2012年12月6日木曜日

ボリビアセミナー3日目


こんばんは。いのうえです。

 今日のラパスは朝から雨でした。傘もささずに通勤の人たちが渋滞する車の間を通って行きました。アンデス地方独特の哀愁が漂っています。天気のせいもあって遅れてくる参加者があったりで、今日の開始はかなりずれ込みました。
 フェリーサとはどのコマかを省こうかとも相談したのですが、どれも省くのはイヤとのことだったので、規定の時間でつめつめのスケジュールになっていました。たくさんのことがあり過ぎて、一日の出来事なのにもう思い出せないくらいです。

 今日は、まず午前中畑くんによるピアカウンセリングの理論と実践。実践のところでは、裏で健常者は介助者研修を行うということになっていました。















昨日、自立生活プログラムの講座を余裕でこなした畑くん今日も、ひきつづきいい調子でピアカンの理論と実践を終えました。さすが「中南米の畑」の面目躍如でした。


裏メニューの介助演習は、青木くん中心に行いました。介助を受ける経験をとおして障害者の気持ちを理解するというテーマで行い。時間の関係で、車いすの操作のさわりと、食事介助だけを行いました。すべての参加者が介助の研修を受けるのがはじめてで、興味津々な新鮮な気持ちで取り組んでくれていたと思いました。













11時に障害者・健常者とも研修が終わると、休憩の時間を使ってテレビと新聞の取材でした。今日までにセッティングされていた取材が次々にキャンセルされて行っていたので、今日やっと二つの取材を受けることが出来てよかったです。テレビは夜9時のニュースで放送されたそうですが、あいにくテレビがあるところにいなかったでの、見ることはできませんでした。



帰国して間もないガリも堂々と受け答え
















昼食をはさんで午後からは青木くんの介助者としての経験。障害者甲子園に参加したところからメインストリームに関わるようになったことや印象に残っている利用者についてなどを話してくれました。同僚でありながら知らない話も多く、へーって思いながら聞いていました。

そのあとガリ、ヘラルドの帰国して間もないJICA研修生の活動計画の発表がありました。









このあと、最後のまとめとしてQ&Aのコーナー。明日はぼくがコスタリカの経験を話し、中村のお母さんが佳代ちゃんのことを話しますが、これはちょっとおまけ的な位置づけなので自立生活運動セミナーとしては今日が最終。最後まで途切れなく質問がつづいていました。
夕食後最後の交流会。ボリビアの各県出身の参加者が得意の芸や、地方の踊りなどを披露してくれました。今回のセミナー自体もあまりお金をかけずにやっているものですが、この交流会も同じでした。この交流会、めちゃくちゃ楽しいというのではないのですが、心がこもっていてなんかじんわりと楽しいという面白い経験をしました。こうした感覚はそういえばセミナーを開始してからずっと感じつづけていたもので、ホッとするような懐かしくなるような感覚に包まれながらボリビア、ラパスの夜は更けていくのでした。

おどるおどる〜

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