2011年11月7日月曜日


日本のみなさんこんにちは。
ボリビアから来たフェリサ・ラモスです。
名前の通り、髪型もラモスなのよ。



ボリビアは南米大陸の真ん中にある内陸国で、国土の面積は日本の約3倍、人口は1,000万人なのよ。

ボリビアにはウユニ湖という世界最大の塩湖があり、その近くのわずか20戸の村に私は生まれたの。村の名前はジオグランデ(大きな川)。
私は、見た目も典型的な原住民で、それを誇りに思っているわ。


8人兄弟の3番目で、子どもの頃は母親に勉強するように励まされ、外にはあまり出してもらえなかったの。

大学はポトシというちょっと大きな街にあったんだけど、田舎から来た人は馬鹿にされたわ。田舎の人をいじめるのは日本も同じみたいね。だから、勉強で頑張って見返して上げたわ。


大学を卒業し、97年に生まれ故郷にウユニに向かう途中にバスが崖から70m落下して、障害者になったの。

車イスの友人はほとんどが靴屋をやっていたわ。でも、私は資金がなかったので、母を手伝って食べ物屋をやっていたわ。

その後は障害者の活動に関わり、4年間無給で働いたわ。
やがて活動が認められて事務所を貸してもらったんだけど、メインストリームのトイレくらいの大きさしかなかったわ。しかも、天井の上は本当にトイレ。
そこで18ヶ月活動したの。


そこは県レベルの活動だったんだけど、お金がなくて思うような政策ができなかったの。
だから、コナディスという中央政府レベルで障害者のために働く組織に移ることにしたの。

アクションプランをつくり、障害者の登録制度を開始したわ。登録制によってきちんとしたデータを持って国の政策をつくりたい、障害者の雇用を創出したいと思って取り組んだんだけど、これが結果的に障害者を分裂させることになってしまったの。新しくできた事業はリハビリに焦点を合わせたもので、健常者を500人雇用させるだけの事業になってしまったの。私のやりたい仕事ではなかったわ。


ここの給料は$1500とすごく良かったの。でも、私のやりたい仕事はできないから、今年の2月に辞めて、障害者の友だちとグループをつくったの。まわりからは、どうしてあんなに給料の良い仕事を辞めるの?と言われたわ。
私を人間として尊重してほしかったし、障害者を人間として尊重させたいと思っていたの。だから、新しい道を選んだわ。いまは家族と同居して、月収150ドルで生活しているわ。


メインストリームでの6週間の研修は素晴らしかったわ。ここで学んだ「自立生活」という概念こそ、私が探し求めていたものです。いまは障害者に向かって、確信を持って、私たちは何をやっていかないといけないのか説明できるわ。

メインストリームでの仕事のやり方はとても印象に残ったわ。ここの人はみんなお金がなくても幸せだと思っているのが、本当に良いな~と思ったの。今日の講義でも、「お金がないのを楽しみながら働く」という廉田さんの言葉がとっても心に残ったわ。


先週の金曜日の講義で、廉田さんがわたしたちに、帰国したら自立するのかどうか聞いたの。私はその時に、自立すると決めたの。でも、とても勇気が必要で、トイレで一人で泣いちゃったわ。帰国したら家族に話さないといけないけど、家族がどう反応するか、反対するのが目に見えているの。辛いけど、恋人もいるし、彼と一緒に暮らせるし、なんとかなるっぺ。


メインストリームでは、毎日がpartyだったわ。夜中までみんなといろんな話をしたわ。本当に楽しかった。でも、睡眠不足になっちゃったから、帰国したらまず、ゆっくり寝るわ。いまいろんなアイティアがあるので、ゆっくり休んで整理しようと思っているの。



お金持ちがハッピーじゃないというの分かっているの。だから、私は自分がハッピーになるにはどうしたらいいか考えたいし、車イスの人に近づくにはどうしたらいいか考えたいの。基本に立ち返って、私の障害者の友だちを集めて、メインストリームで学んだことを話していきたいし、きっと友だちは私の話を気に入ると思うわ。



最後に、親愛なる日本のみなさんに、ボリビアの小話を紹介するわ。

ある男がバーに入ると、イスに座って飲んでいる男の人がいました。
あれ、俺の友だちだなと思って、家まで送ってあげることにしました。家まで連れて行ってやるよと言ったけど、男の人はベロンベロンに酔っ払っていました。

イスから立ち上がらせると、しばらくしたら、ぼてっと倒れた。
外に出てタクシーを呼ぼうと思って手を離したら、またぼてっと倒れた。
タクシーを見つけてドア開けて乗りこもうとして手を離すと、またバタッと倒れた。
家に着いてタクシーから降ろしてお金払っているときも、またぼてっと倒れた。
家のベルを鳴らして、手を離すとまた倒れた。
奥さん出てきたので、「ご主人連れてきましたよ」と言うと、「ありがとう。で、主人の車イスはどこ?」と言いました。


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