2014年11月26日水曜日

メインストリーム 中東初上陸


アッサラーム アライクム!←アラビア語でこんにちは!
アナーイスミー かなこ ←アラビア語で私の名前はかなこです



お久しぶりの志日記です。
突然聞いたこともないようなアラビア語で初めてみましたが、、、
今回は中東の国ヨルダンからお届けします。


なぜまたヨルダンに来たかというと。。

ヨルダンは、お隣の国シリアの内戦から逃げてくる難民をたくさん受け入れいて、
その難民の中には内戦の影響で障害者になった人もたくさんいます。

その内戦の影響で急に障害者になった人たちが、今後生きる意欲を持てるようにピアカンを通して元気づけられないかと、JICAが依頼があり、今回のヨルダン訪問となりました。

しかし、障害を負った理由は、「ミサイルの破片が飛んできて」とか「銃撃」といった人たち。
そもそも戦争の影響で障害者になった人たちにどんなサポートができるのか、
障害者たちはどんなモチベーションなのかとか、絶望的?めっちゃ落ち込んでるのか?
ピアカンはうちの得意分野ではないけどとか。
今までとは勝手が違い、正直どうなるんやろか?という思いを持ちながらの出発となりました。

あ、今回のメンバーは、かどた・新井・まっちゃん・ざっきー・かなこです。
集合写真的なものがひとつもなかった・・・・




さて、バンコクを経由して20時間くらい?かけて、ヨルダンの首都アンマンにやってきました。
アンマンはどんな街かというと。かなり発展しています。
道路の作りもいいし、大きいビルがどんどん建設されていっているそうです。
隣の国で戦争をしているとは思えないですね。



道きれいですね
ここらへんはちょっと高級住宅街みたいですが

奥に高ーいビルがありますよね



朝5:00にアンマン着、ホテルに7:00には着いて少し休んで、お昼には、
まずアンマンの街へ!!
ワークショップ2日目に街にでかけてみるというプログラムがあるので、
その下見がてら、アンマンの街にでかけました。
候補①ショッピングモール
バリアフリーすぎておもんないなぁ
しかもこの日は金曜で、午前中はみんなお祈りをしているから人いないし、店も開いていなかった
トイレが使えるかもチェック
 





候補②バーベキュー場
ヨルダン人の休日は家族でバーベキューを楽しむそうな。



しかし、地面がったがたで車いすでは動きにくい。。。

候補③ダウンタウン 
道も結構整っててきれいやん



私たち的に一番楽しんだのはダウンタウン。お店がいっぱいあって、たくさん人で賑わっていました。

道幅も狭く危ないから避けたいというJICA側から聞いていたので、どんだけ難しいのかと思っていると、歩道にあがる段差にはスロープがあるところも多く、歩道も整備されていてきれりだったので、全然動けました。

「ここで、車いす何十台もでうろついたらインパクトあっておもしろおいやろなー」
「車いすで街中を歩くことは恥ずかしがるようなことじゃないんやでー」といったことが伝えられるように、雨でないかぎりは2日目のプログラムは、ダウンタウンで行うことに決まり!

ヨルダンは、金、土曜が休日らしく、金曜の午前中にみんな家でお祈りをしているため、街はしずまりかえり、お祈りをしてから街にくりだすそうです。なので私たちがぶらついていた金曜の夜の街が一番盛り上がるそうです。




翌日は男性施設訪問
ワークショップの前に、参加者に会えるということで、男性障害者が集まって生活している施設を訪問しました。
アラブの文化では、家族でもない男性と女性が同じ建物の中で、いっしょに暮らすなんてことはありえないため、男性だけの施設と女性だけの施設に分かれています。今回は、男性の施設2か所に訪問しました。

いかにもアラブってかんじの方。
この施設をつくった方で、
ざっきー姉さんと同じ歳だそうです。





どんだけ落ち込んでる人たちなんかなぁと思いきや、若くて元気そうな障害者たちが、私たちを歓迎してくれました。
ほとんどのメンバーがせき損で、ケイソンも数名といった感じ。年齢も20代前半といった、元気で動けそうな人たちでした。

同じ障害のかどたさん新井さんに、みんな興味津々。
私たちが自己紹介を順番にしているのを遮り、
「障害を負った理由は?」
「障害者になってどんな困難があったのか」
「リハビリはしているのか」などの質問が飛んできます。

さらには、「僕たちのことを知ってほしい」と。

積極的な人たちの結構いるように感じ、おっと今回のヨルダン訪問、おもしろくなるんじゃなかと思いました。



2つ目の施設 1つ目の施設よりおとなしめな様子

センターによって雰囲気は変わるもんですねー




さてさて、金曜、土曜とお休みが終わり、
ワークショップの1日目が始まりました!!

かどたさんと新井さんが自分史を話し、障害とはなにか、新しい自立の考え、障害をどう受け入れるかなどを伝えました。

わかりやすく言ったら、友達になりにきました と言うかどたさん

障害者になって40年、その中で自分の考えが変わってきたことを伝えます



日本での自立生活のビデオも見せて
介助者を使って生活することを理解してもらいます



新井さんも障害受容や介助者を使っての自立生活について自分の経験を伝えます

男性20名、女性7名の参加



今回のヨルダン訪問では、4日間のワークショップを行い、障害当事者のグループを作ることが目的となっています。
ここの人たちに、新しい考えを知ってもらい、何かが始まることがあるのかなと想像し、すこしワクワクしてきました。

参加者の中から、日本の医療技術はどこまで高いのか、自分たちもその医療を受けられるのか、日本のでは治療して歩けるようになった人はいるのか、などを質問してくる人もいて、
まだまだ障害を治すという考えから離れられない参加者も中にはいましたが、この4日間をきっかけに考え方を変えていくぞー


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