コスタリカについてもう7日目。
コスタリカ
暑いとは聞いていたけどここまでクーラーがないとは聞いていなくて、
日中どんだけ暑くなるねん!
て感じです。
このままでは夏バテ・・・
と思いきや、毎日朝昼晩モリモリご飯を食べて日本にいるときより健康的な生活を送っている、
あおいが今日はお送りします。
さて。
今日はペレセレドンセミナー2日目です。
会場が広いのでちょっと閑散とした感じ・・・ |
まずマイノルの「昨日の振り返り」
ざっと昨日のプログラムを振り返り、会場にいるみんなに昨日の話で何が印象に残っているかインタビューしてました。
「ハタが彼女にひどい目にあわされたこと。彼女はたくさん作ってもいいけど気をつけな」
とアドバイス。
「日本だからできる、コスタリカだからできない、じゃないことがわかった。日本も昔は何もないとこから始めたんだということが勉強になった」
おー、エルナンの話が浸透してます。
「親はどうしても過保護になってしまう。家族を説得することが一番難しい。それができたら無敵」
コスタリカも家族を大事にするのでここで進まない人が結構いるらしい。
等々、みんな積極的に昨日の感想を述べて大幅に予定時間をオーバー。
コーヒーブレイクを挟んで、国会議員のマリオさんによる「自立生活を促進するための法律制度及び自立法」
ほんとはエリカさんがする予定だったのですが体調不良の為急きょマリオさんがすることになったそうです。
障害者国際条約について。
コスタリカの7600法について。
コナリスについて。
自立法について。
この4点についていろいろと説明してくれたようなのですが、法律の専門用語が多いため、同時通訳ではちょっと難しかったです。
とにかく、
障害者が声をあげないと変わらない。
知識だけあっても行動しなければ始まらない。
そして法律があっても使わないと意味がない。
そのようなことを熱く何度も語っておられました。
そして「コスタリカにおける自立生活の展望」
運営についてマイノル。
介助制度についてウェンディ。
ピアサポートについてスサーナ。
権利擁護についてエルナン。
サンホセの活動についてカルロス。
みんなどうどうと、自分の役割についてどんな成果をあげているか話していました。
そして昼食を挟んで「グループワーク」
あらかじめ名札の色で6グループに色分けされていたのですが、日本人メンバーは通訳さんが2人しかいないので、「自立生活」と「自己決定」の2グループに分かれて参加。
「差別」マイノルチーム |
「自立生活」ルイスエルナンチーム |
「家族」カルロスチーム |
「ジェンダー」ウェンディチーム |
「バリアフリー」ジゼルチーム |
「自己決定」スサーナチーム |
模造紙や色画用紙などを用意して、いくつかのテーマにそって話をしていました。
例えば「自立生活」チーム。
○自立という概念を意識したのはどんなとき?それはいつ?
○自立するときに不安なことは?
○どのようなサポートがあれば自立できる?
といった感じです。
「ほんとに自立を意識したのは介助者を使い始めたとき。それまでは家族介護だった。家族は自分の意見を尊重してくれていたので自己決定できないとは思っていなかった。でも家族の都合ですぐにできないことはあった。それが介助者を使い始めて、やりたいときにやりたいことができるようになった。そこでほんとの自立を知った」
「仕事に行くときにタクシーしか使ったことがなかった。バスに乗るなんて、怖くてできなかった。でもモルフォのメンバーにバスに乗れることを教えてもらって、同じ障害者がバスに乗っているということを聞いて今月からはバスに乗って仕事に通っている。事例を聞くことでエンパワメントできるんだ」
みんなそれぞれ意見を出していましたが、やっぱりダントツ重度で自立生活を送っているハタくんへの質問が集中。そんな中、このグループには視覚障害の人がいたので
「ハタのこと、触ってみる?」
と実際触って重度具合を確かめてもらうことに。
「ハタの話は何度も聞いていた。でもここまで重度だとは想像ができなかった。これだけ重度な人が自立生活できているんだ。ハタができて自分ができないわけがない。ハタを見るだけでモチベーションがあがる」
ハタ先生、さすが。見るだけでモチベーションがあがるなんて言われる人そういないですよ。
和気あいあいとグループワーク終了。
その後6チームそれぞれどんな話し合いをしたかを全体で発表しました。
「差別」チーム 差別がなくなることで自信がつく。 いろんな人をこの運動に巻き込んでいくことが大事 |
マイノルのまとめ、沖田さんのあいさつでペレセレドンセミナーは無事終了しました。
今回コスタリカに来て感じたのは、とにかく「今後が楽しみ」てことです。
なにより、日本で研修を受けたメンバーが自分の国でリーダーシップをとってセミナーを開いていること。
みんな自立生活センターのことをしっかり理解し、その考えが日本に来ていないコスタリカメンバーにも着実に浸透していっていること。
行政を巻き込んで、介助制度も徐々に作れそうなこと。
7600法があるおかげで、町のバリアフリーがどんどん進んでいること。
あげたらきりがないぐらい、コスタリカでの今後の可能性がたくさん広がっています。
新しいことを作り上げていくんだから、問題なんてたくさん起こってありまえだし、迷ったり間違えたり、衝突したりいろんなことがあるだろうけど、目的さえ見失わなければ、着実に一歩一歩前に進んでいくんだと思います。
みんなの力でよりよいモルフォになって、たくさんの人を巻き込んで、どんどんコスタリカを変えていってほしいです。
参加証書授与。
日本人メンバーからも参加者1人ずつに手渡し |
日本人ももらいました! |
みんなで集合写真 |
0 件のコメント:
コメントを投稿