2013年8月23日金曜日

コスタリカ訪問2日目(8/22)

HOLA!
コスタリカ初訪問のケイジです。

モンゴルに負けない青空!!
たたずむ俺!決めてます!
貴重品はいつも前に持つのが海外では常識よ~
本日は午前中のみ晴れ。
一時の青空です。
コスタリカは寒すぎ~。そして雨降りすぎ~。
先週ブログにみんなから教えてもらったコスタリカ情報を書きましたが、誰も8月のコスタリカがどれだけ寒いのかなんて教えてくれませんでした。
行きの飛行機から昨日も今日も・・・コスタリカは寒すぎ~。短パンにTシャツだけで居れるのは日中の数時間だけで、それ以外は1枚羽織るものが必要です。唯一持ってきていた長袖シャツのみで寒さと戦っています。
わぁ~風邪引きそう。
でも一日の数時間はこんな青空も見せてくれるんですよ!!
そして今日の青空に負けないブルーのポロシャツで笑顔の三人組
さとし・けいじ・マイノル
モルフォのポロシャツもらっちゃいました!
今日は午前中にコンセホ(行政機関)との会談がありました。
朝の7:30にフランクとバルモラルのホテルで待ち合わせ、家が少し離れたディッツのメンバーのアンドレスくんを迎えに行きました。
なんだか香港映画に出てそうだな(byさとし)
ズリ落ちないよ。見えないけど、ちゃんとシートベルトをしているからね。
アンドレスくんの家まではフランクのお父さんの木下さんに借りた車で行き、アンドレスくんの家からは車を乗り換えてアンドレス・ママのプジョーでコンセホに向かいました。
アンドレス・ママの車はコスタリカでよく走っている5人乗りのタクシーで後ろだけリフトに改造しているタイプとほぼ一緒なのだけど、後ろのトランクを開けてみるとスーツケースのような物が・・・。

スロープが登場!!
今の日本ではあまり見られない光景です。
ここからはパラパラ漫画的にフランク木下さんの実演販売です。
ご覧ください!
まぁ~なんてことでしょう。先ほどのスーツケースに見えていた物が、あっという間に急勾配のスロープになったではありませんか!!
これ、かなりの角度がありますよね。
でも一人で大丈夫だとか。
見ている方が冷や冷やしました。
アンドレスくんはカルロスがサンホセにつくった障害者団体「ディッツ」のメンバーでニューフェイス。
コスタリカに行く前に井上さんから「新しい中国人の筋ジストロフィーの男の子が入ったよ」と聞いていましたが、年齢は18歳!!来月19歳になるそうです。
普段は母親と一緒にこの車で外出することが多いそうですが、今日は母親から離れてフランク運転で僕たちと一緒にコンセホに行くということで、朝からすごく喜んでくれました。
睨んでるわけではなく、この表情ですが喜んでいます。
気管切開は7年前、11歳の頃からです。
モルフォとディッツのメンバーとはコンセホで待ち合わせ。
かなり遠いのに、みんなバスで来ていました。これも社会を変える運動の一環です。
今日は4台立て続けにリフトバスが来なかったので、間に合うかドキドキしたそうです。
バスには車いすは2台までなので、何台ものバスに分かれてコンセホまで来ました。
これがサンホセのコンセホ
間もなく会談がスタートです。みんな気合い十分です!
am9:30 コンセホとの会談がスタート。
今回の会談では、今後も障害者への援助を継続して欲しいと要望しました。
日本に初めて研修に来た頃の彼らは「親元を離れての一人暮らしなんて考えられない」と
言っていましたが、今ではみんなが一人暮らしをしています。
そして行政機関との交渉も行っています。
それぞれが自分の体験から生まれた自分の言葉で意見を述べています。
その姿を見て、今回コスタリカに来ることが出来て本当にうれしく思いました。
彼らの大きな背中が語っています!!
後ろからのショットでも迫力ありますね。

マイノルは穏やかに、時にはジェスチャーを交えて語っていました
本日の会談が終わり、手応えを感じたみんなで集合写真!!
この笑顔が全てを物語っています
素敵な笑顔でしょ!!
淋しいから俺の入った集合写真も載せておきますね。
コンセホとの会談のあと、モルフォのメンバーは一足先にペレセレドンに帰りました。
「チャオ」また明日、ペレセレドンで会おうね。
さて今日はお昼からディッツのメンバーとのミーティングが行われました。
昨日はミーティングに参加していたダマラスさんとカルラは今日は参加できず、カルロス、マリカルメン、アンドレス、アレックス、カロリーナ(マリカルメンの介助者)の5人だけの参加でした。
カロリーナ・カルロス・アンドレス

一番左はマリカルメン
奥の白シャツはアンドレス
みんな真剣に今後のディッツについて話し合っています。
ここからはDITSU(ディッツ)の新しい仲間を紹介します。
まずはマリカルメンから
脳性麻痺の25歳。現在、彼氏募集中です!
最近親元を離れて生活を始めたマリカルメン。
少しシャイな彼女ですが、ディッツで自立運動に関わるようになり親元を離れて感じたことは、
「ずっとお母さんと繋がっていたおへその糸が切れたような感じです。普通の人はとっくの昔に切れているおへその糸だけれど、障害者だからずっと切ることができなかった・・・」
“普通の人”ってマリカルメンは普通の人じゃないの??と突っ込まれいました(笑)
また「障害者の自立は実現すると信じているから、私は親から自立することを決めた!!」
「親元にいた頃の私は、この先の私の人生は家から出ることは無いと思っていた。けれど、これからの私は社会に参加できる!夢を実現できる!」と話してくれました。
マリカルメンの今一番の夢は“高校に行くこと、そして卒業すること”です。
その後は大学への進学も希望しています。今までは親に頼って生きてきたので高校への進学も諦めていたそうです。
僕たちに話しかける彼女の顔は絶えず笑顔でした。
こんな素敵な笑顔に出会えて、この仕事の素晴らしさにふれました
で次はこの写真!
実はこの男2人が・・・
マリカルメンを家から出したのはカルロスとアレックス。
ずっと家にいた彼女を社会の中に送り出し、共に自立の運動をしています。
最初は二人が家に来たときは、うまい話をしてくるが、どうせ障害者の保護施設に送り込まれるか、何かをつくる工房に入れられて働かされるのではないかと疑っていたとか。
親との交渉はすごく大変だったようで、カルロスとアンドレスは「私の子供をちゃんと面倒見なければ殴ってやる!!」と言われているそうです。
次はアンドレスくんです。
今日はよく登場しています。
アンドレスくんとディッツを繋いだのはこの人!!
またまたこの人!アレックス!!イイ仕事しています。
今年の3月に国会前で障害者の集会があり、アレックスから声をかけたそうです。
最初にアレックスから自立運動の話を聞いたとき、アイデアが興味深く、彼自身も一人で似たようなことを考えていたそうです。けれど話の内容がうますぎて、実は詐欺でお金をだまし取られるのではないかと警戒していたそうです。
しかし、障害者の自立運動がどのように機能してきたのかを学び今は通信大学に通いながら、ほとんどのディッツでの活動に参加しています。
彼は「ディッツに出会い、今までの家から出ない生活が大きく変化した」
また「障害者の自立運動は大切なものであり、いつかは自分も自立をしたいと思います」と話してくれました。

最後はこの人!
ペレスの介助者のアンドレスの彼女とか?!
カロリーナちゃん。
今年の2月に行われた全国集会に参加しました。
それまでは障害者について自分では理解しているつもりだったけど、介助者育成研修を受けたときに考え方が変わったそうです。
「障害者の自立運動は障害者だけが変わるものではなく、健常者も変わることができる社会の中の一員として大切な運動だ!」と考えるようになったと言っていました。そのときの感覚は“恋に落ちた”感じだったそうです。
そして「今はこの運動に惚れ込んでいます!!」と話してくれました。


おまけ
「アンドレスとケイジ」(4コマ漫画風)

ミーティング後、アンドレスくんと会話中。二人とも携帯をいじっているだけのように見えますが・・・。
アンドレスくんは気管切開をしているので声が出しにくく、長い発言は携帯で文字を打ちます。
スペイン語のわからない僕は、スマートフォンの翻訳機を駆使して会話してます。
「これ?」
「何?」
「あ~」
みたいな会話。
けど結構楽しめました。二人とも最後にはちゃんと笑顔になってます。
これの繰り返しで佐藤さんを含め3人で1時間半ほど過ごしました。

明日はDITSU(ディッツ)の事務所に行ってきます。

アスタ ルエゴ~♪












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