2013年4月26日金曜日

モルフォ自立生活センター最終日(4月25日)

 こんにちは。佐藤です。
ペレス(サンイシドロ)に来て3日目です。
コスタリカの空は今日も青いよ!

右の車が止まっているところが自立生活センターモルフォの建物です。
立派な一軒家です。


今回の訪問は4/22-29なのですが、日本から遠い国なので、
行き帰りで4日間くらいかかります。
なので、コスタリカに滞在できるのはわずか4日半くらいです。
モルフォでのプログラムもあっという間に今日が最終日となりました。


今日も朝からミーティング

本日も朝から夕方までミーティングをやっていました。
午前中は、12月ころに予定している全国セミナーについて、
午後は、5月に政府機関の提出する介助サービスの提案書づくりの続き、
今年の夏に日本で予定しているTRYの説明をやりました。


フランクがスタッフに入ってくれたおかげで、
いつも通訳してくれるし、仕事もスムーズに進んでいます。

12月の全国セミナーは、みんなが準備のイメージをつかみやすいように
メインストリームがやっていた「障害者甲子園」の話をしました。
障害者甲子園は、参加者が「学ぶ、体験する、運動する」をコンセプトにプログラムを
組んでいたのですが、その辺を説明したら、みんなが盛り上がっていました。

「サンホセでやるから、観光と言えば遊園地。
バスを用意して送っていくのではなく、
参加者が自分で路線バスを使っていくようにしたらおもしろい」
と言ってました。
ちゃんとポイントを理解してくれましたね。

5月10日までは介助サービスの提案書づくりで忙しいですが、
それが終わった6月くらいから、モルフォとサンホセのメンバーで実行委員会をつくって
準備をしていくことになりました。


 さらに「このセミナーに日本人はいりますか?」と聞くと
「モルフォの実践があるから、日本人なしでもやれると思う」という力強い
発言がありました。

すでにモルフォは自立生活センターとして1年以上活動し、
スタッフ5人全員が親元から自立して生活していますので、
十分語れるものを持っていると思うのです。
なので、日本人なしでやれると言ってくれて、カッコイイなと思いました。
どんどん成長してるな~という感じを受けました。

お昼休みに、週末だけ開かれる市場を散策。
果物や野菜が山盛りで、新鮮でかなり安いそうです。

 午後は、介助サービスの提案書づくり。
1日目の続きです。
どういう構成で提案書を作ったら良いのか、
具体的にちょっと案を出して、一部分をつくってみました。
こういう風に議論してつくっていくという流れを、だいたいつかんでくれたようです。

このプロジェクトモルフォの草の根支援プロジェクトを申請したときに
PCMという手法を使って企画書を作りました。
メインストリームのスタッフ30人くらいで
2~3日間くらいかかって案を出していったのですが、
その手法が有効だなと思って、説明してみました。



ちょっとヒッピーぽいカッコイイお兄さんがアクセサリーのお店出してました。
アクセサリーではないのですが、僕が好きなのを自作して売ってたので、
思わず買ってしまいました。何かは秘密。

すでにウエンディやフランクなどは良く知っていると言うことなので
残りの提案書をつくるときにその手法でやってみることになりました。

次回は4/29-5/3までサンホセのメンバーも参加して、
集中して一緒に案を作ることになりました。

そのあとは、柳瀬の夢を求めてマクドナルドへ。
写真でわかりにくいけど肉ダブルのアンガスとかいうどでかいバーガー
目当てです。柳瀬の夢かなう。
 で、4時に全てのプログラム終了。
事務所の前にでて、記念撮影となりました。

私の好きな万歳ポーズ。
万歳やってといったら、カルロスが「コスタリカには万歳ないよ」と言ってました。
といってもラテン系。元気に振る舞うのは得意なので、良い笑顔で撮れました。
なかなかいいでしょ。 



この二人付き合ってはいません。
イチャイチャする友だち(略してイチャとも)です。
この仕組み、日本にも導入して欲しいものです


夜はスサーナの家に行ってきました。
僕が3年前に初めてコスタリカに来たときは、
スサーナはまだ高校生で親と一緒に住んでいました。
モルフォのメンバーに誘われて来たのは二回目だったそうです。

こちらがスサーナの住むアパートです
自立生活とかみんな言ってるけど、何のことか全く分からない、
バスにも怖くて乗ったことがなかったそうです。

スサーナとおしゃべりしながら晩ご飯。
中央は1ヶ月前から介助者になったロサさん。
「介助の仕事はとっても楽しい」と言ってました。
 
それから2回も日本に来て、バスも飛行機も乗って
どこでもいけるようになった。
昨年の秋には、親を説得してついに自立生活スタート。
この仕事は本当に楽しい、一生やっていくと言ってました。

晩ご飯をごちそうしてもらいながら、ワイン飲んで
そんな話をしていました。

カーテンについていたモルフォ蝶の飾り。
これがモルフォ自立生活センターの名前の由来です。
世界で最も美しいと言われるコスタリカ自慢の蝶なんです。
 自立生活運動は人の人生を大きく変えます。
目の前にいる人がこんなに人生が変わって、
さらに他の障害者の支援をする側になっているというのを見ると
本当に嬉しいですね。
なんか、しみじみとうれしさを感じる夜となりました。

寝室まで拝見。
ベッドがピンクでした。

なんと扇風機までピンク。
スサーナはピンク好きでした。

机の上にはこんな写真が!
メインストリームの写真ですよ。
うれしいね。

お隣はウエンディのアパート。
ちょっとのぞいたら仕事していました。
今夜の介助者は、日本にも来たデレちゃん。
すっかり自立生活が根付いていました。
嬉しい気分でホテルへ。
コスタリカで見る月は日本より小さいのです。
フランクが「赤道に近いと月は小さく見えるんだよ」と言ってました。

しかし、離れていても見る月は同じ(大河ドラマでみた真田幸村のセリフ)。
日本とコスタリカ、ともに自立生活運動を展開していきましょう。

今回は訪問が短いので、僕が書くブログはこれで終わりです。
短かったけど、全員が介助制度を作るために同じ方向を向いて
前向きに取り組んでいる姿勢をみれて、
また来たくなるなと思う訪問でした。

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