先日、日用品を買いにサミス親子とわりと大きなデパート行きました。
そのときに、偶然エレベーターで車椅子の障害者の女性とその親戚家族に出会い、
その場では、自己紹介やプノンペンCILの説明、デパートのバリアフリーなど少し話して連絡先だけ教えて、またCILの事務所に来てくださいね~と終わったんですが、
数日後本当に電話がかかってきました。
彼女はティラといって、27歳のポリオの車椅子の女性でした。
22日のセミナー前だったし、いい感じの人だったので、ぜひ会いに行こうとなって
家にいきました。
おじさんの家は大きい。弁護士さん。 |
サミス達と。かえってきたあと、おじさんとも話し、おじさんもすごく仕事に感動してました。ちなみにおじさんも最初は職業訓練をお願いしたいと思ってたらしい。 |
彼女は実家はポイペトといってプノンペンからはなれた、タイとの国境の街に住んでいましたが、
お父さんもなくなり、家も貧しくて困ってる。生前お父さんがお金を借りてた借金とりからは、
書類もないのに高額の借金をしたといってとりたてにくる。
そんな時に、ポイペトに講演に来てたプノンペンが拠点の盲人の音楽バンドに出会いました。
歌うのがとても好きで、上手な彼女はバンドからも気に入られ、一緒に活動をしていましたが、プノンペンからは遠いため、プノンペンに住むおじさんに相談しました。
もともと、彼女の お父さんが亡くなり心配してたおじさんは、住む部屋を提供し、ご飯も一緒に出してくれると言ってくれた上、そのままでもかまわないけど
もし、やりたいなら。。。と、空いてる時間にお金をかせげるようにと、靴のリフォームの仕事を教えてくれたそうです。
といってもかせげるお金は、月60ドルぐらいで、そんな額ではないし、
その後音楽バンドも解散し、
今は家でずっと靴づくりをして、家の中での暮らしは主に、住居の2階と仕事場の3階で暮らしていました。
今では家から出る事はほとんどなく、ほぼ3ヶ月に一度、親戚と買い物にでかけるぐらいだったそうです。
今回その3ヶ月にうまく一度出会えました!
歌を歌いたいからといって、田舎からでてくる行動力や、
話すときの感じのよさ、またしっかり話せるし、これはいい人材を見つけたな~と
また、こういった障害者の運動や障害者のセンターで働きたいと考えたこともあるといっていたので、
セミナーをすすめ、さらに事務所にもその日そのまま来てもらいました。
奥でサミスの隣に座ってるのがティラ。車椅子は車に乗らない折りたためないタイプだったので、彼女だけ来てもらいました。 |
セミナー前日で準備中だったにもかかわらず、事務所のみんなは快く向かえいれて
彼女は女性スタッフで実際に自立し、バイクにも乗り回してるぼっぱちゃんの話を聞き、話ました。
ぼっぱちゃんは、かなりの話上手の聞き上手。
うまく話しを聞き、さらにセミナーにもうまく誘い、
彼女はこの活動にも、仕事にもすごく興味を持ってくれて、セミナーにもぜひ参加したいとのことでした。
しっかりした理念をもち、話上手の聞き上手のぼっぱちゃん |
ボッパちゃんは、どんな障害者も暮らせるように、自分だけが職業訓練で仕事をもらうのではなく
社会を変えて誰もがすごしやすい社会を作る大切さや、
また、サミスと出会う前にはバリアフリーがない外に出るのも、人からじろじろ見られる事もいやで、外に出たくなかったが、
今では障害者が自ら社会にでて、自分達のことを説明し、また出ることによって知ってもらうことが大切だと感じられるようになって、
今では「私をみて!」ぐらいに思えるようになったと話してました。
また、障害者は環境や、生活から自信を持てない人も多い。でも、障害者自身もただしく
障害者問題の事を知って、自信をもたないといけない。
最初は難しいかもしれないけど、ここに来てもらったり、電話で話す事もできるから
いつでも話しにきたり、電話してほしいと話してました。
ぼっぱちゃんやるね!
最初、サミスに電話したときは、職業訓練のサービスがあるかどうか聞きたかったそうだけど、
しっかり、この活動のこと、運動に、また社会を変えていくということに興味をもってくれ、
今は一人で外に出れないけど、いける機会があるなら、これからもどんどんセンターに来たいといってくれました。
これからいいつながりもってほしいな~
旗を作っているところ。プリントアウトした紙を両面テープとボンドでつけてます |
できあがり! |
ちなみに、セミナー前日のこの日は彼女が来た事もあって、準備にサミスは朝4時半まで仕事し、朝6時半集合の事務所にはほとんど寝ないで行ってました。
修行中の身の私も、途中までつきあったものの、ちょっと横で寝ちゃった!ごめん
文句ひとつ言わず、彼女との出会いを喜ぶサミスをうちも見習わなくちゃね
ざっきー
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