いが会場に響きわたる…
初顔、コロンビア。
左が支援者のナンシーさん、右がアイデー。

と、ひととおり再開を懐かしんだ後は、セミナー開始→
まずは来賓挨拶
挨拶の順番で紹介していきます
①CONAPDIS理事・フランシスコ氏

②COINDIS(障害者団体情報委員会)代表・フランシスコ・ロドリゲス氏

③自立生活センターMORPHO代表・ルイスエルナン氏

④JICAコスタリカ所長・半谷氏

⑤JIL代表・平下氏

⑥在コスタリカ日本大使・篠原氏

⑦最後はチャコン副大統領
なんと副大統領が来られました。

副大統領は皆に声をかけて退室。

そして、早速プログラム開始。最初はマーカさん講演・ジュリーさん講演→
今日はお揃いのLEAD ON Tシャツで講演。
それぞれご自分のこれまでの経歴や今の活動について話されていました。
マーカさんは、ADA法制定までジャスティン・ダートさんらとともに壮絶な運動を行ってきた話をしてただきました。
ジュリーさんは現在のアメリカのCILの活動と今後の課題について話していただきました。

かどちゃん講演→
前半は出番ここだけやからな~、と前日にネタを考えるも寝落ち。
結局当日ネタを仕込むかどちゃんでした。
でもさすが爆笑請負人。笑いありええ話ありでした。
本人評価は最後の締めがいまいちだったそう。

1日目終了してからの集合写真からの交流会へ→
ILの輪ですな~


日米中南米みんなで交流の輪が出来ていました。

最後はなぜかギタリスト登場。


ということで、1日が終わりました。


11/19(土)
国際ILセミナー2日目。
まずは、ウエンディ講演→
自分の自立から自立法制定まで。
何度も聞いてるけど、やっぱり感慨深いな~。

ボリビア・フェリサ活動報告→
久しぶりの~、フェリサ…
ラモス!

ボリビアの大変な状況の中での活動。頭が下がります。


グァテマラ・アンヘリカ活動報告→
こちらも久々、アンヘリカ…
ゴンザレス!
なかなか思うような活動は出来ないけど、地道に介助者を育てているそうです。

コロンビア・アイデー活動報告→
たけしの肝いり、コロンビアのアイデー。
財団を作って、介助者派遣をしているそう。
昨年自立生活セミナーを行って、300人を集めたそうです。


今村さん・社長の国際ILサミット詳細説明→
ILサミットの日程や内容。
ここに至るまでの経緯やこのサミットの意義を熱く語られていました。


で全日程終了し、再度集合写真撮影

LEAD ON!

という感じで、国際ILセミナーは終了しました。
みんなそれぞれ色んな立場の差はあっても、IL運動を一緒に進めていく仲間の話を聞けて、また刺激になったなぁ、と思ったこの一連のツアーでした。


11/20(日)
この日は皆は休日ですが、かどちゃんは相談日→

午前の部・ボリビア→
障害者年金を生活できるまで引き上げを求めたキャラバンは
今年の3月にコチャバンバという町からラパスまで880kmを半年で歩く計画。
しかし政府の妨害により780人だったメンバーは150人に。
その他にも様々な妨害や濡れ衣で大変な状況に。
他にもメンバーの問題などでいろいろな活動のが停滞しているのも事実だそう。
そんな中でも、IL活動を続けている話にほんとに頭が下がります。

午後の部・コロンビア→
僕はちょっと休憩。
いろんな活動をしているので、今後は一緒にCILをやってくれそうな
メンバー集めや自立生活のセミナーを実施していきたいそうです。

という一日でした。

11/21(月)
ツアー組はワシントンDCへ移動になるので、居残り組メインストリームの4人はホテルで盛大にお見送りして、コスタリカ組のウェンディカルロスたけしは空港まで送迎。

というわけで、ここで前半戦は終了!
次のブログは、番外編として今回長い時間を共にしたツアーメンバーを紹介したいと思っております。乞うご期待!

さて、ここからが僕たちの本番。
ペレスに移って、草の根支援のミーティングです。
ということで、後半戦ははまた後日ブログで。

では、皆さまアスタルエゴ!