2012年12月5日水曜日

ボリビアセミナー2日目

今日もボリビアは快晴!!
さあ、セミナー2日目のはじまりはじまり~♪



司法省福祉局 局長によるボリビアの法律の勉強。
細かくて難しそう・・・


 司法省の障害福祉局の局長が来て、2009年に改正された憲法の話をしてくれました。そこには障害者の権利を守る内容の物もあり中身自体は良い事も含まれていましたが、現状としてはしっかり守られておらず、「絵にかいた餅」状態になっています。
 セミナーに参加していた人からも「いいことを言うが実行されていないのが現状」という声がでていました。


 次のコマは、畑専門家の登場です。
 まず、支援費制度ができるまでの国とのやり取りの話をし、厚労省前でのデモのことなども話をした。
さらに、西宮市での上限撤廃の話でそこで、はたちんが上限撤廃の交渉時の話をし、実際に西宮市役所に介助の必要性を認めてもらうために2週間ほど通っていたエピソードを話して、当事者主体の大切さを伝えました。ちなみに、その話に対しては、参加者から拍手が沸き起こりました。
 さらにバリアフリーに関する交渉の話をし、具体的に西宮ガーデンズの例を出して話しました。さらに、ボリビアに鉄道はありませんが、公共交通機関との交渉の例として、駅のバリアフリーに関する話をしました。




中南米の専門家、はたちんによる
「自立生活運動」についての講義









畑専門家が話してる間に、自分が話すコマの事で必死のBOO



 次のコマも畑専門家が引き続きおこない、ILPの話をしました。
 このコマでは、畑専門家の要望で日本人は全員シャットアウト退出命令が出ました。
理由としては、日本人がいたら頼ってしまうとのことでした。

内容は、メインストリームが行っているILPの一連の流れを話しました。参加者集めや、どのようなプログラムにしていくかを話、実際の参加者のエピソードを話をして、今後ボリビアでもILPを行っていって欲しいことを伝えました。円になって座った効果なのか、参加者からもたくさん質問が出て、盛り上がっていました。


畑専門家マイワールドを作ってました。

そして、本日の最後のコマ、「介助者の研修」をメインストリーム協会の健常連代表のぶーが話しました。内容は、介助者としての心得、基本などについてでした。。
参加者からは、介助の研修はどれくらいするのか、どのような内容の研修をするのかなど、介助制度のないボリビアの参加者たちは興味津津でした。

経済的には難しいが、日本も何十年もかかってできたのだから、粘り強く介助の制度を作っていくことの必要性を改めてみんなで確認していたのが印象的でした。




介助者の基本をぶーが熱弁!







ガヤ芸人の一面を持つはたちん、本領発揮。



セミナーをおこなっているラパスは高地なので、朝から晩までのセミナーで、参加者にも疲れが見え始めましたが、質問を積極的にしている意欲的な姿を見ていると、こちらも一生懸命、知っていることを伝えようと思いました。

明日も一日、みんなでがんばりまーす!

0 件のコメント:

コメントを投稿