2016年11月23日水曜日

2016年11月版コスタリカ訪問記 前半戦

どーも、40を越えてどうにも気力体力など色々と衰えを感じつつあるこたです。

今回は3年ぶりの海外支援ということで久々の登場。
というわけで、今回の海外支援は11/12〜11/28の期間で訪問したもうすっかりおなじみコスタリカ!

今回の訪問の目的はというと、大きく分けて2つあります。

前半戦は、「日米共催MORPHO視察&国際ILセミナーツアー」(勝手につけました)です。
これは、昨今頻繁に行われている日本とアメリカのCIL間の交流から、来年アメリカで行われる予定の国際ILサミットの打ち合わせを兼ねて、日本が支援しているアジアや中南米のCILをアメリカのCILのメンバーに見てもらって日本の海外支援の現状を知ってもらおうという企画です。
今回はアメリカのCILやNCIL(アメリカのJILのような全国組織)をはじめ、日本のJILやDPIから総勢21名がコスタリカを訪問し、国際ILセミナーや中南米初の自立生活センターMORPHOの視察、ILサミットに向けてのミーティングを行う予定です。

後半戦はMORPHOとメインストリームとのミーティングをびっちりやる予定です。
これは、JICA草の根支援「コスタリカ自立生活推進プロジェクト」(こっちはホントの名前)が今年度で終了するのですが、続いて第2フェーズとして「障害者の社会支援システム構築プロジェクト」(ちょっと小難しそうな感じ?)というプロジェクトをさらに5年継続できることが無事に決定したのを受けて、どのように実施していくかのミーティングです。

あ、あと忘れてはいけないのが、1ヶ月に及ぶ修行研修を終えたゆーこのお迎えです!
さて、ゆーこは勉強中のスペイン語を駆使して無事に修行を終えているのか?

ということで、今日は前半戦の「日米共催MORPHO視察&国際ILセミナーツアー」(くどいですが、勝手につけました)の報告を!
早速日を追って、振り返ってみていきましょう。

11/12(土)
メインストリーム軍団(いっても3人ですが…)伊丹を出発→
成田にて東京出発組と合流→
ヒューストンでアメリカ組と合流→
コスタリカ・サンホセに到着→
荷物が出てこず右往左往…→
何とか荷物が出てきて外へ→
ルイス&カルロス&たけしのお出迎え→
恒例のホテルバルモラル
おなじみバルモラル前。着いたのは夜すが…
バルモラルロビーに集合。

からの近所のいつものバーで一杯やって終了!
という長〜い1日でした。


11/13(日)
これまた恒例の3000m級の山を越えて、ペレスセレドンへ→
ホテルに荷物を置いて、早速事務所へ→
早速集合写真!
っていうか、撮る人の方が多いし!
記念撮影が終わって、中に入ると…

ん?
久しぶり~!
ってその服は何…

ゆーこじゃないすか~!
なんだかすっかり現地の人に馴染んていて、これも修行の成果?
というわけで感動の再会?を終えて→
早速の歓迎会!
MORPHO女性陣によるコスタリカの伝統のダンスで歓迎。
写真では見えないけど、指揮者はゆーこ。何だかMORPHOの姉さん的存在になってる様子!

コスタリカ伝統ダンスのあとはコスタリカの家庭料理をみんなでいただいてこの日は終了。


11/14(月)
この日はMORPHO事務所にて日米のメンバーとMORPHOメンバーの経験共有(それっぽく言ってみました)1日目。
久々の再会に積もる話かはたまた近況報告か噂話かを語らう二人。

まずは今村さんのこのツアーの経緯等を含めた挨拶→
おなじみSTEPえどがわの今村さん。
詳しいみんなの紹介は別号にて掲載予定。

ルイスによるコスタリカのこれまでの活動報告→
こちらもおなじみルイスエルナン君。
体調が悪かったそうですが、報告も慣れたもので貫録も感じます。

ウエンディによる自立法制定までの活動報告→
こちらもおなじみウエンディ。
自立法制定までの道のりを堂々と語っていました。いつもの早口も健在!

大勢で報告を聞いている様子

パウラさん(CONAPDIS・国家障害者審議会)によるブルンカ地方(MORPHOの事務所のある地方)の障害者施策についての報告→
Kaloie時代からお世話になっています。
MORPHOメンバーの強い味方のうちの一人です。
コーヒーブレイクを挟んでの→
やっぱりコスタリカと言えばコーヒーだよね~
もちろんDel Valle!

マーカさん(シカゴ・アクセスリビングCIL代表及びNCIL創設者・元代表)、ジュリーさん(テキサス・リーチCIL代表及びNCIL理事)によるアメリカのCILの活動報告
左)マーカさん。アメリカADA法創設運動時の中心人物だそうです。
中央)ジュリーさん。ネパールのCILも見てきたそうで、海外支援にとても興味を持っているそうです。
右)ん、またまたおなじみのカルロス君。今回はコーディネート兼通訳と大忙し!
という一日でした。


11/15(火)
お恥ずかしながらコスタリカ訪問13回目かどちゃん、3回目こた、2回目かなこ全員初めてのコスタリカ観光。
噂によると、ゆーこが観光先を決めるのにに一枚かんでるとかなんとか。
結局自然豊かなコスタリカと言えばコレ。ということで、環境保護のNGOが管理する森林でバードウオッチングとリフレッシュ→
雨上がりでどろどろの山道に苦戦しながら、広場へ→

おお、なんかそれっぽい感じのする風景ですな。

ここでなぜか、このNGOの創設者のビデオ鑑賞→
これいるかな~、と思いながら聞く一同。

ここから若手チームwithたけしは鳥を探して森林探索・シニアチームはもう動けず広場でのんびりバードウオッチング→
のほほ~んと鳥を見るシニアチーム。
この頃若手チームは泥だらけの山道で悪戦苦闘中のはず。
ん、よ~く見ると…
おお、きれいな青色の鳥やん!

若手が無事到着したものの、結局居残って広場でのんびりしていたシニアチームの方が鳥を見れたという悲しい結果に。やっぱり落ち着くのは大事やわ~→
MORPHOの介助者ジャスミンのお母さんがコスタリカ伝統の弁当的なものを用意してくれて、皆でアウトドアでいただく→
ホテルに戻って、皆疲れ切って爆睡、という一日でした。


11/16(水)
休憩日を挟んでMORPHO事務所にて日米のメンバーとMORPHOメンバーの経験共有2日目。しょっぱなは斎藤さん(つくば自立生活センターほにゃら)による日本の障害者運動の現状についての報告→
ほにゃらの斎藤さん。
ちなみに「ほにゃら」の由来は諸説あるそう。
さらにちなみに法人の名前は「サラダボール」
もうひとつちなみに僕と同級生の昭和50年生まれ!

今日は日本の障害者運動の現状ということで相模原の事件等から、今の日本の問題点を提起。
日本のCIL活動の停滞や若手の育成の必要性なども問題提起されていました。

曽田さん(JICA東京)によるJICAでの海外支援活動報告→
JICAの曽田さん。
佐藤君一押しの若手のホープ(佐藤談)
JICAを2年間休職してフィリピンへ行き、障害者団体で活動。
その団体のIL活動への熱意で海外支援に目覚めたそう。

たけしのコスタリカを含めたメインストリーム協会としての海外支援報告→
アジアの母ならぬ「中南米の自立生活の父?」
タケーチこと井上武史。
今日も大人数で聞いています。

ILミーティング・国際ILサミットの内容、世界のILネットワーク構築方法についての提案→
休憩しながら打ち合わせしてからの
輪になって会議。
どうしたらよいネットワークが作れるか、様々な意見が飛び交いました。
終了するも雨がひどく、みんなでやむまで雨宿り→

雨宿り中の光景。話し込んだり、写真撮ったり。
雨が小降りになってアメリカのマーカさんとジュリーさんは自立生活しているウェンディの家の見学。日本人はホテルへ帰ってこの日は終了。


11/17(木)
再び山越えしてサンホセへ移動→
この日のうちに、国際ILセミナー参加するべくボリビア、グアテマラ、コロンビアメンバーがコスタリカに来ているはず→
日本人グループは特にすることなく、みんなで中華料理食って終了。

11/18(金)
この日からサンホセにて国際ILセミナー開催。1日目→
会場はこんな感じ。
会場入りすると、懐かしい顔が!→
グループボリビア
左からマルセロ、フェリサ夫婦、クラウディア、介助者。
グループグアテマラ
ヴェロニカとアンヘリカの顔が。
相変わらずの高笑いが会場に響きわたる…
初顔、コロンビア。
左が支援者のナンシーさん、右がアイデー。

と、ひととおり再開を懐かしんだ後は、セミナー開始→
まずは来賓挨拶
挨拶の順番で紹介していきます
①CONAPDIS理事・フランシスコ氏

②COINDIS(障害者団体情報委員会)代表・フランシスコ・ロドリゲス氏

③自立生活センターMORPHO代表・ルイスエルナン氏

④JICAコスタリカ所長・半谷氏

⑤JIL代表・平下氏

⑥在コスタリカ日本大使・篠原氏

⑦最後はチャコン副大統領
なんと副大統領が来られました。

副大統領は皆に声をかけて退室。

そして、早速プログラム開始。最初はマーカさん講演・ジュリーさん講演→
今日はお揃いのLEAD ON Tシャツで講演。
それぞれご自分のこれまでの経歴や今の活動について話されていました。
マーカさんは、ADA法制定までジャスティン・ダートさんらとともに壮絶な運動を行ってきた話をしてただきました。
ジュリーさんは現在のアメリカのCILの活動と今後の課題について話していただきました。

かどちゃん講演→
前半は出番ここだけやからな~、と前日にネタを考えるも寝落ち。
結局当日ネタを仕込むかどちゃんでした。
でもさすが爆笑請負人。笑いありええ話ありでした。
本人評価は最後の締めがいまいちだったそう。

1日目終了してからの集合写真からの交流会へ→
ILの輪ですな~


日米中南米みんなで交流の輪が出来ていました。

最後はなぜかギタリスト登場。


ということで、1日が終わりました。


11/19(土)
国際ILセミナー2日目。
まずは、ウエンディ講演→
自分の自立から自立法制定まで。
何度も聞いてるけど、やっぱり感慨深いな~。

ボリビア・フェリサ活動報告→
久しぶりの~、フェリサ…
ラモス!

ボリビアの大変な状況の中での活動。頭が下がります。


グァテマラ・アンヘリカ活動報告→
こちらも久々、アンヘリカ…
ゴンザレス!
なかなか思うような活動は出来ないけど、地道に介助者を育てているそうです。

コロンビア・アイデー活動報告→
たけしの肝いり、コロンビアのアイデー。
財団を作って、介助者派遣をしているそう。
昨年自立生活セミナーを行って、300人を集めたそうです。


今村さん・社長の国際ILサミット詳細説明→
ILサミットの日程や内容。
ここに至るまでの経緯やこのサミットの意義を熱く語られていました。


で全日程終了し、再度集合写真撮影

LEAD ON!

という感じで、国際ILセミナーは終了しました。
みんなそれぞれ色んな立場の差はあっても、IL運動を一緒に進めていく仲間の話を聞けて、また刺激になったなぁ、と思ったこの一連のツアーでした。


11/20(日)
この日は皆は休日ですが、かどちゃんは相談日→

午前の部・ボリビア→
障害者年金を生活できるまで引き上げを求めたキャラバンは
今年の3月にコチャバンバという町からラパスまで880kmを半年で歩く計画。
しかし政府の妨害により780人だったメンバーは150人に。
その他にも様々な妨害や濡れ衣で大変な状況に。
他にもメンバーの問題などでいろいろな活動のが停滞しているのも事実だそう。
そんな中でも、IL活動を続けている話にほんとに頭が下がります。

午後の部・コロンビア→
僕はちょっと休憩。
いろんな活動をしているので、今後は一緒にCILをやってくれそうな
メンバー集めや自立生活のセミナーを実施していきたいそうです。

という一日でした。

11/21(月)
ツアー組はワシントンDCへ移動になるので、居残り組メインストリームの4人はホテルで盛大にお見送りして、コスタリカ組のウェンディカルロスたけしは空港まで送迎。

というわけで、ここで前半戦は終了!
次のブログは、番外編として今回長い時間を共にしたツアーメンバーを紹介したいと思っております。乞うご期待!

さて、ここからが僕たちの本番。
ペレスに移って、草の根支援のミーティングです。
ということで、後半戦ははまた後日ブログで。

では、皆さまアスタルエゴ!

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