2015年4月17日金曜日

コロンビアからHOLA! ③メデジン編 その2

HOLA! らち姉です。 早いもので、コロンビアに来て3週間以上が経ちました。
コロンビアでの生活を知れば知るほど日本との違いが分かってきました。
今日はこの10日間の中で知ったコロンビアのことをお伝えします(^^)

4月6日は奥平さんたちの職場になる事務所に初出勤。
これから毎日通う事務所はこんな感じ↓

 白と黄緑で統一されて、おしゃれな感じですよね~。
しかもここは個室ではなく、紛争被害者の相談機関などと同じスペースになります。
カウンターパートになる人たちがすぐ隣にいると、コミュニケーションもとれるしいいですね~。

自己紹介タイム。奥平さんもスペイン語で自己紹介してました。
 ここで働く人数が結構いるので、名前を覚えるのが大変です。。。
メインストリームに来る研修生も、みんなの名前を覚えるの大変だろうな。

そのあとは県庁訪問に行きました。
コロンビア第2の都市だけあって、県庁のビルも大きいです


ここでは県の人権局の担当者、プロジェクトメンバー、JICAコロンビアの職員、カウンターパートなどと今後の予定を確認しました。

奥平さんの左後ろにいるのは通訳のホルヘさん。
奥平さん曰く「コロンビアに来て一番のイケメン」
 挨拶まわりも済ませて、徐々に仕事が始まっていきます。
出勤して何日か目に、お誕生日のスタッフがいました~。
朝出勤したら、彼女のパソコンの前に風船とポップが飾られていました。
こんな感じでお祝いするんですね~。
お誕生日おめでとう!!!

~ Feliz cumpleaños!! ~

 ここではのお昼ご飯は、自分で持ってくる(お弁当持参)か注文して持ってきてもらう(
配達)か、になります。
外に食べに行く人はほぼいないです。
初めて頼んでみたお昼ご飯がこれ↓

これ全部食べたら、かなりのボリューム
ごはん
ペチューガ(鶏むね肉を焼いたもの)、
サラダ
アレパ(とうもろこしの粉から作った平パン)、
マデューロ(甘いバナナを焼いたもの)
ソパ (今回は魚のスープ)
レモネード

これで9500ペソ(500円弱)。
メインストリームはお昼前になると「今日のお昼、何にする~?」ってなるけど
ここでは、お昼を頼むお店が決まっているみたいで、
お肉は鶏・豚・牛から選ぶ。
ソパ(スープ)は魚のコンソメ・豆の煮込み・野菜の中から選んで
組み合わせるみたいです。


そうそう、奥平さんはここでは簡易電動車いすと電動車いすの2台を使って生活しています。
前のブログでも書きましたが、職場のあるセントロは治安があまり良くないので、
うろうろ歩いたりはできません。
基本的にはホテルからタクシーで事務所のあるビルの近くまで行って、
降りたらすぐにビルに入ります。
いつも使っている福祉タクシー(?)がこちら↓

 うしろにスロープがついているのは日本と同じですね。
前と後ろを固定して、シートベルトもきっちりします。

この福祉タクシーはメデジンに7台しかなく、そのうち2台は修理中で、いま使えるのは5台だそうです。
メデジンとその周辺の人口は約330万人に対して、福祉タクシー5台です。
皆さんの住む町と比べてみてどうでしょう??

通常のタクシーは初乗り4700ペソ(約200円)
に対し、福祉タクシーの初乗りは1.5倍以上です。



まぁ、こんな風に徐々に奥平さんの生活が出来上がっています。

仕事と同時に家さがしもやっています。
JICAでは専門家の住む家の基準が決まっています。
例えば、
①マンションの3階以上で最上階はダメ
②玄関のカギは2つ以上で入居の際には新しいものに変えてもらう。
 そのマスターキーは自分で持つ(大家さんや不動産屋さんには渡さない)
③玄関扉にドアスコープをつける
④寝室の扉に鍵をつける
等の細かい基準が決まっています。 
職務を全うするには、生活が安全でなければいけないってことですね。
奥平さんの場合は、さらに一人(車いす)で外出できることや室内の使い勝手も重要になります。
土曜日に見た家(物件4件目)が車いすでも生活できそう!ってことで借りたい意向を伝え
火曜日に再度不動産屋さんと大家さんと会って、最終確認することに。


がっ、しかし!!
火曜日当日、現れた大家さんから衝撃的な一言!
「不動産屋さんが、ここの部屋を他の人に1か月貸すことにしたんだよね。
5月10日くらいからでもよかったら貸すよ」 と。
しかも不動産屋さんは来ず・・・・・・。



・・・・・・・・・・・えぇ~!!!!
マジ????? (・ ・;)

借りたいって連絡したし、その時はオッケーって言ってたのに。
この2日間の間に何が起こったの??

ショックを隠せない奥平さん↓
あ~、もう なんで~?!泣きたいよ・・・
こんなこと、あるんだ・・・・、とビックリしていると、
JICA職員の倉岡さんが
「まぁ、コロンビアだからねぇ~」

プロジェクトメンバーの山ちゃんが
「初めは貸すつもりでいいよって言ってたけど、鍵の付け替えのこととかめんどくさくなったのかもしれないしね」

そうなの??
そういうもんなの???
恐るべしコロンビア!口約束はあてにしちゃダメってことね。

奥平さん、めげずにまた家さがし続けましょう!!

家が決まると思ってたけど、まだまだかかりそうなので、
介助者の研修も途中で止まったまま。今回は研修のことは書けそうにないな~。

いろんなことが思ったようには進まないけれど、日本では体験できないことだったり、
すぐには見えなかったコロンビアのことが少しずつ分かってきたかんじ。
毎日新しい発見があります。


 
11日(土)にはメデジンのEAFIT(エアフィット)大学で日本語を教えている
かおりさんが定期的(毎月2回)主催している『日本語クラブ』に参加させてもらいました。

かおりさんは、日本人や日本語が話せるバックパッカーの人に自宅を開放していて、
いろんな人が泊まりに来ます。
泊まる条件は、日本語クラブに参加してみんなと交流することと、
家の生活用品や食事は泊まる人が買ったり、作ったりする、ということだそうです。
「メデジン」で検索すると、すぐに『日本語クラブ』のことが出てきますよ~。

『日本語クラブ』は日本の文化や言葉に興味のある人ならだれでも参加できる集まりで、
メデジン市内にあるベレン図書館で開催しています。

ベレン図書館は東京大学景観研究室が中心となって設計されました。
静かな場所で、地域の人の憩いの場になっていました。
今回のテーマは①着物、②春のコンサートの2つでした。

日本が大好きなコロンビアの女性2人から着物についての発表がありました。
白無垢や振袖のことが中心で、やっぱりきれいな着物は着てみたいものなんですね~

日本語クラブに来ていた女の子 
後半はかおりさんの家に泊まっている日本人から、お花見についての説明がありました。
場所取り方法や飲み会のコールなどについても話していました。
日本語を勉強しているメンバーが日本語→スペイン語に通訳していました。
日本語がペラペラの通訳ピカチュウ
通訳をしていたピカチュウ(※本名ではありません)は、最近漢字の勉強もしているそうで、
毎日5個の漢字を覚えているそうです。えらいなぁ~。

コンサートの様子
最後はギターを持って世界を旅している日本人(すんません、名前忘れてた)が
歌を披露してくれました。
私たちが行った日は参加者が30人くらいいて、とても盛り上がっていました。

私たちも自己紹介の時間をもらって、奥平さんがプロジェクトの説明をしたときに、みんな興味を持って聞いてくれていました。
これからプロジェクトで何かやるときに関わってもらえると面白くなりそうですね~。
奥平さん、がんばって~!!


                      ☆今週のおまけ☆

これ、なんだと思います??



この果物は、チョンタドゥーロ(chontaduro)という果物です。
見た目は、柿が小さくなったような感じですよね。
皮をむいて、種を取り、塩を振ってたべます。

味は、栗やカボチャ、さつまいもに似ていて、繊維がたっぷりです。
コロンビアで便秘になったら、コレ!
 

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