2012年12月18日火曜日

Morphoは今日も会議中


ブエナスノーチェ。


今日は一日、ミーティングでした。
・2月の全国集会
・サンホセに作りたいセンター
・4月からの事務所の体制
・コーディネーターの体制
・コンセホのお金
・法人格
などについて話をしました。


2月に行われる全国集会は、準備期間が短いことや、障害者の自立支援法が通るかどうかの山場を迎えていることなどを考え、全国集会ではなく、サンホセでセミナーを開くことにしました。
規模も、サンホセ周辺の障害者に絞り、内容も自立生活についての考え方をみんなで共有すること、法案についての勉強会にしました。つまり、自立生活がどんなにいいものかを障害当事者に分かってもらう→今は法案が重要である→ちゃんと通してもらうためのデモをみんなでする→サンホセ周辺の障害者との連携といった流れです。
その中で、さらにいいメンバーを見つけて、来年の11月ごろに開催したい全国集会の実行委員として一緒に活動して、ゆくゆくはカルロスと一緒にサンホセでセンターを作っていくという狙いもあります。


そのほかにも、たくさん話し合いましたが、全部はここでは書ききれないので、報告書や、メルマガを読んでもらえたらと思います。もしくは直接聞いてもらってもいいですよ。




サンホセでのセミナーや、これからの体制などをみんなで議論中





会議をしていると、会いたかったあの顔が・・・・





やっと会えたよ~、マイノル~

日本に研修に来た、Morpho代表のマイノルです。
ずっと体調を崩していて会えなかったのですが、なんとか事務所まで会いに来てくれました。
まだ、体力が回復していないので、会議には参加できませんでしたが、写真のような笑顔を見せてくれたので、ひと安心しました。
 マイノルからのメッセージで「僕はあまり元気じゃないけど、みなさん元気ですか?僕が元気になるのを祈ってください」との事でした。







ボリビアから一緒に旅してきたナカムラのお母さんは、一足早く帰国




さて、コスタリカ最後の夜は、さよならパーティです。




厳重な門の中は・・・






2人のスィートホーム



おいしい家庭料理でもてなしてくれました。


もちろん、食後はダンスパーティー。
音楽をガンガンかけて、汗だくになって踊りまくってました。




最後の晩餐

サンホセにCIL、ツクリタイデス by チョメロス






































~畑のつぶやき~
今回、訪問してみて、なつかしい顔や新しくあった人たちと出会えてよかったです。
で、Morphoのセンターはいろんな人が訪ねてきています。その中には、身体をはじめとし知的、聴覚、そして近所の人たちが出入りするところがメインストリームらしくて良かったなと思います。

今後、サンホセでも自立生活センターを立ち上げるにあたって、仲間集めが必要となってきます。そのためには2月のサンホセセミナーで、いい人材を集めていって、来年度の全国集会で、より多くの人に参加をしてもらい、今コスタリカでは、自立法が国会で一日でも早く採択されるように、コスタリカメンバーの今のがんばりが必要となってくると思います。





これからもよろしく~☆

2012年12月13日木曜日

今日のMORFHO

ブエノスディアス!

今日のペレセレドンは、暑い!!
天気も快晴で、寒がり組には気持ちがいい気候です。(日差しはキツいけど)

今日も朝から個人面談をしていました。(ウェンディ、ジゼル、カロル、アレックス)

その裏では、昨日、メンバーから要望があったコーディネーターの研修を、アレックスにしてもらいました。アレックスは日本の研修をしっかり自分でまとめていて、自分の言葉でメンバーに伝えていました。

アレックスは、コーディネーターだけでなく、健常者スタッフの役割についても話していました。聞いていると、アレックスがこの仕事に対して情熱を持っていることがよくわかりました。
みんなも真剣に聞いていて、スケジュール上途切れ途切れになってしまいながらも、2時間近くの講義の後の意見交換では、積極的に意見が飛び交いました。



日本で学んだアレックスが講義中




昼前には来客ラッシュがありました。
JICAの所長さんとピース大学の学生2人、日本大使館の参事官が来てくれて、Morphoの活動や、その活動に対しての関わりなどを、ようこさんの説明を熱心に聞いてくれました。

ピース大学の学生さんは、スサーナやウェンディにも取材をしていました。
2人は、とてもこの活動に興味を持ってくれて、私たち2人だけが話を聞くのはもったいないと、次の機会には他の学生もインタビューに連れてきたいといっていました。
パンフレットのようなものを作るといっていたので、それを読んで自立生活のことを知ってくれる人が増えてくれそうです。


ちなみに、ピース大学はようこさんの母校で、ようこさんは第1期生!!



コスタリカのピース大学の学生とJICAコスタリカの所長さん

大使館の参事官も来てくれました。













































みんなでの話し合いにも熱がこもってきましたが、ここはちょっとお昼休憩。


みんなで話し合って、さらに分かり合えた?、カタリーナとソト



今日のお昼はこんなんでした!

わたしのお弁当♪

デレちゃんの里芋のお弁当











いっただきまーす!!


で、遅めの昼ご飯が終わって、昼からも、みんなで集まって話し合い。
ここからは、コーディネーターの仕事をどのように回していくのがいいのかということをメンバーで議論してもらいました。

結論ははっきりとはでませんでしたが、今のままでの問題点と、変えるべきポイントなどが明確になって、みんなで共有できてよかったと思います。
大事な問題なので、これからじっくりと話し合えたらいいと思います。



そして、最後に自立の王様と呼ばれるはたちんが、当事者スタッフとしての心構えなどを話してくれました。介助者の使い方、リーダーシップの取り方などを話しました。

その中で、介助者がどこまでするべきなのかという意見が出ました。
簡単にいうと、時間がかかっても、自分でできる部分は介助者を使わずに自分でした方がいいのではないかという質問でした。
リハビリテーションの考え方の話や、介助の仕組みというのは新しい考え方だという話をすると、納得して、これからもそういう疑問があったらすぐにみんなで話し合える、誰かに聞くことができる関係を作ろうという話になり、いい雰囲気で話を今日の話を終えることができました。


アレックスの講義を踏まえて、コーディネータの仕事をみんなで考え中



こんなに出ました!こうやって見ると、忙しそう(笑)






障害者スタッフの心構えを話すはたちん

































夕方、市議会へ向かいました。
JICAコスタリカが、Morphoへの協力を通して、町の発展に貢献したということで、表彰されたからです。もちろん、表彰されたのはJICAなのですが、このペレセレドンでのMorphoの活動が公的にも認められ始めたのだと思います。
まだまだ、制度や仕組みなどもそうですし、Morpho自体も発展途上なのですが、メインストリーム協会で研修したメンバーの活動は、確実に一歩ずつですが、社会に浸透してるんだということを目の当たりにして、とても誇らしく思ったひと時でした。



これからもみんなでいい街にしていくよ。




2012年12月12日水曜日

無事コスタリカに帰国

オラオラオラ!オラ~!
ボリビアのセミナーも終わり、無事コスタリカに帰国しました。
帰国した日は、サンホセから山を越えてMORPHOのあるペレスへ向かいました。ペレスについた
その夜は、ウエンディー&スサーナの家の庭でバーベキューパーティーをしてくれました。


コスタリカの美男&美女
仲良かったな~

立派な庭でした。


 パーティーでお腹いっぱいになって、ボリビア疲れでその日はぐっすり眠れました。
そして次の日、新しくなったMORPHOの事務所に、初めて行きました。

コスタリカセンターの象徴羽ばたいてます




みなさんご存知のアレックス
いいTシャツ着てます。


 この日はまず全体で会議して、ペレス滞在中の日程を話し合い、廉田さんはスタッフと個人面談

残りの者は、みんな集まって何かテーマを出して話し合いをする事になりました。


 
面談以外のメンバーで、まず、コスタリカの自分たちのセンターをどんなセンターにしたいか、意見を出し合いました。

・利用者も介助者もたくさん増えて欲しい
・重度障害者が自立して欲しい
・今やっているメンバーがこの先もずっとセンターに残って一緒に活動したい
・地域の人たちにもセンターの考えが浸透してほしい
・障害者があたりまえに住める社会に変えたい

など、前向きな意見がたくさん出ました。
 
そして、最後にディゼルが「みんな先の話をしますが、みんなが言った目指すものを作って行くのは私たち自身で、それを叶えるためにも目の前にあるものを一つ一つやって行く事が必要」と 代表のマイノルが休養中なので、代わりに全体に気合を注入してました。
 
意見を言ってもらった後、みんなで、こんな話やセンターの事よく話しますかと聞いて見たらほとんど無いとの事でした。メインストリームではスタッフどうしで、センターの話をよくすることを伝えて、
コミュニケーションが信頼関係の基盤となる事をつたえました。それと、本気でやってるんだから、
熱く語りあったほうが、楽しいし、モチベーションも上がることも伝えました。

 一方、廉田さん個人面談の方の内容は不明なので、映像だけお伝えします。

個人面談、雰囲気は穏やかでした。
通訳はお腹のへこんだフランク。


ここらでコーヒーブレイク


癒しの写真をどうぞ!!



少し休憩のあと、廉田さんは引き続き個人面談。
僕たちは「コーディネータのお仕事は?」ってテーマで話し合ってみました。
 今コスタリカのセンターでは日替わりでコーディネーターを入れ替えてやっているみたいで、
それで、このテーマにしてみました。
 でも、事務所側は日替わりで介助者の人たちにコーディネーターをやってもらっているつもりです
が、実際にやっている介助者の人たちは、自分たちは、コーディネーターのルイスのサポート役で
事務所に来ていて、コーディネーターとしての意識は無く少しずれがあるのが現状です。
ここで出た意見は

・シフト作成
・介助者の相談を会議にかける
・勤務時間に縛りはない
・緊急対応
・お客さん対応

 など、これまたたくさんの意見が出ました。普段はそんなに意見は出ないんですが、個人個人に
質問を投げかけるとちゃんと応えてくれました。みんな、しっかり考えているようです。
 特に目に付いたのが、12月からセンターに関わっている、カテリンずっと真剣に話を聞いていて、
センターに関わって間もないのに手を挙げて意見したり、全体に意見を求めた時も積極的に
意見をだしてくれました。頼もしい新人が入ってきてますますコスタリカのセンターも力強くなって
行くと思います。

新人カテリン
よろしく!!







このテーマの話は結構長引きそうだったので明日に持ち越しになりました。
これで、今日の研修は終わり、晩御飯はこの前までコスタリカに来ていた、ALの宇佐君も
行った事のある中華屋に行きました。



今、コスタリカは乾期に入って日中はかなり日が照って暑いですが、この暑さに負けないぐらいの
熱さでがんばっていろいろな事伝えて行きます。










2012年12月9日日曜日

さよならボリビア、またこんど...

記事とは無関係。近所の子供たちです。ボリビアは子供がみんなかわいい。
こんにちは。いのうえです。ボリビアは夕方4時を回ったところです。昨夜はボリビア最後の夜だったので、フェリーサら帰国研修生たちとこちらのフォルクローレを聴きながら踊る店に行ってきました。日本からの研修チームはほとんど眠らずに朝5時ホテルを出て旅立っていきました。もう今頃は再びコスタリカに到着している頃ではないでしょうか。

さて、それでは昨日の最終日の模様をお伝えしたいと思います。
初めてその国に支援に来た場合、予定に加えるのは①セミナー、②障害者団体や機関とのミーティング、③障害者宅訪問、などがあります。今回もだいたいそのメニューにしたがって行っていて、最終日の昨日障害者のお宅を訪問させてもらってきました。

写真奥、ジーンズのジャケットがリチャードさん















今回案内してくれたのは、リチャードさんという障害者の父母が運営する団体に所属する方で、医師でもあるそうです。まだまだ文化的に障害者が社会に受け入れられることが難しい中、生まれても外に出さず隠してしまう親が多いそうです。そういった子供を探し出して支援する活動をしています。今日はそうした支援先のひとつのお宅を訪問しました。


訪れたのはフリアさん宅。左官助手のご主人と二人の娘さんの4人暮らし。上の娘さんのロサリオちゃんが脳性麻痺の障害があります。お宅はラパスから空港のあるエルアルトに行く途中の山の上にありました。ラパスは安い土地を求めて山の頂上目指してどんどん広がっているらしく、周辺にはまだ建築途中の家屋がたくさんありました。フリアさん宅もそうしたうちの一つで、下水道はなく水は近所の井戸に汲みに行っているとのことでした。ぼくらには、想像もできない貧しさだったのですが、フェリーサやリチャードさんはこれは決して極端な例ではなく、ボリビアで障害者であると言うことはこうした生活をしていることを意味すると教えてくれました。

「こうやってトイレをするの」
もう一軒。今度はラパス中心部のお宅を拝見。フェリーサ自身の家です。フェリーサは現在スークレに住んでいますが、数年前ラパスで働いていたことがあってそのときの部屋がまだそのままおいてあります。向かいや隣には弟さんや甥と姪の部屋があります。

突き当たり左がフェリーサの部屋













代表の貫禄のフェリーサw
フェリーサ宅横のレストランで昼食をはさんで今後の活動をじっくり話し合い。こちらからの質問に答えてもらう形の情報収集のあと、彼らの方から今回のセミナーの参加者をフォローする形で、ボリビアの①山岳地域、②渓谷地域、③平原地域でセミナーとピアカウンセリングをやっていきたい。そのための活動資金を支援してほしいなどの話がありました。年内をめどに3人で話し合って、もっと詳しい活動計画を送ってくれることになっています。この日はもう少し余裕があったはずだったのですが、結局ホッとする時間もなく次の予定のためJICAボリビアへと移動しました。


JICAで対応してくれたのは、保健・教育・障害者支援分野担当の大里さんでした。現在のJICAの障害者支援分野の大まかな活動を説明してくれた後、ぼくらの活動にとても興味を持っているとおっしゃってくれました。草の根技術協力をコスタリカとさらにボリビアでもやりませんかというお言葉までいただいたのですが、おそらく現在のメインストリーム協会のキャパシティではむつかしいと思われます。しかしせっかくの縁なので何かこれからいっしょに出来ることを探っていければいいなと思います。


これですべての予定を終了。大里さんの案内で日本料理「けんちゃん」に行ってきました。寿司にラーメン、やきそば、かつどん、久々の日本料理祭りでした。

今回のコスタリカ〜ボリビア訪問チームは長期間の上に、高地ラパスの想像以上の厳しい環境、ほとんどホッとすることのないタイトなスケジュール等々、みんなほんとにたいへんだったと思います。それでも、何というかきっちり「種をまいた」感覚が残ったいい訪問だったと思いました。どうもお疲れさまでした。ありがとうございました。そしていつもながら日本で支えてくれているみなさまにも感謝です。


◎ボリビアでお世話になった方々


在ボリビア21年通訳の中島美鈴さん。セミナーで通訳をお願いする人たちは個性的で魅力的な方が多いですが、その例に漏れず。通訳のみならず細かいコーディネート的なことまでほんとにお世話になりました。またこれからもお世話になると思います。よろしくお願いいたします。代表がドラマのDVDを送ります。

左隅がカリーナちゃん
うーん。ピンの写真が見当たらないのだけど、こんなのの方が彼女らしいかも。セミナーの準備から本番までフェリーサの秘書のようにしてずっと支えてくれました。日本に留学した経験もあるカリーナちゃんです。本番ではずっと隅っこで記録をとりつづけていました。本当に色々ありがとう。またお会いしましょう。




セミナー会場はラパスのど真ん中にあるサンフランシスコ教会に併設されている宿泊施設にあったのですが、そこで食事やら泊まるところなど色々生活面のサポートをしてくれたシスターです。Muchas gracias hermana


もう一回。ぼくらをセミナー中癒やしつづけてくれた天使たちです。Gracias!











2012年12月7日金曜日

ラパスの町をデモしてきたぜ!


こんばんは。いのうえです。

今日でボリビアセミナーはすべての日程が終わりました。最初の予定にはなかったのですが、昨日フェリーサからデモをやろうという提案がなされて、とくに反対の意見もなかったので決行となりました。もともとセミナーの後援に内閣府が絡んでいることもあって、フェリーサは思い切ってプログラムに入れることができなかったものだったのですが、おそらくセミナーの間に何か彼女の中で変わったことがあったのではないでしょうか。

みんなデモになれていないようで、最初はシュプレヒコールがうまくそろわなかったり、初々しい様子だったのですが、だんだんかけ声もしっかりしてきました。先頭はガリ、フェリーサがメガホンを持って人権や尊厳、バリアフリーなどを訴えて歩きました。大統領府に近づいていくと、数名の警官に制止されました。そう思ってるうちに警官の数はあっという間に増えて、道路をふさいでしまいました。















無許可のデモだからということでしたが、メンバーの一人が交渉すると通るだけならという条件で通行の許可は下り、ひきつづきデモをつづけることができました。海外での仕事の楽しさはこうしたデモに加わることができることですが、今日も不揃いなシュプレヒコールがだんだんと揃って力強くなっていくにつれて、こちらも勇気づけられるような思いになってきました。警官に制止されるような事態もかえってこちらの仲間の団結力を高めるような効果があったと思います。

さて、あまりに楽しかったので、デモのことから始めましたが今日はその他にもプログラムがありました。ざっとお伝えしたいと思います。今日の開始は8時半だったのですが、昨夜遅かったこともあって9時過ぎくらいの開始。まず中村のお母さんが佳代ちゃんの自立が実現するまでの話をしてくれました。















その後、ぼくのコスタリカのモルフォ自立生活センターでの経験をパワーポイントを使って発表。コスタリカとボリビアではかなり発展の度合いが違うのでどれだけ参考になったかはわかりませんが、少なくとも日本の実際よりは身近に感じてくれたのではないでしょうか。

この後デモに出て昼食。そのまま修了式という流れになります。修了式では大役を終えて、感極まって涙ぐむフェリーサにこちらももらい泣きしそうになってしまいました。














ボリビア各地からの参加者に挨拶もそこそこに、フェリーサ、ガリ、ヘラルドの研修生3人とぼくら日本人チームでウニダ・エヘクトーラという障害者向けの資金を管理している内閣府内に所属する機関に行ってきました。目的はここで配分される予算を、少し自立生活運動にも向けて欲しいと依頼しに行くことでした。



結論としては今は無理ということでした。このセクションのトップであるファン・カルロス・カランテ氏によれば予算の多くは、リハビリセンターの設置や、義足や車いすを作る作業所を作ることに使われるらしく。介助派遣向けの予算などほど遠いということでした。議論が白熱する場面もありましたが、結局あまり交わることなく終わりました。ただ今は無理でも、始まったばかしの運動を止めるわけにもいかず、この限られた予算の中でできるだけいい方法をさぐって行かなくてはなりません。

セミナー終わってほっと一息。今晩は日本人だけでホテルのレストランで夕食。久しぶりのビールも飲みました。

おまけ。かわいすぎ。

2012年12月6日木曜日

ボリビアセミナー3日目


こんばんは。いのうえです。

 今日のラパスは朝から雨でした。傘もささずに通勤の人たちが渋滞する車の間を通って行きました。アンデス地方独特の哀愁が漂っています。天気のせいもあって遅れてくる参加者があったりで、今日の開始はかなりずれ込みました。
 フェリーサとはどのコマかを省こうかとも相談したのですが、どれも省くのはイヤとのことだったので、規定の時間でつめつめのスケジュールになっていました。たくさんのことがあり過ぎて、一日の出来事なのにもう思い出せないくらいです。

 今日は、まず午前中畑くんによるピアカウンセリングの理論と実践。実践のところでは、裏で健常者は介助者研修を行うということになっていました。















昨日、自立生活プログラムの講座を余裕でこなした畑くん今日も、ひきつづきいい調子でピアカンの理論と実践を終えました。さすが「中南米の畑」の面目躍如でした。


裏メニューの介助演習は、青木くん中心に行いました。介助を受ける経験をとおして障害者の気持ちを理解するというテーマで行い。時間の関係で、車いすの操作のさわりと、食事介助だけを行いました。すべての参加者が介助の研修を受けるのがはじめてで、興味津々な新鮮な気持ちで取り組んでくれていたと思いました。













11時に障害者・健常者とも研修が終わると、休憩の時間を使ってテレビと新聞の取材でした。今日までにセッティングされていた取材が次々にキャンセルされて行っていたので、今日やっと二つの取材を受けることが出来てよかったです。テレビは夜9時のニュースで放送されたそうですが、あいにくテレビがあるところにいなかったでの、見ることはできませんでした。



帰国して間もないガリも堂々と受け答え
















昼食をはさんで午後からは青木くんの介助者としての経験。障害者甲子園に参加したところからメインストリームに関わるようになったことや印象に残っている利用者についてなどを話してくれました。同僚でありながら知らない話も多く、へーって思いながら聞いていました。

そのあとガリ、ヘラルドの帰国して間もないJICA研修生の活動計画の発表がありました。









このあと、最後のまとめとしてQ&Aのコーナー。明日はぼくがコスタリカの経験を話し、中村のお母さんが佳代ちゃんのことを話しますが、これはちょっとおまけ的な位置づけなので自立生活運動セミナーとしては今日が最終。最後まで途切れなく質問がつづいていました。
夕食後最後の交流会。ボリビアの各県出身の参加者が得意の芸や、地方の踊りなどを披露してくれました。今回のセミナー自体もあまりお金をかけずにやっているものですが、この交流会も同じでした。この交流会、めちゃくちゃ楽しいというのではないのですが、心がこもっていてなんかじんわりと楽しいという面白い経験をしました。こうした感覚はそういえばセミナーを開始してからずっと感じつづけていたもので、ホッとするような懐かしくなるような感覚に包まれながらボリビア、ラパスの夜は更けていくのでした。

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