記事とは無関係。近所の子供たちです。ボリビアは子供がみんなかわいい。 |
さて、それでは昨日の最終日の模様をお伝えしたいと思います。
初めてその国に支援に来た場合、予定に加えるのは①セミナー、②障害者団体や機関とのミーティング、③障害者宅訪問、などがあります。今回もだいたいそのメニューにしたがって行っていて、最終日の昨日障害者のお宅を訪問させてもらってきました。
写真奥、ジーンズのジャケットがリチャードさん |
今回案内してくれたのは、リチャードさんという障害者の父母が運営する団体に所属する方で、医師でもあるそうです。まだまだ文化的に障害者が社会に受け入れられることが難しい中、生まれても外に出さず隠してしまう親が多いそうです。そういった子供を探し出して支援する活動をしています。今日はそうした支援先のひとつのお宅を訪問しました。
訪れたのはフリアさん宅。左官助手のご主人と二人の娘さんの4人暮らし。上の娘さんのロサリオちゃんが脳性麻痺の障害があります。お宅はラパスから空港のあるエルアルトに行く途中の山の上にありました。ラパスは安い土地を求めて山の頂上目指してどんどん広がっているらしく、周辺にはまだ建築途中の家屋がたくさんありました。フリアさん宅もそうしたうちの一つで、下水道はなく水は近所の井戸に汲みに行っているとのことでした。ぼくらには、想像もできない貧しさだったのですが、フェリーサやリチャードさんはこれは決して極端な例ではなく、ボリビアで障害者であると言うことはこうした生活をしていることを意味すると教えてくれました。
「こうやってトイレをするの」 |
突き当たり左がフェリーサの部屋 |
代表の貫禄のフェリーサw |
JICAで対応してくれたのは、保健・教育・障害者支援分野担当の大里さんでした。現在のJICAの障害者支援分野の大まかな活動を説明してくれた後、ぼくらの活動にとても興味を持っているとおっしゃってくれました。草の根技術協力をコスタリカとさらにボリビアでもやりませんかというお言葉までいただいたのですが、おそらく現在のメインストリーム協会のキャパシティではむつかしいと思われます。しかしせっかくの縁なので何かこれからいっしょに出来ることを探っていければいいなと思います。
これですべての予定を終了。大里さんの案内で日本料理「けんちゃん」に行ってきました。寿司にラーメン、やきそば、かつどん、久々の日本料理祭りでした。
今回のコスタリカ〜ボリビア訪問チームは長期間の上に、高地ラパスの想像以上の厳しい環境、ほとんどホッとすることのないタイトなスケジュール等々、みんなほんとにたいへんだったと思います。それでも、何というかきっちり「種をまいた」感覚が残ったいい訪問だったと思いました。どうもお疲れさまでした。ありがとうございました。そしていつもながら日本で支えてくれているみなさまにも感謝です。
◎ボリビアでお世話になった方々
在ボリビア21年通訳の中島美鈴さん。セミナーで通訳をお願いする人たちは個性的で魅力的な方が多いですが、その例に漏れず。通訳のみならず細かいコーディネート的なことまでほんとにお世話になりました。またこれからもお世話になると思います。よろしくお願いいたします。代表がドラマのDVDを送ります。
左隅がカリーナちゃん |
もう一回。ぼくらをセミナー中癒やしつづけてくれた天使たちです。Gracias!
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