2011年7月31日日曜日

パキスタン訪問記4 ダンス&音楽


こんばんは パキスタン訪問記でおなじみのキリ&ヒロシがお送りいたしマッスル。


この左のお方はシャフィックさんのご息女のお方
(名前は4月に来たときに聞いて下さい) 

 今日はテレビにも出るような大きなホール(アミティーホールみたいな)で毎年行われているイベントに行ってきました。このイベントはマイルストーンの活動をPRするためのイベントで、毎年やっていて今回で三回目。昨日行った大学からもたくさんのボランティアや観客が来ていました。
 
こちらはファラックのご息女のお方
将来のIL運動のリーダーとなるお方
この人のまわりにはたくさんの人が集まってくるでありんす。


 ファラックの娘さん、メインストリーム協会に来ていたファラックの嫁さんソビアも来てました。シャフィックの奥さんには初めてお目にかかりました。
200人くらいの観衆やボランティアの中昨日に引き続きキリが大活躍を見せます。
 


 イベントの流れは、プロのミュージシャンが歌を歌い、合間にマイルストーンの活動を伝えたり、マイルストーンに関わってくれている人々の紹介をするという感じです。
僕たちはすごく歓迎されていて、会場に入ったところで一人ずつ名前を呼ばれ大きな拍手をもらったのはちょっと気持ち良かったです。


このお方はパキスタンの有名なシンガー
(名前は・・・。) 
無料でマイルストーンのためにかけつかています。

みんなプロの歌手の歌声に酔いしれております。
おーっとプロの歌手の横でキリ&ヒロシのキリとマイルストーンのミキちゃんが踊り出しました。プロの歌手に怒られないかな?ヒロシは心配です。
ここからヒロシがお送りします。
歌手からステージを奪うキリ&ミキ

マイクまで乗っ取っちゃいました。
何度も言いますが相手は有名なプロの歌手です。


観客に耳を傾けるキリ、ここはたぶん観客に聞かせるシーン・・・。


完全に歌い上げております。
怒られないかな。。。byヒロシ
おー パキスタンのプロの歌手は器がヒロシ
日本だったら新聞ざたになっているぞ


この二人は笑うのが上手ですね。
















 




















 
 シャフィックのご息女の話
 私はお父さんとよく外にご飯を食べに行きます。しかし店の中は段があるので外で食べることもあります。ご息女はそんなときはあまりご飯がのどを通らない。そんな時ご息女は家族みんなで店の中でご飯を食べたいということを店の人にいつも話したりしています。
 バリアフリーが当たり前になってどこでも家族みんなで食事ができたらいいですね。

壇上で日本からのメッセージ
  
 今日はメインストリーム協会のメンバーの出番はキリのダンスと、
メインストリーム協会メンバーのコメントだけでしたが、パキスタンのアーティストとマイルストーンのアピール力には驚かされる5時間でした。
(長いなぁ)
 マイルストーンはパキスタンの社会を変えていける。そんなパワーが、オーラが、エネルギーが、そんなことを感じられる今日一日でした。
 シュークリア
 キリ&ヒロシでした。



おまけ
女の子とはじめてツーショット撮ってくれって言われたヒロシ
やっと握手してもらいました。

カンボジアから ソクサバーイテ(元気ですか?)二日目の介助研修

カンボジアからソクサバーイテ?ざっきーです
二日目の介助研修です。
昨日からお泊りしてた、障害者のメンバーやスタッフ、介助者達と朝を向かえました。
朝から、シャワーしたり、髪をきれいにくくったりしてます。

二日目の研修
①一日目の研修の感想や質問、おさらい。
②着替え介助方法
③トイレ&シャワーの介助方法
④車椅子研修で、近くにある空港まで。そのままバリアフリーチェック
⑤二日間の研修を受けて
です。
ティラさん(車椅子のこっち向いてる女性)と、
ナーさん(結んでる人。介助者)は
髪を結ぶのが上手 でみなのをやっていました。


左端から、昨晩から参加のティラ、ウォンちゃん、ソモニ、ティンリ、
スタッフのボッパちゃん、
一番向こうがサミスの友達でいろいろ支援してくれてるアメリカ人でドクターのケンさん。
ケンさんは誘われて見に来ました。

まずは昨日のおさらいから


寝たままの着替えの介助。


それを眺める障害者面々。
一晩たって、リラックスした顔をしてます。

研修用の服を持ってこなくて、近所だからと、
サミスの妹のパジャマで練習。
結構体大きな男性だったので、ぴっちぴちでしたが着れました。
介助者いい腕してます。いい介助者になれそうです。

トイレ介助で差込便器使用の方法。
カンボジアにもあるんだ!

車椅子研修で空港に向かいます

みんな打ち解けてきて、気分はピクニック

ごめんなさい。写真が回転しません。
昼前からのどをやられて、さらに熱を出したソモニ。
ちょうどいたお医者さんのケンさんに診てもらって疲れからと診断。
、薬を飲んで寝てたけど、
車椅子研修行きたい!少しよくなったから!と参加。
あとで熱ぶりかえしました。(笑)

空港到着


ピースサインで元気なサミス姉妹





段差の乗り降りの練習



はしゃぎだしてきました。



偶然にも介助者の男の子(右前)で空港で働いてるお父さんと会って記念撮影。

みなで記念撮影

扉がうち開きで車椅子が入って扉が閉められない車椅子トイレ。
前は外開きで使えてたのに~「なんでやねん」とぼやくサミス。
チェックです!


段差は緩やかなスロープで使いやすい。
が点字ブロックや、音認識信号がない

空港の人に聞いてみよう。
知らなければ伝えなきゃ!
まずは、先ほどあった介助者のお父さんに説明し、
誰に話せばいいか聞いてみました。


少し離れた、事務所を教えてもらいました。







事務所前は土だし、雨季のせいで道はぼこぼこ。悲鳴をあげています






































本当は、アポとって、行かないと会えないんだけど、偶然受付の人が
サミスの裏の家のご近所さんでお願いしたらつないでもらえることに。
アポがないから3人までね。と言われましたが
会ってみると、車椅子トイレの件では、それは知らなかった。 すぐにでも直す。とのこと。
ただ、盲人用の点字ブロックや、音認識の信号などは、カンボジアにない。空港内は、スタッフがつきっきりで介助するから大丈夫とのこと。一人でも歩けるようにしてほしいところなので、これからまた説明していくそうです。


研修生の車椅子体験。介助される側の気持ちがわかってもらえます。
正座をして、手を動かさないで、乗ります。
でこぼこみちや、段差をのぼったり石を上るときに前輪をあげて介助しますが、これが結構怖い。みな悲鳴あげてました。
車椅子に乗る人の気持ちがよくわかったそうです。








記念撮影。2日間お疲れ様でした。

熱が出てもがんばって参加

みなとうちとけて、なんだかスタッフぽくみえるティラ(右)
介助者研修に来てくれた、介助の研修生達は、いい経験ができた。
今までは障害者に会ってもどうしたらいいのかよくわからなかったけど、これからは介助の方法もわかって、どう手伝ったらいいかわかるようになった。また、話をしたりして、友達になることもできた。これから介助をやっていきたい。
参加してくれた、ウォンちゃん、スリンちゃん、ソモニちゃん達は、普段と比べると、睡眠時間もすごく少ないし、新しい経験ばかりですごく疲れただろうけど、いろいろな経験ができたし、ほんとうに楽しかった。来てよかった。いろいろな人とも話ができてよかった。またぜひ来たい。と言ってくれました。
昨晩から参加のティラさん、そしてサミスの友達、ロッタナさんも参加してよかった。またぜひ参加したい。
そしてみんな、障害者がもっと住みやすい国になるように、自分達もどんどん外に出て行きたいし、自分達の事をたくさん伝えていろんな人達に知ってもらって、理解していてもらえるようにしたい。
またこういったイベントがあったら参加したいと言ってくれました。






よく話すウォンちゃん。介助研修生ともすっかり仲良し

ティンリちゃん。
自分史を話すときに、生まれたときからだから自分の障害は恥ずかしくない。
外に出るのも怖くないし、もっと外に出たい。
今回は本当に楽しかったそうです

家に送るのに無理やり2台の車椅子を積みました
車椅子は折りたためないものもあってほんと無理やり。
私も、今のカンボジアの障害者の状況も少しとはいえ、知る事ができたし、介助研修生のがんばる姿や、楽しそうに話すをみて、これは介助制度いけるんちゃうか?と思う事ができたし
何より、学生はみんな頭がやわらかい。日本だから、アメリカだからできた。ではなく、これからカンボジアでもぜひ作ってやっていきたい!と言ってるのがうれしかったです。
障害者も家からほとんど出ない人がやはり多い事を目で見て、でもみな外にでたいと思っていること。社会にでてみたい、人と話してみたい、いろいろ経験してみたい。と思っていること。そして、経験できたことをほんとうに喜んで楽しんでいるのを見て、うれしかったし、
これからももっと外に出て、経験して
カンボジアが障害者にも誰でもすみよい社会になれたらいいなぁと思いました。
いいイベントでした。






















やっと乗った!

2011年7月30日土曜日

カンボジアから ソクサバーイテ(元気ですか?)一日目の介助研修

カンボジアからソクサバーイテ?ざっきーです
プノンペンCILで2日間の介助研修をやりました。
一部、参加者も入れて、新しい介助研修参加者は合計12人ぐらい!
経験者2名に、スタッフ、当事者障害者6名入れてイベントは20名ほどになりました。
せっかく普段家からでない、障害者も来てくれるからと、いろいろ経験してもらえるような企画もたてました。
夜はお泊り企画を作って、買い物に行って、ごはんを作ってみなで食べて、介助を使って、
シャワー、トイレもして、遅くまで話をして、みなで一緒に寝ました。

28日のプログラム内容は
 ①自立生活センターと運動について。サミスから
 ②介助の仕事について。わたし、ザッキーと介助者でサミスの妹ロットちゃん
 ③当事者からの障害者の生活について
・スタッフのソファラ(モンゴルTRYにも参加しました).
・ソムニ(前回のセミナー参加者女性。)
・ティンリ(かなりの言語障害のある重度障害者。介助利用者女性)
・ティラ(前回のセミナー参加者男性。予定でしたが、痛みのためかえってしまいました。)
④食事介助、そのまま食事休憩
⑤移動、抱え上げ
*研修は終わり
⑥夜はそのまま、参加してくれた障害者達と市場へ、晩御飯の買い物と、次の日の果物(休憩中に食べます)を買いに。
 そして、みなで話をして雑魚寝。

サミスの自立の話。集まってくれた障害者も熱心聞いてます。
車椅子の人が地域で暮らす障害者達。
あまり外に出た経験がないけど、来てくれました。
奥からソモニ、ウォンちゃん、ティラくん、ティンリちゃん。
一番右端のいすに座っているのはティラくんのお母さん。
ティラくんは、痛みのため参加を迷ってましたが、きてくれました。
痛みがひどくなったら、いつ帰ってもいいし、
不安ならお母さんもきていいよと。お母さんも参加。
痛みもあるのですが、やはり来るのは不安だったようです。
集まってくれた学生。
と一番手前はサミスの友達のポリオのロッタナさん現在大学生
ロットちゃんの話。また拍手で盛況でした!
一応私も話しました。伝わったかなぁ。
やっぱりロットちゃんには及ばず!
そこまでしても来てもらうのは、いつかティラくんがお母さんがこなくても一人でこれるようになる。
今回はその自信をつけてほしい。とサミスは言ってました。
ソファラの自分史の話。差別経験。
恋愛の話や、家族からの自立の話、今の仕事の話など。
恋愛話はやっぱり盛り上がる


















































この介助研修、実際に親と地域で暮らす若い障害者にも参加してもらい、自分の生活や、考え、夢を話してもらいました。
家からほとんど出ない重度の障害者も4人参加しました。
重度障害者達の話では、
今の生活は家族と関係は悪くないけど、家族は仕事で忙しいので、一人でなにもせずいる事も多く、友達がいないのでさみしい。
外に出れないので、出てみたい。健常者とほとんど話がしたことがない。





ティンリちゃんの自分史。
言語障害があるので、介助に入ってるロットちゃんとナーさんが
聞き取って伝えます。
ティンリちゃんは意思が強く、障害は恥ずかしくない!
介助者がいたらどんどん外にでたい!といってました。
恋愛もしたいし、したら絶対親から離れるといってました

それでも、障害者の自立の説明を受けた あとの障害者は、
もしも、自分のしたいこと、好きな人ができたら、家族が反対してでも、自立したい!
それは自分で決めたい!とくに好きな人ができたら絶対家をでて一緒に住みたい。
と言ってみなにうけてました。














ご飯介助の研修。介助者のナーさん。
介助者の母と呼ばれてるそうです。まだ若いです。
食事介助演習。
介助される側の人は手は使わないで!といったら
律儀に手を後ろにまわしてます

右がサミスの友達ロットナくん。ポリオです。

実際に障害者でも経験させてもらいます。
手前がウォンちゃん。笑顔のかわいいよくしゃべる女性。
奥がソモニちゃん今日はかなりおめかし!
ティンリちゃん。
言語障害がきつく顔が緊張してますが、
心から楽しんでます。








ティラくんは痛みのため途中退場。
目が真っ赤になるまでがんばってました。
お昼から少し人数も増えました。

ソモニちゃんで歯磨きの練習。
ちなみに、手前のウォンちゃんは
生まれて初めて歯磨きしたそうです。

男女に分かれて抱え上げ

普段事務所によく遊びにきてる
ラーさんも介助者デビュー。
もうすでに介助やってましたけどね。



サミスも練習台に

お姫様だっこも上手です


ウォンちゃんで抱えあげの練習させてもらってます

みんな上手。横でロットちゃんが指導。
ロットちゃんはいい先生です

ソモニで練習

介助研修が終わり、当日介助研修を受けてくれた人にも一緒に泊らないかと聞いてみたけど、
残念ながら大学生は当日に聞いてもスケジュールがいっぱいでできませんでした。
でも、本当に残念と、またぜひきたいと言ってくれた人もいたので、 次はぜひ早めの連絡したいと思います。

それで、結局スタッフ、介助者とその家族、サミスの家族、などと一緒に泊り、人数こそ少なくなったものの
障害者に的をしぼったお泊りイベントは、それはそれで楽しい経験でした。


研修が終わって市場へ買い物に
研修が終わったら、買い物に行って、次の日の果物を買ったり晩御飯の食材を買い、、
そのあと晩御飯をみなで作り、一緒に食べました。


ソモニ、ティンリ、ウォンちゃんたちは
市場は初めていくそうです

その記念に

食事準備


晩御飯風景

ボッパちゃんも介助

夜になって仕事を終わらせかけつけた
女性のほうのティラさん。
以前デパートで出会って以来かかわってくれてます
人手が少ないので障害者→障害者介助☆

私の大好きなかぼちゃプリンもデザートに作ってくれました!
めっちゃおいし~

































































































夜遅くまでみなで雑談

みんなで一緒におやすみ~

8時にはいつも寝てると言ってた障害者も夜12時過ぎまでおきて話をしたり、
家族の介助経験しかない人にも、介助者を使ってシャワーやトイレ、食事を経験してもらいました。
緊張してもいましたが、みんな本当に楽しい来てよかった。
買い物にもいけたし、たくさん人にも会えて、話もできて、いろいろな経験ができたと
本当に喜んでくれました。



こちらもやったかいがあったなぁとうれしかったし、
なんだか、3人続けてのシャワーしてると、高校生の頃メインストリームで参加した
障害者甲子園を思い出しました。
介助はその場で聞くものの、家も介助者も違うので、全部手探り!
正直、朝6時半からのお迎えから始まって、研修、その後の介助で、
へとへとでしたが、とてもやりがいがあって楽しかったです。
外に出る経験の少ない重度の障害者達は、本当にこのイベントを楽しんでくれたし、
楽しみにしてくれてたようで、
セミナーの朝、家まで迎えに行くと、髪もきれいにして、服もさらのきれいなかっこをして
本当に満面の笑顔で、すごく楽しそうで、「いってきま~す」と、見送ってくれた家族に言ってるのが、かなり見ててもうれしかったです。

心にぐっとくるものがありました。