まず冒頭で世界的に有名なメインストリーム協会のブログを書く大変貴重な機会を与えてくださったことに対して、感謝申し上げます。
改めまして今年のJICA「中南米自立生活」でボリビアより参りました、ホセ・ヘラルドと申します。
娘に会えないのが寂しいです |
私は1974年にボリビア南部のタリファ県で生まれ、1歳の時に小児麻痺を発症し、障害を持つことになりました。小さい頃から首都ラパスやアルゼンチンへリハビリに行きましたが、効果はありませんでした。地域の有力者への働きかけにより、なんとか普通学校へ行く事ができました。
県の障害者委員会で働いた後、今は障害者の社会参加や社会の障害に対する意識改革を推進していくために教会で働いています。
13年前に8歳上の看護師の女性と結婚しました。現在娘が2人います。姉さん女房とうまくやっていくコツは、常に対等な関係を心がけておくことです。
日本のウイスキー 山崎12 RICO |
9月28~30日は藤原勝也さんの家でホームステイしました。
藤原さんはみんなから「かっちゃん」という愛称で呼ばれています。私もかっちゃんと呼びたいと思います。ちなみにかっちゃんのお父さんも名前に「克」(かつ)という漢字が使われていて、「かっちゃん」という愛称だそうです。
かっちゃんは筋ジストロフィーという障害で、人工呼吸器を使って生活しています。弟2人も同じ障害だそうです。13年前に西宮にある関西学院大学進学をきっかけに一人暮らしを始めました。
私は最初、正直言ってかっちゃんが一人暮らしをしているというのは信じられませんでした。本当に体は大丈夫なのか、どんな生活をしているのかドキドキしながら事務所から家へ向かいました。どう考えてみたって病院で入院している人にしか見えません。ボリビアでは想像できません。
かっちゃんは仕事でたくさん海外に行った経験があります。2週間前にもモンゴルへ行っていました。世界一の筋ジスに間違いはなかった!!
しかし、アシステンテに指示しながら、私の寝床を用意してくれたり、ご飯を作ってくれたり、お風呂に入ったり、ベッドに移ったり、普通の人と同じ生活をしていました。かっちゃんは24時間介助者がいて、さらに入浴の時は二人目の介助者もいます。
ちゃんと介助制度とかがあればどんな重度な人でも自立生活ができることを実感しました。先週のホームステイ先の畑くんだけでなく、医療機器が必要な人も一人暮らしができる、日本はすごいな。
障害者運動について熱く議論しました。 |
夜遅くまで日本やボリビアのことについて話しました。通訳がいるときは障害者運動などについて深く議論し、そのあとはグーグル翻訳を使いながら音楽や文化などの話をしました。
気がつくと、、、 時間経つの早いな~ |
40年以上の障害者運動を経て重度障害者が自立できるようになったという話を聞いて、私もボリビアを変えるべく第一歩を踏み出さなければならないという思いが強くなりました。何十年かかるかわかりません、社会や障害者自身の意識を変えるところから始めて行きたい。
まだまだ時間はあります。酒を酌み交わしながらみなさん夜遅くまで話しましょう!!Voy a hablar mucho!!
¡hasta mañana
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