HOLA!ケイジです。
コスタリカ滞在、早いものでもう一週間が経ちました。
毎日楽しくて「えっ!!もう半分過ぎたの?」と少し淋しく感じます。
折り返し、悔いの残らないように楽しみます!
今日は朝から修学旅行!?ペレスからサンホセまでのバスの旅!!
モルフォとディッツのメンバーは朝の6時に集合で7時までにバスに乗り込む・・・という予定でしたが、私たちが指定された6:30に事務所に行くと、誰も乗っていない??
今日はサンホセでIMASの大臣との話し合いがあるので、昨日から「明日は少しフォーマルで行こう!」と話していました。だから今日はみんな少しだけ服装がいつもよりもステキです。
女の子は服装でずいぶん変わりますね。
またまたこの人は・・・
ウエンディの髪の毛を編んでいるアシステンテのこの人も今日はいつも以上にオシャレにきめています。
今日はバスで移動なので、途中休憩でお腹が空いた時のために、みんながサンドイッチを用意してくれていました。
貸し切りのバスは33人乗りのなかなかなもの。
けれど、メインストリームでも修学旅行にこれと同じような観光バスを使ったことがありますが、乗り降りが大変でしたよね。
が・・・今日、バスをのぞいてビックリ!!
まぁ、なんてことでしょう。前方の3列の座席が見事に取り外されているではありませんか!!
そして、今まで車椅子では決して登ることができなかった2ステップの段差に、匠(運転手さん)自ら作り上げたなめらかなスロープが現れたではありませんか。(before after風)
このバスはカロイエ時代からお世話になっているそうで運転手さんも丁寧な方でした。
さあ、スロープも配置されたところで、みんなドンドン乗っていきましょう!
このスロープがあることで、普段は車椅子のアルフォンソさんも支えがあれば自力で歩いて席まで行くことができました。
スサーナはスロープを車椅子のまま登り、座席に車椅子を横付けしてそのままスライド。
ルイスエルナンもスロープ行きます!!
と思ったら??
急になぜか横抱え。メインでもよく見る光景ですね。
一番大変なのは電動車椅子が145㎏あるアンドレス。長旅になるし、普段使い慣れている車椅子で行ってもらおうとみんなで試行錯誤しました。
みんなでなんとか電動車椅子を斜めに倒しながら抱えて乗り込みました!
なんとか全員、無事に乗り込めました。
さあ、修学旅行のスタートです。
ペレスからサンホセまでは山を越えて行きます。途中マタくんに聞いた話では、コスタリカの中で一番高い場所を越えるそうです。
バスが走り出すとラテンのMUSICがスピーカーから流れてきました。
ボブマリーです。みんな大合唱!!「おー、これがラテンの血かぁ~」と感じてしまいました。
こんな旅は初めてで、バスに乗って少し前までいたサンホセに戻るだけなのにワクワクが止まりません。
そしてペレスの街から少し山に入ると、みるみるうちに景色が変わっていきます。
ずっと景色を眺めていると、雲の上を越えていました。今までに見たことのない青空が広がっていました。
モルフォのメンバーの手ずくりサンドイッチをいただきました。
そうこうしているうちに、サンホセに到着です。
普段利用するサンホセとペレス間を結ぶ高速バスでは約3時間のところを4時間くらいかかりました。それも、たくさんの車椅子利用者を乗せた運転手さんの配慮でした。安全運転ありがとうございました。
サンホセではIMASとの話し合いです。
昨日から準備はしっかりしてきました!
1年前にモルフォのメンバーが大臣と話し合ったときに「自立生活運動は素晴らしいものなので国の中での重要なプロジェクトにしたい」と話してくれていたが、その後はどうなっているのか?といった内容の話し合いです。
今回は初めて介助を使った人たちからも大臣に話をしてもらいました。
マリカルメンは「10年間バスに乗っていなかった。今までは親に頼るしかなかったが、介助者を使うことで私は自由に好きなところに行くことができる。また行きたかったが諦めていた学校にも行くことができる。介助者がいることで私の人生の全てが変わります。」
アンドレスは「介助者を使うことで今までの人生に無い新しい経験をすることができた。今までは家族に頼っていたが、これからは家族に頼らなくても一人で生きていけると知った。介助者がいることで、これからの僕の行動は母親に相談せずに自分で決めることができる。」と力強く話してくれました。
このような彼らの話を聞いて、IMASの大臣が会議で下記の4点を約束してくれました。
1.介助制度をつくるようにすすめていきます。
・ 実現するために作業グループを作ろう
2.今後は毎月一回会議をしましょう。
・みなさんの側から2~3人参加してください。
・大臣も必ず出席します。
3.自立生活運動(モニビエント)を政府に登録する
・モミビエント(JILと同じ。全部をとりまとめる法人。その下にそれぞれのILセンターが入っている。いまはMORPHOとDITSUだけ)社会貢献に役立つ組織として政府登録する。
・担当者に具体的な手続きを説明させますので、政府に団体登録する申請をして下さい。
・国から助成金が出る可能性あり。
4.寄付
・税関で止まっている物品を寄付します。それを受け取って自由に売って資金に充てて下さい。
5.CONSEJOとの話し合いについては私がフォローします。
6.IMAS理事会とのアポイントメントを調整する
・IMASの中で最終決定権を持つのは理事会。介助制度プログラムを提出し、理解されたら実現しやすくなる。
その他に大臣が言ったこと
・介助制度をつくるために考えないといけないのは、どのくらいの障害の人がどのくらいの支援が必要なのか。それはみなさんが一番良く知っている。みなさんの自立生活の経験をもとに教えて欲しい。
・いまできることからスタートしましょう。すぐに理想とした制度・時間数は出せないかもしれないが、
いまできることからまずはスタートしましょう。それがベースとなって積み重なっていく。
今回のIMASとの話し合いで、コスタリカの障害者運動がさらに大きく動き出す手応えを感じました。
このような機会に立ち会うことができ、本当に嬉しく思い、感動しています。
今回、このようなタイミングでコスタリカに来ることができて本当によかったです。
およそ1時間の話し合いが終わり、ほっと一息です。
今日はペレス~サンホセの往復8時間バスに揺られましたが、すごく楽しい1日でした。
バスに揺られて、ラテンの音楽に包まれながら、見たことのない景色を味わう。
そして、コスタリカの障害者運動にも光が射しました。
これかのさらなる頑張りに期待したいです!!
チャオ~
コスタリカ滞在、早いものでもう一週間が経ちました。
毎日楽しくて「えっ!!もう半分過ぎたの?」と少し淋しく感じます。
折り返し、悔いの残らないように楽しみます!
今日は朝から修学旅行!?ペレスからサンホセまでのバスの旅!!
モルフォとディッツのメンバーは朝の6時に集合で7時までにバスに乗り込む・・・という予定でしたが、私たちが指定された6:30に事務所に行くと、誰も乗っていない??
「ブエノス・ディアス」ウエンディが笑顔でお出迎え |
いつもオシャレに気を遣っているスサーナ 今日は白のブラウスにライトブラウンのジャケットを合わせてみました |
マリカルメンは最近はオシャレ・ジャージをよく着ていたけど 今日はシックに黒で薄手のVネックのシャツにしてみました |
またまたこの人は・・・
髪の毛を編んでもらっています。 時間が過ぎていても余裕です! コスタリカ・マジック!! |
カテリン、今日は肩出してます!! いつものロングヘアーも編み込んでます。 |
カロリーナとアンドレス。後ろにはデレちゃんもいます。 介助者のみんなは朝6時集合だったので、4時から介助に入っていたそうです。 本当にご苦労様です。そして心遣いありがとう。 |
本日サンホセまで一緒に旅をしてくれるのはこのバス!写真左手のバスです。
昨日の午前中に今日の確認のためバスが事務所にやってきていました。貸し切りのバスは33人乗りのなかなかなもの。
けれど、メインストリームでも修学旅行にこれと同じような観光バスを使ったことがありますが、乗り降りが大変でしたよね。
メインで使っていたバスより少し小ぶりです(撮影:昨日) |
まぁ、なんてことでしょう。前方の3列の座席が見事に取り外されているではありませんか!!
そして、今まで車椅子では決して登ることができなかった2ステップの段差に、匠(運転手さん)自ら作り上げたなめらかなスロープが現れたではありませんか。(before after風)
このバスはカロイエ時代からお世話になっているそうで運転手さんも丁寧な方でした。
さあ、スロープも配置されたところで、みんなドンドン乗っていきましょう!
手前からアルフォンソさん(きこりっぽい byさとし)ウエンディ、ルイスエルナン、 その後ろが介助者のカテリン、リオス、 そして一番後ろで楽しそうなのがさとしくん |
スサーナはスロープを車椅子のまま登り、座席に車椅子を横付けしてそのままスライド。
ルイスエルナンもスロープ行きます!!
と思ったら??
急になぜか横抱え。メインでもよく見る光景ですね。
カルロスはリオスとアンドレスの2人がかりで乗り込みます |
普段乗っている電動車椅子とは少しお別れ |
かなり大変でした。このマタくんの顔を見たら想像つきますよね。 |
なんとか全員、無事に乗り込めました。
さあ、修学旅行のスタートです。
ペレスからサンホセまでは山を越えて行きます。途中マタくんに聞いた話では、コスタリカの中で一番高い場所を越えるそうです。
バスが走り出すとラテンのMUSICがスピーカーから流れてきました。
ボブマリーです。みんな大合唱!!「おー、これがラテンの血かぁ~」と感じてしまいました。
こんな旅は初めてで、バスに乗って少し前までいたサンホセに戻るだけなのにワクワクが止まりません。
そしてペレスの街から少し山に入ると、みるみるうちに景色が変わっていきます。
ずっと景色を眺めていると、雲の上を越えていました。今までに見たことのない青空が広がっていました。
途中、日本で言うサービスエリアで休憩です。 |
そうこうしているうちに、サンホセに到着です。
普段利用するサンホセとペレス間を結ぶ高速バスでは約3時間のところを4時間くらいかかりました。それも、たくさんの車椅子利用者を乗せた運転手さんの配慮でした。安全運転ありがとうございました。
サンホセではIMASとの話し合いです。
ペレスからバスで一緒に来たカルラもIMASに乗り込みます! |
昨日から準備はしっかりしてきました!
みんな緊張しているのか、少しソワソワしています |
みんなで一丸となり、コスタリカに介助制度を作るために頑張っています! |
左からIMASの大臣、IMASのペレスの地区代表のウィルベルトさん、モルフォ代表ルイスエルナン |
熱く語るウエンディ。 「この運動は自分も含めて、様々な人々の人生を大きく変えるものだ」 と話す彼女は力強かったです。 |
自分以外にも介助を必要としている人が大勢いること。 介助制度ができることで、社会にも様々なメリットがあるということを語るスサーナ。 |
カルロスも仲間のため語りました。 |
今回は初めて介助を使った人たちからも大臣に話をしてもらいました。
マリカルメンは「10年間バスに乗っていなかった。今までは親に頼るしかなかったが、介助者を使うことで私は自由に好きなところに行くことができる。また行きたかったが諦めていた学校にも行くことができる。介助者がいることで私の人生の全てが変わります。」
アンドレスは「介助者を使うことで今までの人生に無い新しい経験をすることができた。今までは家族に頼っていたが、これからは家族に頼らなくても一人で生きていけると知った。介助者がいることで、これからの僕の行動は母親に相談せずに自分で決めることができる。」と力強く話してくれました。
佐藤さんも熱く語っています。 |
このような彼らの話を聞いて、IMASの大臣が会議で下記の4点を約束してくれました。
1.介助制度をつくるようにすすめていきます。
・ 実現するために作業グループを作ろう
2.今後は毎月一回会議をしましょう。
・みなさんの側から2~3人参加してください。
・大臣も必ず出席します。
3.自立生活運動(モニビエント)を政府に登録する
・モミビエント(JILと同じ。全部をとりまとめる法人。その下にそれぞれのILセンターが入っている。いまはMORPHOとDITSUだけ)社会貢献に役立つ組織として政府登録する。
・担当者に具体的な手続きを説明させますので、政府に団体登録する申請をして下さい。
・国から助成金が出る可能性あり。
4.寄付
・税関で止まっている物品を寄付します。それを受け取って自由に売って資金に充てて下さい。
5.CONSEJOとの話し合いについては私がフォローします。
6.IMAS理事会とのアポイントメントを調整する
・IMASの中で最終決定権を持つのは理事会。介助制度プログラムを提出し、理解されたら実現しやすくなる。
その他に大臣が言ったこと
・介助制度をつくるために考えないといけないのは、どのくらいの障害の人がどのくらいの支援が必要なのか。それはみなさんが一番良く知っている。みなさんの自立生活の経験をもとに教えて欲しい。
・いまできることからスタートしましょう。すぐに理想とした制度・時間数は出せないかもしれないが、
いまできることからまずはスタートしましょう。それがベースとなって積み重なっていく。
今回の話し合いにはIMASのペレス地区代表のウィルベルトさんも参加していました。
すごくやさしく、紳士的な方です。メインのみんなは覚えていますよね。 |
ちょうど1年前にジゼルとスサーナがピアカウンセリングの研修で日本に来ていたときに一緒に来られていた方です。
ウィルベルトさんは日本に行き、メインストリームで体験したことが本当に素晴らしいものだったと大臣の前で話してくれました。
「自立生活運動は、人間に人間の価値を与える、又は戻すものである。介助とは、介助が必要な人には生活を大きく変えるものであり、家族にとっても生活を変えてくれる。そしてさらなる雇用促進へとつながるすばらしいものである。生き生きとした人間を育てるための国の投資であり、国の活性化につながるものである。」
また「障害を持っているのは健常者の方ではないかと思うことがある。私は多くのことを日本で学んだ。介助制度を作り上げ、今度は私が日本にありがとうと報告に行きたい。」と話してくれました。
このような機会に立ち会うことができ、本当に嬉しく思い、感動しています。
今回、このようなタイミングでコスタリカに来ることができて本当によかったです。
佐藤さんとウィルベルトさん コスタリカの国旗の前で記念撮影 |
このみんなの笑顔を見て下さい!! |
バスに揺られて、ラテンの音楽に包まれながら、見たことのない景色を味わう。
そして、コスタリカの障害者運動にも光が射しました。
これかのさらなる頑張りに期待したいです!!
チャオ~
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